みんなが大好きなカレーは、服についた時にシミになるものの一つですね。
学校給食でこぼしてしまった、家で食べた時に飛び跳ねてしまった・・なんて事もよく有るのではないでしょうか。目立たない色の服を着るという対策もありますが、それでもついたシミは目立ってしまいます
そんな手強いカレーの染みですが、実は簡単に落とせる方法があるんです。
白い服についてももう泣かない、服にカレーがついてしまった時の染み抜き方法についてご紹介します。
カレーのシミの原因は?
油だから落ちにくい
普段家で作るカレーは、カレールーを使う方が多いでしょう。そのカレールーには油脂が含まれていて、カレーのコクと旨みの元となっています。
しかし染み抜きの点で考えると、油分を含む汚れはかなり厄介。水溶性の汚れは水で洗えば落ちますが、油を含むと水洗いでは落ちにくくなってしまいます。
香辛料が落ちにくい原因?
油分以上に厄介なのが、カレー独特の黄色です。
あの黄色の主成分は、ターメリックという香辛料。ウコンともよばれるショウガの仲間です。着色料としても利用されますが、実はたくあんの黄色はターメリックの色でもあるんですね。
ターメリックは着色料として使われるだけあって、衣服につくと繊維を染めてしまう働きがあります。しかも油分に溶けやすい性質を持つために、しっかり衣服を染めてしまいます。
ほとんどのカレーにはターメリックが使われているので、この黄色には注意が必要ですね。
服についたカレーの染み抜きの方法は?
次のものを用意しよう
カレーのシミを落とすには、次のものを使います。
台所用の中性洗剤
食器洗い用に使われるものです。洗濯用の洗剤でもよいのですが、食べ物関係の汚れはこちらのほうがよく落ちます。
酸素系漂白剤
色柄ものにも使える、洗濯用のものを使用します。塩素系漂白剤は布地を傷めたり、色落ちする危険があるので使用を避けます。
その他、ぬるま湯がすぐ使える場所、タライ・歯ブラシがあると便利です。
カレーのシミの落とし方
次に、カレーの染み抜きの方法を紹介します。
- ウエットティッシュなどで表面の汚れを取り除く。
- シミ部分を水で濡らし一度優しくもむ。
- 台所用洗剤を数滴たらし優しく指で揉み込む。
- ぬるま湯で、洗剤を洗い流す。
- 色が残るようなら、もう一度(4)と(5)を繰り返す。
- それでも残るようなら、塩素系漂白剤を少し垂らして5分ほど置く。
- ぬるま湯で、よくすすぐ。
- その後はほかの洗濯物と一緒に、いつもどおり洗濯して干す。
手順としては部分洗いの基本ですし、パスタのミートソースも同様の方法で落とせます。
脂っこい食べ物汚れは台所洗剤で
と覚えておくと便利ですよ。
落とす時に気をつけること
シミ落としの際に気をつけたい点として、次のことが挙げられます。
ついたらすぐに落とす
全ての汚れは、時間が経つほど落ちにくくなってしまいます。理想はついたらすぐ洗うですが、難しい場合は最低でもカレーを拭き取るまでは行いましょう。
その上でウェットティッシュなどでで軽く叩くと、汚れの落ちやすさが変わります。
デリケート素材には歯ブラシで
洗剤を付けた後に指で優しく揉んでも、生地によっては毛羽立ちなどが発生することも。優しく取り扱い生地の場合は、柔らかい歯ブラシで優しく丁寧に叩きましょう。
歯ブラシを使うとこすりたくなりますが、もみ洗い以上に生地を痛める原因に。力を入れず優しくポンポンと叩いて、何度か繰り返して洗いましょう。
無理ならクリーニングに
水洗いできない生地の場合は、下手に家庭で洗うと取り返しのつかないことに。必ず洗濯表示タグを確認して、水洗いが出来る生地かどうかを確認しましょう。
家で洗えるものでもシミが残るようなら、プロのクリーニングに任せましょう。
インドでは太陽の力で落とす?!
カレーと言えばインドですが、インドでは服にカレーがついたときはどうしているのでしょうか。
実はついた部分をティッシュなどで取り除き、石鹸で洗って天日に干すだけだとか。
ターメリックの黄色は、「クルクミン」という物質で出来ています。このクルクミンは紫外線に弱く、長く当たると分解されてしまう性質を持ちます。そのため天日干しをすることで、ターメリックの黄色が分解されて消えてしまうんです。
素材によっては難しいかも知れませんが、可能なら外に干して漂白しましょう。
ちょっとの工夫でカレーも怖くない!
うっかりつけてしまったカレーのシミも、すぐに対処すれば後も残らずきれいに洗えます。ですが理想はカレーをつけないこと。子供は仕方がないですが、大人は事前に気をつけましょう。
例えばカレーを食べる時に、白い服を着ない。ハンカチなどでカバーして、つかないようにするなど。
それでも付いてしまってもなるべく早く落とせば大丈夫なので、美味しくカレーをいただきましょう!
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