年末が近づいてくると、社内で「忘年会のお知らせ」が回ってくることがあります。そんな会社の忘年会では、ちょっとした挨拶を求められることも。
事前に頼まれていても悩むことが多い挨拶ですが、直前に頼まれたらもっと慌ててしまいますよね。
そんな時にある程度の挨拶のパターンを覚えておけば、焦らず挨拶ができるんですよ!
そこで、忘年会の挨拶を頼まれたときに役立つ、挨拶をする時のポイントと場面ごとの例文を紹介するのでぜひ参考にしてくださいね!
忘年会の挨拶のポイント

挨拶を頼まれると、あれもこれも言わなければと思いませんか?しかし長すぎる挨拶は敬遠されるばかりか、マイナス評価につながることも。
例えば、締めの挨拶が長引けば、タクシーを待たせている人などはイライラすることもありえます。
忘年会は朝礼などの訓示の場ではないので、ためになる話は必要ありません。1分以内で短くまとめて、気持ちよく忘年会を楽しめるようにしましょう。
忘年会の挨拶、シチュエーション別の例文
会社の忘年会で挨拶を求められるパターンは、次の3つが考えられます。
- はじめの挨拶(開会宣言)
- 乾杯の挨拶
- 締めの挨拶
この3つの挨拶について例文も交えて順に紹介していきます。
はじめの挨拶
「はじめの挨拶」は、幹事や上司が行うことがほとんど。そのため頼まれることは少ないかもしれませんが、簡単な例文を念の為、覚えておきましょう。
本日幹事(司会)を担当いたします、(自分の名前)と申します。
短い時間ではありますが、どうぞ楽しい時間をお過ごしください。
ここでのポイントは、どこの忘年会なのかを伝えること。また一年の労をねぎらうのが忘年会の目的なので、そのことにも触れるとより親切です。
そしてはじめの挨拶なので、短く切り上げて次にうつりましょう。
司会は幹事の(自分の名前)ですので、なにか困ったことがあったら私まで一言お願いします。
長い話をしても聞いてませんよね?それでは、どうぞ楽しい時間をお過ごしください!
部署内の人間関係が良好で、上司が話の分かる人であればこの様なくだけた挨拶でも大丈夫です。ただ一歩間違えると大学のサークルのような挨拶になるので、ある程度の節度は守りたいですね。
乾杯の挨拶

「乾杯」をしたら食事となるので、挨拶は待たせることなく短くまとめましょう。
どうぞ皆様、お手元のグラスをお取りくださいませ。
酷暑や台風で大変な一年でしたが、来年が良い年になりますよう今日は楽しみましょう!
乾杯!
一年の労をねぎらう内容とするなら、今年あった出来事を軽く盛り込んでみましょう。また社内で大きな出来事があれば、その内容を盛り込むのもあり。
いずれにしても軽く触れるだけで、長々と話さないことを心がけたいですね。
今年一年良いことも大変なこともありましたが、忘年会で全て出し尽くしてしまいましょう。
それではご唱和くださいませ、乾杯!
特に言うことがなければ、すぐ乾杯の音頭を取ってしまいましょう。
締めの挨拶
「締めの挨拶」で注意したいのが、「最後」「終わり」といったフレーズは避けること。「お開き」「締め」と言い換えると、縁起担ぎとなって印象が良くなりますよ。
今年は大変なことも数多くありましたが、皆様のおかげで無事1年を過ごせたかと思います。
改めて来年もお互い協力しあい、より素晴らしい成果を達成しましょう。
本日はお忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございました!
部署をまとめる立場であるなら、労をねぎらう内容を盛り込むと締めにぴったり。その上で来年に関する前向きな言葉を加えると、一年の終わりにふさわしいものとなります。
(二次会の予定があるなら、ここで場所・時間などを伝える)
それでは締めの挨拶といたしまして、(万歳三唱・一本締め・三本締めなど)でお開きといたします。
万歳三唱は、最後に万歳を三回繰り返すこと。一本締めは「お手を拝借」と言ったあとで全員で三三七拍子を一度だけ行うものです。
一本締めと違って、三回繰り返すのは「三本締め」、一度だけ手を叩くのは「一丁締め」ですので、これらと間違えないよう注意しましょう。
忘年会の挨拶は簡単に
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・新年会の締めの挨拶の仕方や手順について。例文も紹介!
会社や部署内での忘年会は、上司も出席するため改まった席ではあります。ですが、一年の苦労をねぎらうための場のため、それほど堅苦しくする必要はありません。
挨拶も同様で、短くまとめることが良い挨拶となるポイント。その中で一年の苦労と来年への抱負を少し盛り込めば、より良い挨拶となりますよ。
楽しいひと時のために、あまり喋りすぎないことを心がけて文章を考えましょう!
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