
春は旅立ちの季節。卒業や異動など、別れと新しい出会いの季節でもありますね。
お別れのときには、感謝の気持ちを込めてメッセージを贈りたいもの。
「色紙に寄せ書きをして贈る」と言う方も多いのではないでしょうか。
寄せ書きを書くときには、どんなメッセージを書いたら、相手の方に喜んでもらえるでしょう?また、それほど親しくなかった場合には、何を書いたらいいか迷うこともありますね。
そんな寄せ書きを書くときのポイントや書き方・注意点、例文について、まとめてみました。
寄せ書きのポイント
寄せ書きは、贈る相手と場面によって、気を付けるべきことに多少の違いがあります。でも、贈る相手を「気持ちよく送り出す」メッセージであることが基本です。

書く内容は
寄せ書きを書くときには、
- 基本的には相手を「褒める」
- 個人的なエピソード
- 次につながること
について書きましょう。
褒められてイヤな気分になる人はいませんし、最後にはやはりいい思い出を残したいものですからね。
印象的なエピソードも
また同じ意味で、その人との印象的なエピソードなどは、相手にとても喜ばれますよ。
そのようなことが無い場合には、「今度◯◯しましょう」など「これで最後」ではなく、次につながる書き方がいい印象を与えます。
寄せ書きの書き方
放射線状に
寄せ書きは「色紙(しきし)」に書くことが多いですね。
一般的には、色紙の真ん中に向かって「放射線状」に書きます。そして色紙の真ん中には、相手の似顔絵や名前、メッセージなどを書きましょう。
人数が少ない場合には、自由に好きなところに書くのでも大丈夫。逆に、人数が多いときは、あらかじめ色紙に鉛筆で線を引いておいてマス目状に書くのがおすすめです。
またメッセージを書き終わって隙間があれば、イラストやシールなどで埋めるといいですね。
目上の人に向けて書くときは
上司など「目上の人」に対してメッセージを贈る場合には、敬語が気になりますね。
「ございます」などと改まり過ぎる必要はありませんが、「です」「ます」と言った丁寧な表現を使いましょう。
同僚や仲のいい友人に向けて書くときは
同僚や仲のいい友人へのメッセージなら、ある程度くだけた表現もアリです。ただし、相手の性格は考えた方がいいですね。
また、暴露話やきわどい話などは絶対にNG。なぜなら、寄せ書きは他の同僚やご家族も見るからです。
全体の人数を考えて
寄せ書きを書くときには、全体の人数から自分のスペースを考えるようにします。字を書くときには「丁寧」に「気持ちを込めて」書くようにしましょう。
また、寄せ書きは、目下の者から順番に書いていきます。
目上の方に最初に書いていただいては、後に書く人が影響を受けかねません。目上の方を敬う意味でも、最後に書いていただくようにしましょう。
NGワードに注意!
結婚祝いや出産祝いなどで寄せ書きを贈る場合には、NGワードに気を付けましょう。
「そんなつもりじゃなかった…」と言う失敗は、なるべく避けたいもの。次の言葉などは使わないように気をつけたいですね。
- 結婚では: 帰る、去る、飽きる、終わる、破れる
- 出産では: 落ちる、流れる、絶える、消える
- 栄転では: 落ちる、失う、燃える、倒れる
寄せ書きの例文をご紹介!
実際にどんな寄せ書きを書けば良いのか気になりますよね。
そこで、以下の贈る相手と場面に応じた寄せ書きの代表的な例文を集めてみました。
- 送別・退職の寄せ書き
- 卒業する先輩への寄せ書き
- 恩師・塾の先生への寄せ書き
- 結婚祝いの寄せ書き
ぜひ参考にしてみて下さい。

送別・退職の寄せ書き
〇〇さん、在職中は色々とお世話になりました。
これからもお体を大切にいつまでもお元気で。◯◯さんの笑顔にはいつも元気をもらっていました。
新天地でもその明るい笑顔で場を盛り上げてください。〇〇さん、定年退職おめでとうございます。
◯◯さんがいなくなるのはとても寂しいです。
たまには顔を見せに来てくださいね。〇〇さん、定年退職おめでとうございます。
何もわからない新入社員の私に、丁寧に教えて頂いたことは私の宝です。
今後のご活躍とご健勝をお祈り致します。
卒業する先輩への寄せ書き
〇〇先輩、卒業おめでとうございます。
春からは会えなくなると思うと寂しいですが、身体に気をつけて頑張って下さい〇〇先輩、卒業おめでとうございます。
初めて◯◯部に入った日、緊張していた私に優しく声をかけてくださったのがすごく印象に残っています。
◯◯さんの笑顔が◯◯部から無くなってしまうのは寂しくてたまりませんが、
新しいフィールドでのご活躍お祈りしております。
恩師・塾の先生への寄せ書き
◯◯先生(さん)のおかげで、希望していた◯◯校へ合格する事が出来ました!!
本当にありがとうございました!〇〇先生(さん)、厳しかったけど、その厳しさがあったから私は成長できました。
本当にありがとうございました!
結婚祝いの寄せ書き
ご結婚おめでとうございます。
お二人でつかんだ幸せ、大きく、大きく育ててください。
お二人のさらなる飛躍をお祈りいたします。ご結婚おめでとう。
どんな宝石の輝きも、今日のお二人の笑顔にはかなわないでしょう。
いつまでもお幸せに。今、そこにあるそのまっすぐな笑顔を互いに胸に刻んで進んでいってください。
おめでとうございます。
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寄せ書きはマナーを守って

寄せ書きを書くときには、相手の方に喜んでもらえるメッセージにしたいですね。それまでに色んなことがあったとしても、最後は「感謝」で終わるようにしましょう。
それほどお付き合いのなかった人へのメッセージを頼まれても、むげに断ったりせず、「当たり障りのない」メッセージを書くようにします。また、本当にお世話になった方へのメッセージならその方との思い出深いエピソードを盛り込んで、自分の素直な気持ちを伝えるようにしましょう。
最後に気持ちのよいメッセージを贈ることができたら、もらった方はもちろん贈った方もほっこりすることができるんじゃないでしょうか。
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