乾電池いろいろ

乾電池は常備しておくと、いざという時にとても便利。懐中電灯や防災ラジオとともに常備しておきたいですし、リモコンなどでも日常的に使いますよね。

そんな乾電池ですが、リモコンなどの中で液漏れしていた経験はありませんか?

実はこの液漏れ、放置しておくと大変な事になるんですよ!

そこで、
・乾電池の液漏れの原因
・乾電池から液漏れしたときの対策
・乾電池の液漏れを防止する方法

について順に紹介するので、ぜひ覚えてくださいね!

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なぜ液漏れするのか。なぜ白い粉になるのか。

乾電池の仕組み

乾電池の液漏れを説明する前に、乾電池の仕組みを簡単に説明します。

乾電池内部には「炭素棒」が埋め込まれ、その周囲に

  • 「復極剤(減極剤、消極剤)」
  • 「電解液(電解質溶液)」

というもので覆われています。

この2つの成分が化学反応を起こすことで、電気を生み出しています。

乾電池6つ

電解液が漏れてくる

乾電池の液漏れは、電解液が漏れ出ることで発生しています。

乾電池内部で電気が作られる際には、実はガスも発生しているんですが、通常であればガスは乾電池内にとどまり、外部に出ることはありません。

しかし乾電池に負荷がかかり、一度に大量のガスが発生することが。たまり過ぎたガスは爆発する可能性があるため、ガスを逃す仕組みが組み込まれています。

この時にガスとともに電解液が漏れ出し、液漏れとなってしまうんですよ

電解液の正体は

電解液の主成分は、乾電池の種類によっても違ってきますが、

  • アルカリ電池の主な成分は、水酸化カリウム(強アルカリ性)
  • マンガン電池の主な成分は、塩化亜鉛(弱酸性)

となっています。

特にアルカリ乾電池に含まれる水酸化カリウムは、外部に漏れると空気内の二酸化炭素と反応して白い粉へ変化します

放置した乾電池に白い粉がついているのは、すでに液漏れしている証拠なので注意したいですね。

乾電池から漏れ出る原因は

乾電池の液漏れは、次のような状況で発生しやすくなります。

  • 切れた乾電池を器具内に放置している。
  • 器具内に乾電池を入れっぱなしにしている。
  • 古い乾電池と新しい乾電池、あるは違うメーカーの商品を混ぜて使う。
  • 乾電池が古くなって内腐食が始まった。

この中の「乾電池が古くなった場合」に関しては、錆びて容器がもろくなることが液漏れの要因に。他には、乾電池に必要以上の負荷がかかることが原因となります。

特に懐中電灯などの中に入れたままにすると、電源を入れていなくても乾電池はゆっくりと消耗。やがて「過放電」という、ガスが大量に発生しやすい状態になってしまいます。

また乾電池が切れているのに入れたままにしても、器具が動かせないけれど電気を放出。その結果「過放電」状態となって、液漏れを引き起こしてしまうんですよ。

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乾電池が液漏れした場合の対策は

すぐ取り外す

器具内で液漏れを発見したら、すぐに乾電池を取り外して処分しましょう

また器具内に液漏れが残っていたら、綿棒やウエットティッシュなどで丁寧に拭き取ることが大事です

もし拭き残しがある状態で新しい乾電池を入れると、そこから腐食が発生する恐れが。再び液漏れの原因ともなるので、必ずきれいに拭き取りましょう。

素手で触らない

乾電池を処分したり器具を綺麗にする際には、必ずゴム手袋をつけて作業を行いましょう

特にアルカリ電池の場合、漏れ出る電解液は強いアルカリ性です。素手で触れると手荒れとなるばかりか、目や口に入ると非常に危険。

万が一触れてしまったら流水でしっかり洗い、目や口に入ったときは医師の診察を受けましょう。

液漏れを防止するには

乾電池一つ

長期間使わないときは外す

液漏れが一番発生しやすいのは、長時間放置した器具の中。毎日使わないものなら、使用後に取り外すことで液漏れ予防につながります

防災用家電の場合は、+(プラス)端子と器具、また-(マイナス)端子と器具の間に「紙」を挟んで電流が流れないようにするのもアリ。

リモコンなど毎日使用するものであっても、時々は乾電池の液漏れがないかチェックするようにしましょう。

同じメーカーの新しい乾電池を

乾電池は同じ規格で製造されていますが、メーカーや乾電池の種類によって性能に差があります。ですので、違うメーカーの商品を混ぜて使うと、過放電の原因にもなりかねません。

乾電池を交換するときは、必ず同じメーカーの同じ乾電池を使いましょう

保管場所を選ぶ

未使用の乾電池でも、放置すると液漏れすることがあります。そのため乾電池が錆びにくい、湿気の少ない冷暗所で保管しましょう

冷蔵庫での保管が最適とも言われていますが、食材などの水分で錆びる可能性も。また冷蔵庫から出した後の温度差で水滴がつくこともありますね。

できれば乾電池の保管先としては、冷蔵庫は避けて別の保管場所にするのが望ましいですね。

便利だからこそ気をつけたい

最近では使用期限が明記された製品や、液漏れ保証のある製品も誕生している乾電池。また防災用に液漏れしにくい製品も開発され、安心して使える乾電池が増えてきています。

しかし乾電池がどんなに良い製品でも、使い方を誤れば液漏れの可能性が。古い乾電池と混ぜて使用したり、入れたまま何年も放置することはぜひ避けたいですね。

生活の中で乾電池が使われているケースはとても多いと思います。だからこそ時々チェックして、乾電池の液漏れをなくすように気をつけましょう!