
卒団式という言葉をご存知ですか?
これは主に小学生のお子さんが所属しているスポーツ団を卒業する時に行う行事。
その卒団式では、父兄の代表が挨拶を行うことがあります。もし挨拶を頼まれた場合、どのような内容で挨拶をすればよいのでしょうか?
そんな気になる、卒団式での挨拶のポイントを文例とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
卒団式の挨拶のポイント
ほどほどの長さで
卒団式の参加者の大半は小学生です。
思い出してみると、朝礼などで挨拶の長い先生はイヤでしたよね?そして良いことを先生が言っていても、長い挨拶は頭に残りませんでしたよね?
ですので、挨拶はわかりやすく簡潔に話せるようにまとめておきましょう。

子供を褒めよう
卒団式の主役は、スポーツ団などから旅立つ子供たち。まずは子供たちの活動を褒め、その上でどこが良かったのかを具体的に述べましょう。
例えば、
- 好成績を残した試合のこと
- 負けたけれど善戦した試合のこと
なども良いですね。
あるいは、
- 試合外でも挨拶が出来ていた事
- 後片付けなどをしっかり行った点
なども褒めたいところです。
スポーツ団では成績ももちろんですが、挨拶や片付けといった部分も学ぶ場所。様々な角度から子供の成長を褒め、下級生の目指すべき目標であることを指し示したいですね。
またスポーツ団は子供だけでは活動は無理で、必ず指導者や見守る大人が関わってきます。そのため尽力してきた指導者にも、ねぎらいの言葉を入れましょう。
次世代へのエールを
卒団の挨拶では、次の世代となる下級生に向けたメッセージも盛り込みましょう。
- 先輩を目標にしてほしい
- 先輩のできなかったことを達成してほしい
といったことなどですね。
そういったエールを送ってあげると、自分たちも頑張ろうという気持ちが高まりますよ。
卒団式の挨拶の文例
基本的な例文
スポーツ団となれば、参加者は全員見知った方々。それほど難しく考えずに、こちらのような気軽な文書はいかがですか?
卒団おめでとうございます。
優勝(あるいは目標)目指して頑張ってきた皆さんなら、
新しいステージでもきっとがんばれます。
大変なこともあるかもしれませんが、
(スポーツ団の名前)魂で乗り越えてください!
最上級生が抜けた後は、
○○のみなさんが頑張る番です。
先輩を追い抜け追い越せを目標に、
更に上を目指してください。
また今日までご指導いただきました、
○○先生にも御礼を申し上げます。
ときに厳しく時に暖かな指導は、
父兄といたしましても本当に励みとなりました。
最後に、
父兄の皆さん、
指導者の皆様、
そして(スポーツ団)の皆さん、
今までありがとうございました。
これからのご活躍をお祈りいたします。
挨拶のポイントは、卒団する側にもこれから最上級生となる側にも「頑張れ!」と応援する姿勢であること。その上で指導者にも「お礼」を述べるなど、基本を押さえた挨拶となっています。
ここに成績や良かった点などを追加すれば、オリジナリティあふれる挨拶となりますよ。

子供の頑張りを褒める例文
特に優秀な成績だったり、あるいは下級生の模範となっていた最上級生。そんな子供たちの良かった点を褒めたいなら、次のような挨拶はいかがでしょうか。
6年生の皆さん、卒団おめでとうございます。
皆さんは(スポーツ団名)初の○○大会優勝という、
輝かしい成績を残しましたね。
これは下級生も含めた、
みんなが頑張った結果なので誇りを持ってください。
また優勝しただけでありません。
試合後の後片付けや用具の扱いなど丁寧で、
その点も誇らしい6年生でした。
下級生の皆さんも、
卒団する先輩以上を目指して頑張ってください。
そしてこのような成績を残せたのも、
○○先生のご指導のおかげでもあります。
挨拶といったスポーツ以外の指導も含め、
本当にありがとうございました。
最後になりますが、
(スポーツ団)のさらなる飛躍を願い、
締めの挨拶といたします。
今日までありがとうございました!
今回ご紹介した例文では「優勝」としましたが、この部分はそれぞれに有ったものに変更しましょう。
また成績メインではなく、後片付けや挨拶を褒める事をメインしても良いですね。
新しい旅立ちを
【関連記事】
小学校の子供に贈る親からの卒業メッセージ!例文もご紹介!
小学校の卒業式で送る祝電のポイントは?送る相手別の文例も紹介!
卒団式はそれまで頑張ってきた事をねぎらい、これからを応援するためのセレモニー。同時に指導者にも今までの感謝を伝え、また下級生を励ますためのセレモニーとしたいものです。
卒業式とは違ってそれほど厳格な場ではないため、挨拶もそこまでかしこまらなくても大丈夫。長い挨拶は子供に嫌われますし、難しい言い方よりもわかりやすい言い方がおすすめです。
卒団式の挨拶で、新たな環境へ旅立つ子供たちへ元気にエールを送りたいものですね。
コメントを残す