昭和の時代には福利厚生として社内運動会等の社内イベントがよく行われていました。平成の時代になって、実施する会社が少なくなってきましたが、寂しいという意見もあれば、良かったという意見も聞かれます。
しかし、実は社内運動会に関しては、令和の今の時代、改めて見直されて人気になっているんですね。
そんな社内運動会を行うメリットとデメリット、そして社内運動会で盛り上がるおすすめの競技種目について紹介していきます。
社内運動会を行うメリットとデメリット
社員同士の交流が生まれる
社内運動会を行えば、同じ場所に社員がほぼ全員集まることになります。そして運動会はチーム対抗戦で行うことが多いため、部署など関係なくチームが組まれますよね。
知らない人同士で同じ競技を行う中で、自然と会話も生まれます。社内運動会は、これまで会話のなかった社員同士の交流のきっかけとなるんですよ。
社内で、一体感が生まれる
最近では「社内運動会を規格・運営を行うプロ」もいますが、社員による準備は必要です。社内運動会の当日も競技以外のスタッフとして、社員が動く必要な場合もありますね。
そのため「みんなで協力してイベントを成功させる」という一体感が生まれやすくなります。
仕事でも同じプロジェクト等であれば同様の一体感は生まれるでしょう。しかし基本的に仕事では失敗は許されません。それが運動会なら多少の失敗も良い思い出となりますし、一緒に頑張った経験は仕事でも活用できるものですよ。
体を動かすきっかけになる
社会人になると、意識しないと運動する機会は減っていきますよね。適度な運動は肥満予防や生活習慣病予防になりますし、ストレス解消にもつながります。
社内運動会の競技は、比較的簡単なものが多いので、体を動かすきっかけになりますね。
拘束時間が増えることを嫌う人もいる
社内運動会にはメリットもありますが、デメリットもあることを覚えておきましょう。
社内運動会では貴重な休日を会社のイベントで消費してしまいます。運動会は楽しいですが、休みを潰す価値があると全ての人が考えるわけではありません。
また勤務時間以外で会社関係者と付き合いたくないと、考える人もいることを理解しましょう。
※注:最近は、平日に社内運動会を開催する企業も増えてはいます。
運動が苦手・嫌いという人もいる
体を動かすことはリフレッシュにつながりますが、動かすこと自体が嫌いという人もいます。
運動そのものに苦手意識がある人や、できないことを人に見られるのが嫌という人もいますね。更には急に体を動かすことで、思わぬ怪我をしてしまう可能性も考えられます。
そうしたことも考慮するのであれば、体をあまり動かさないでも出来る競技を取り入れる…といった工夫も必要と言えますね。
社内運動会でおすすめの競技・種目は?
ポイントはみんなが参加できること!
社内運動会では、誰でも出来る競技をメインに行いましょう。
親子で参加できる競技や、運動が苦手な人でも参加しやすい競技が理想的ですね。できれば全員参加出来る競技も複数取り入れると、参加する楽しさが味わえますよ!
ラジオ体操で体をほぐす
運動会で急に張り切ると、思わぬ怪我をする可能性があります。そこで競技のはじめに、全員でラジオ体操を行って体をほぐしましょう。
ラジオ体操は第一と第二が有名ですが、体をほぐすことを目的に、あらゆる年代層にも適しているのは、ラジオ体操第一の方です。
3分ほどの軽い体操とは言え、ラジオ体操第一は約12kcal消費しますので、いい運動になりますよ。
借り物競争で盛り上がろう!
借り物競争は小学校の運動会でもおなじみの競技ですが、会社特有の借り物を用意することで盛り上がりますよ。
例えば次のような「借り物」を用意すると、ドタバタしますので、盛り上がりますね。
- 社長や上司本人
- メガネの人や黒のジャージの人といった、特定の条件を持つ人
- 椅子やバインダーなどの大きめで持ち運び可能な備品
ただし「好きな人」「嫌いな上司」のような、個人の考え(主観)に基づく借り物はトラブルのもとです。財布やスマホなどの貴重品もトラブルのもとになるので、借りる物は慎重に選びたいですね。
お馴染みの玉入れ
玉入れもおなじみの競技で、全員参加で入れた数を競うので盛り上がる競技の一つですね。
玉に投げ入れ方にも個性が出るので、みんなの意外な一面が見えますよ。
○×クイズで体も頭も動かす
○・×と書いてある床に移動する「○×クイズ」は、体も動かしつつ頭も動かせます。
出題する問題は、会社に関わる簡単なものにすると、より社内の行事らしさが生まれます。社長や幹部社員に関する問題にすれば、正解を本人から言ってもらえて良い演出にもなりますよ。
社内運動会で楽しい一日を!
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社内運動会は競技を通じて、社員同士の交流と団結力を高めるイベントです。仕事だけではわからない一面も見えますし、軽く体を動かすことでリフレッシュ効果も期待できます。
事前準備が必要ですが、企画を専用に受け持つ会社もありますので、負担は意外と少なくてもできますよ。
社員の貴重な休日を利用して行うイベントなので、できるだけ参加する方全員が楽しめるイベントにしたいですね。
社内運動会で楽しい一日を過ごし、明日からの仕事の活力としましょう!
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