同じ職場で女性の同僚が産休に入ることは、とても嬉しくまためでたいことであります。産休に入る方にとっても、嬉しさと不安でいっぱいの日々となるかも知れません。
一方で職場復帰の予定であっても、本当に戻れるのか不安が残るかも知れません。そんな産休へと入る方に送るメッセージは、どの様なものがふさわしいのでしょうか。
押さえたいポイントや、適切な例文など、産休に入る方へのメッセージについて紹介します!
産休に入る方へ贈るメッセージのポイント
居なくなる事を強調しない
他人にはわかりづらい事ですが、妊娠中の女性は精神的に不安定な部分があります。
子供を産むという事は現代でも命がけですし、生まれた命を育てる事への不安もあるかも。更に産休に入ることで、社会との接点が薄れてしまうことへの不安を感じているかも知れません。
そんな時に、励ましのつもりの不用意な言葉を使ってしまうと、本人にとって深い傷となってしまうことも。
特によく使われる、「今までお世話になりました」などの言葉には要注意。過去形で書いてしまう言葉には、「不要である」というニュアンスも感じてしまいがち。産休・育休を経て復帰する予定なのに、「私は要らないの?」と余計な不安を感じさせてしまいます。
同様に「お疲れ様でした」のような、退職とも取られかねないメッセージもできるだけ避けましょう。
子供に対する言葉は慎重に
ついやってしまいがちなことが、生まれてくる子供に対する期待の言葉。
まだ性別がわからないうちに、「男の子なら、女の子なら」と性別に触れてしまうのはNG。すでに生まれてくる子供の性別が判明していても職場に知らせていない場合もありますし、触れてほしくない話題かも知れません。
また生まれてくる子供が元気な子で有って欲しいですが、それを断定する言葉も避けましょう。
気持ちは伝わりますが、過剰な期待と捉えて重く感じる可能性があります。
頑張れは難しい
出産・育児は大変というイメージがあり、つい「頑張って」と励ます言葉をかけてしまいがち。
ところが頑張っているのにこれ以上無理と、受け取られてしまうこともありえます。頑張れと励ますよりも、楽しい事を書くほうが気持ちが楽になるもの。
復帰後に同じように働ける事や、頼りにしたいから待っている事などを伝えるほうが無難です。
どうしても日本の場合、出産・育児を減ると以前と同じく働く場がなくなる不安がつきまといます。そんな不安をかき消すような、経験を積んで戻ってくる事を待ち望むような言葉を使いましょう。
産休の方に送るメッセージの例文
同僚の場合
年の近い同僚の場合は出産・育児のいたわりよりも、職場の仲間という点を強調したほうが良いでしょう。
特に同性の同僚ですと、余計な一言で、変な受け止め方をされる可能性があるからです。
・新しい経験を積み成長して戻ってくる日を、職場で楽しみにしてるね。
・まずは健康に気をつけて。元気に復帰する日を楽しみにしてます。
・まるで自分の事のように嬉しく感じてます。子供の誕生を職場から楽しみにします。
後輩から先輩へ
後輩の場合は、今までの感謝と復帰後の事についてを書くとよいでしょう。
・再びご指導いただける時まで、職場で楽しみにしてます。
・復帰後にお話が聞ける事を、今から楽しみにしています。
・先輩が新たな経験を積むように、自分も復帰した時に成長したと思えるように努力したいと思います。
先輩から後輩へ
先輩としてどうしてもアドバイスしたいこともありますが、時には余計な一言になることも。
暖かく見守るといった言葉のほうが無難ですし、ありがたいかも知れません。
・体調に気をつけて、無理なく過ごして下さい。
・復帰後に再び仕事ができることを、楽しみにしてます。
・一段落付いたら、ゆっくり話を聞かせて下さいね。
それほど親しくないが、メッセージが必要な場合
同じ職場でも特に接点がないけれど、一言求められることもあるかも知れません。
そういう時は気の利いた一言よりも、差し障りのない一言の方が無難です。
・お体に気をつけて下さい。
・元気に復帰する日をお待ちしています。
・母子ともに元気であることをお祈りしております。
そっとしてあげる事も大切
産休に入る方へのメッセージには、応援したい気持ちも、頑張れという気持ちも込めたくなります。
また、復帰後も同じ職場で働ける仲間だという点も、思わす強調したくなるかも知れません。
しかし気持ちを込めた一言は、時として重く感じてしまうことも。職場で付き合いがある程度の関係であれば、そっと一歩引くぐらいの距離感を保つことも大切です。
母子ともに健康で職場に元気よく復帰する日を願いながら、優しい言葉をメッセージにしましょう!
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