ビジネスシーンでは様々な横文字が使われ、意味が分からず後で困ることもよくあります。また略語が使われることもあり、そちらの意味も慌てて調べることもあるのではないでしょうか。
そんなビシネス用語の一つとしてあげられるのが、「リスケ」。
ビジネスでは良く使う言葉の一つですが、わかったつもりで使っている人も、もしかしたら間違って覚えているかも知れませんよ?
そこで、リスケの意味と正しい使い方について例を交えて紹介しますので、ぜひマスターしてくださいね!
リスケとは?リスケの意味は?
リスケジュールの略語
リスケは、「リスケジュール」という単語を省略したものです。
リスケジュールとは、英語で「reschedule」という綴り。
「re‐schedule(リ・スケジュール)」とすると、意味が分かりやすいのではないでしょうか。
スケジュールとは、日程・予定表という意味の名詞。ここに「Re」がつくことで、改めて予定や計画を立てるという意味の動詞へと変化します。
これらの意味からリスケは、
- 計画を変更する・予定を変更する
…という意味で使われるんですよ。
金融関係でのリスケ
リスケには、計画変更・予定変更といった意味合いがあります。
しかし金融業界でリスケといった場合、次の意味となります。
- 返済が困難になった場合に、借入条件や返済期間などの変更を申し込むこと。
こちらの意味で使われる場合、どちらかと言えば先延ばしの意味が含まれます。そのため相手にとって、あまり良い意味に取られないことも。
金融業の方との会話で使う場合、こちら側の意味に取られないように注意しましょう。
「リスケする」の使い方は
予定を変更して
リスケの使い方ですが、一番使いやすのが会議などが変更になった時。スケジュールを変更したい場合などに、同僚・上司などに使うと良いでしょう。
- 来週の会議ですが、部長の都合により金曜3時からにリスケされました。
リスケだけだと「変更になった」という情報しか伝わらないため、可能なら変更後の情報も添えましょう。
特に会議の日時変更は、変更後の情報が重要。現時点では分からない場合は、分かり次第改めて伝えるようにしたいですね。
- 相手方から4時からにしてほしいと連絡がありましたが、リスケ可能ですか?
スケジュールを変更したい場合も、リスケという言葉を使えば端的に伝えられます。特に時間が迫ってる時は、すぐ伝わることは大切ですね。
- リスケしないと間に合いませんので、再考願います。
上司や先輩に計画変更を願いたい場合、長々と説明するのは逆効果なことも。会話を短くまとめられるリスケを活用して、期限を損ねること無く計画変更などを考えてもらいましょう。
金融関係でのリスケの使い方
特に注意して使いたいのが、金融関係でリスケという言葉を使う時です。
- 大変申し訳ありませんが、取引先の入金が滞っているためリスケ願えますでしょうか。
融資を受けている場合、よほどのことがない限り返済期間の変更は難しいものです。
返済金額の変更・返済日の順延などは、たとえ認められても信用度が下がる結果に。それでもどうしても変更せざるを得ないのであれば、誠心誠意願うしかないですよね。
こういった時になぜ変更してほしいのか理由を添えた上で、丁寧に相手に伝えましょう。
リスケを使うときのポイントと注意点
リスケは便利な言葉ですが、使いどころを間違えると大変なことに。そこで押さえたい使い方のポイントと、注意点を紹介します。
直接相手に伝える
既に出来上がっている計画や、わざわざ時間を空けて参加してもらう会議。それが急に変更となると、理由がどうであれ相手は不快に思う可能性があります。
また変更してほしい場合も、メールなど伝えるのは悪印象に。そのためリスケという言葉を使って情報を伝える際は、可能な限り、直接口頭で伝えましょう。
使う相手を見極める
リスケという言葉は便利ですが、略語にありがちな「軽い」印象になりがち。特に相手に時間の変更を願う場合、軽い言葉ですと苛立たさせることもありえます。
また横文字の略語は、相手に通じない場合も。使う相手は同僚や直属の上司ぐらいまでにし、上役や重役へは使わないほうが安心ですね。
なおリスケは日本でのみ通じる言葉なので、海外の方相手には使わないようにしましょう。
便利だが慎重に
リスケという言葉には、計画やスケジュールの変更という意味があります。
そのため会議の時間が変更となったり、プロジェクトなどが間に合わない時に使うと重宝します。
一方で金融業界では、融資や返済の延期を願う際に使われる言葉。こちらの意味で使う場合は、慎重に検討を重ねた上で発言しないと後々響くことも考えられます。
いずれにしても、ビジネスにおいては乱用は避け、効果的な場面で「リスケ」を使いましょう!
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