スーパーでたくさんのお肉や野菜を買った時に便利なのが、小分けして保存できる「ジップロック」です。冷凍保存ができて電子レンジでも使えますし、サイズも豊富なので常備している方も多いのではないでしょうか。
ファスナーもついて便利なジップロックですが、真空状態して保存できれば更に便利ですよね。専用の道具が必要なイメージがありますが、ちょっとした工夫で簡単に真空状態にできるんですよ!
そこで、ジップロックを簡単に真空パックにして保存する方法を4つ紹介しますのでぜひ覚えてくださいね!
ジップロックを真空パックにする方法
ぎゅっと空気を押し出す
ジップロックだけで真空パックにしたい時は、ひたすら中の空気を押し出しましょう。手順は次の通りです。
1.ジップロックの開け口を1cmぐらい開いたままにして、ファスナーを閉める。
2.中の食材が飛び出さないように注意しながらジップロックをたたみ、空気をファスナー方面へ押し出す。
3.空気が抜けたら素早くファスナーを閉める。
この方法はパスタなどの乾物や、一つ一つの形が大きい乾燥した食材を密封する時に使える方法です。他に道具がない時にも使え、緊急時や屋外でも活用しやすいですね。
ただし空気は完全に抜けませんし、柔らかい食材や液体だと中身が飛び出しやすいので注意してくださいね。
□魚を冷凍する場合はチャック付ビニール袋がベスト
*魚の切り身や柔らかめの塊肉なら、この方法で空気が抜けますよ!
ストローで空気を吸い出す
袋の中を真空状態にするなら、空気を吸い出すのが確実です。ポリ袋などを密封にする市販の機械も、原理としては「中の空気を吸い出してから密封」しているんですよ。
家にある道具で簡単に空気を吸い出したいなら、ストローを活用しましょう。
1.ストローをさしたままジップロックのファスナーを閉める。
2.中から空気を押し出す。
3.自分でストローを軽く吸って、中の空気を吸い出す。
4.素早くストローを抜き、ファスナーを閉め切る。
ストローを使う方法は最初に紹介した押し出す方法よりも、中身がこぼれにくい特徴があります。最後に空気を吸い出すことで、更に真空状態にしやすいんですよ。
ただし空気を押し出す方法と同じように、液体や柔らかい食材は飛び出しやすい点は注意が必要です。口で吸い出すと唾液が食材に混ざる危険もありますし、吸い込みすぎて食材が口に入ることもあります。
また唾液が混ざった時は諦めるなど、慎重に空気を吸い出してくださいね。
テーブルなどの角を利用する
煮卵などの液体の食材を密封したいなら、テーブルの角を利用する方法があります。
手順は次の通りです。
1.ジップロック内の液体のフチの部分と、テーブルの角に合わせる。
2.角の下で液体部分がぶら下がるようにしながら、ジッパー部分をテーブルの上に乗せる。
3.素早くファスナーを閉める。
固形や粉状の食材ですと空気が抜きにくいので、ストローで吸い出す方法などと併用したいですね。
□ジップロックを簡単に真空にする方法(味付け煮卵)
*手順に関しては、映像で見ると「なるほど!」となりますよ。
ボウルと水で空気を追い出す
煮卵やタレにつけたお肉などの液体入りの食材を密封したいなら、水の入ったボウルを活用しましょう。他の方法よりも真空にしやすいですし、失敗しにくいので特におすすめですよ!
手順は次の通りです。
1.ジップロックよりも大きいボウルや鍋に、たっぷり水を入れる。
2.1cm程度残してファスナーを閉めた食材入りのジップロックを、静かにボウルに入れる。
3.ジップロックを慎重に、ファスナーギリギリまで水に沈める。
4.水圧で中の空気が抜け出るので、素早くファスナーを閉めてボウルから取り出す。
5.ふきんやキッチンペーパーで水気を拭き取り、保存する。
この方法の最大の特徴は、中の食材がどんなものでも真空状態にしやすいことです。しかも水圧で空気を追い出すため、食材を潰してしまう失敗も防げます。
衛生面でも安心ですし、コツをつかめば誰でも出来る方法なのもうれしいですね。大量に真空パックするときも素早くできそうです。
ただしファスナーから水が入る可能性があるので、慎重に作業を行いましょう。不安ならストローをさしてから、静かに水に沈めるとより確実ですよ!
□【裏技】ジップロックを簡単に真空パックにする方法
*ジップロックと同じぐらいの大きさの深い鍋を使うと、更に簡単に空気が抜けやすくなりますよ。
真空保存で美味しさ長持ち!
食材は空気に含まれる酸素に触れると、酸化して傷みやすくなります。そのため空気を触れないようにして保存すると、通常より長持ちするんですよ。
ジップロックは密封して保存するのに便利ですが、真空状態にするには工夫が必要です。ボウルと水が用意できれば真空状態にできますし、道具がなければ押し出してなるべく空気を抜きたいですね。
食材をおいしいまま保存したいなら、ジップロックから空気を追い出して真空状態で保存しませんか?
コメントを残す