
日本では、大型連休といえば4月末から5月始めにかけてのゴールデンウィークが有名ですが、秋には「シルバーウィーク」があります。
「シルバーウィーク」は9月の連休のことを指しますが、年によって連休の長さが違ってくるんですね。2019年はどうなのでしょう?
そこで、
- シルバーウィークの名前の由来
- 2019年のシルバーウィークは何連休?
- 過去に大型連休となったシルバーウィークの年は?
- 次に大型連休となるシルバーウィークの年はいつ?
…といった内容にについて紹介しますので、カレンダーを見ながらぜひ覚えてくださいね!
目次
シルバーウィークの名前の由来
現在は敬老の日の前後の連休
シルバーウィークは、9月の第3月曜日の「敬老の日」前後に発生する連休のことです。
かつて敬老の日は9月15日に固定されていましたが、2003年(平成15年)より「9月第3月曜日」に変更されました。そのため土曜日に休むことができれば、土・日・月(祝日)の3連休は必ず発生します。
また9月22・23・24日のいずれかが秋分の日となるため、その年によっては、4連休、あるいは5連休となるんですよ。
2008年末にシルバーウィークという言葉が生まれた

シルバーウィークという言葉が生まれたのは、2008年(平成20年)の末頃。三菱電機ビルテクノサービスが2008年11月に行ったアンケート調査がきっかけです。
後述しますが、2009年の9月は5連休があり大型連休になるため、「2009年の秋の大型連休の名前は?」というアンケートを行ったわけです。そして結果「シルバーウィーク」が一位となり、ニュースとして報道されました。
参考リンク:2009年カレンダーについての調査報告書
その後、旅行会社などがこの「シルバーウィーク」の名前を使うようになり、定着したんですね。
シルバーウィークという回答が多かったのは、ゴールデンウィークと対になるからという意見がありました。また高齢者を「シルバー世代」と呼ぶことから、敬老の日を含む連休にピッタリだという意見もあったんですね。
かつては11月がシルバーウィークだった
1950年代の映画業界では、文化の日を中心とした期間を「シルバーウィーク」と呼んでいました。
実は「ゴールデンウィーク」も映画業界から生まれた言葉で、連休に映画を見よう!ということで宣伝していたんです。
ゴールデンウィークは一般に定着しましたが、シルバーウィークは残念ながら定着しませんでした。時期は違いますが約50年後に名称が復活したのは、なんだか面白いですね。
2019年のシルバーウィークは何連休?
3連休が2回

2019年(令和元年)のシルバーウィークですが、残念ながら大型連休とはなりません。
敬老の日は9月16日(月)で最大3連休となります。とは言え、秋分の日(9月23日)周辺も土日が含まれる関係で最大3連休となります。
- 9月14日(土)休み
- 9月15日(日)休み
- 9月16日(月)敬老の日
- 9月21日(土)休み
- 9月22日(日)休み
- 9月23日(月)秋分の日
2週連続で月曜日が休みの3連休となるため、週明けの気持ちが少し楽になりますね。
過去に大型連休になったシルバーウィークは?
2009年と2015年に5連休!
シルバーウィークの最大連休は、土曜日を含めて最大5連休となります。
過去には、シルバーウィークの名称が生まれるきっかけとなった2009年(平成21年)、そして2015年(平成27年)が5連休でした。
2009年と2015年は、ともに敬老の日は9月21日(月)で、秋分の日は9月23日(水)でした。そして間の9月22日(火)が祝日と祝日に挟まれ、法令(祝日法)によって「国民の休日」となります。
これにより9月19日(土)~9月23日(水)の、5連休が誕生したんですよ!
- 9月19日(土)休み
- 9月20日(日)休み
- 9月21日(月)敬老の日
- 9月22日(火)国民の休日
- 9月23日(水)秋分の日
次に大型連休となるシルバーウィークの年はいつ?
次は2026年の5連休!
次にシルバーウィークが大型連休となるのは、2026年(令和8年)です。
2026年も、2009年や2015年と同じく、敬老の日が9月21日(月)・秋分の日が9月23日(水)なので、平日の休みに挟まれる9月22日(火)は、法律(祝日法)により「国民の休日」となります。そのため土曜日を含めれば5連休になりますね。
- 9月19日(土)休み
- 9月20日(日)休み
- 9月21日(月)敬老の日
- 9月22日(火)国民の休日
- 9月23日(水)秋分の日
ただし秋分の日の日にちについては、国立天文台の「暦象年表」に基づいて前年の2月1日に閣議で決定されます。
つまり2025年の2月1日までは、正式には秋分の日は23日と決まっているわけではありません。とは言え、暦通りであれば9月23日になりますので、5連休であることには違いないですね。
2020年は最大4連休!
2026年まで待てない!という方には、2020年(令和2年)の9月には4連休があります。
2020年は敬老の日が9月21日(月)で、翌日の9月22日(火)が秋分の日となります。そのため土曜日も含めると、以下の通り4連休となるわけです。
- 9月19日(土)休み
- 9月20日(日)休み
- 9月21日(月)敬老の日
- 9月22日(火)秋分の日
2020年は東京オリンピックが開催されるため、10月第3月曜日の体育の日が7月24日(金)に移動します。結果として秋の祝日が1日少なくなってしまいます。
その分、9月の最大4連休を、たっぷり楽しみたいですね。
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シルバーウィークで秋を楽しもう!
大型連休と言われると春のゴールデンウィークの印象が強いですが、秋にも連休が登場します。シルバーウィークは土曜日に休むことができれば、最低でも3連休にはなるんですね。
過去には最大5連休となる年もありましたが、近いところでは2020年に最大4連休となります。連休が続けば遠くまで遊びに行きやすいですし、ゆっくり休んで疲れを取ることもできますね。
秋は気候もよく食べ物も美味しい季節なので、9月のシルバーウィークにはたっぷり楽しみたいですね。
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