表面に硬いトゲトゲがたくさん生えた、不気味な見た目から、「悪魔の実」と呼ばれている南国フルーツ「キワーノ」。
「人は見かけによらない」なんて言葉、よく耳にしますが、見かけによらないのは、この「キワーノ」もそう!
まだ、あまり市場で出回っていないフルーツですから、知らない方も多いでしょう。
そんな「キワーノ」の魅力を、これからたっぷり紹介していきたいと思います。
「キワーノ」はどんなフルーツなの?

キワーノは、ウリ科キュウリ属に分類されていて、キュウリ、メロンなどの仲間になります。
写真を見ればわかるように、トゲがたくさんあることから、和名ではツノニガウリ、英名ではHorned melon(ツノメロン)と呼ばれています。
原産国はアフリカで、アメリカやニュージーランド、オーストラリアなどで栽培されています。
皮は熟して食べ頃になってくると、緑から黄色・オレンジ色に変わります。
熟したキワーノを半分に切ってみると、中身は緑色。柑橘類のようなつぶつぶの果肉と、その果肉に包まれるように種がびっしり詰まっています。
外観だけでなく、中身も不思議なフルーツですね。
「悪魔の実」と呼ばれることに、納得してしまいます。
悪魔の実「キワーノ」の味は?!栄養面ではどうなの?
見た目は「悪魔の実」ですが、お味の方は?というと、実は、意外にも香りも味も特徴が薄く、「淡泊な味」といえます。果肉部分はゼリーのような食感。
ものすごく恐ろしい味がすると覚悟して食べてみたら、物足りなさに拍子抜けするかもしれませんね。
キュウリと同じく、種も果肉と共に食べられます。甘みはほとんど無く、酸味を少し感じる程度。バナナの皮を食べるとこんな味かも?!というような表現をされる方もいるようです。
そんな淡泊な味のキワーノですが、栄養面ではかなり優秀。中でもマグネシウム・カリウム・食物繊維が豊富に含まれており、様々な病気を予防する効果があります。
マグネシウムは、骨や歯を形成するのに大切なミネラル。骨粗鬆症の予防に役立ちます。
カリウムは、体内のナトリウムの排泄を促しますから、高血圧予防やむくみ解消を期待できます。
食物繊維は、便秘の予防につながります。
特に、キワーノの場合、水溶性・不溶性共に含まれていますから、便秘に悩む方にはオススメ。
食物繊維には、血糖値を緩やかに上昇させる効果もあり、糖尿病予防にもいいでしょう。
淡泊なキワーノの美味しい食べ方とは?
栄養面で優秀なキワーノ、是非健康のために食べたいですよね?
ただ、そのまま食べると、そんなに美味しくはなさそう?!です。
逆に、淡泊で邪魔しない味というのをメリットとして、少しでも美味しく食べられる方法を紹介しましょう。
① まずはそのまま食べる
人によっては、意外に美味しいと思うかも?!
② ヨーグルトに混ぜる
これは、最も定番の食べ方です。プレーンヨーグルトにキワーノの果肉と種を混ぜます。
甘みがないので、蜂蜜やメープルシロップをかけて食べるといいですよ。
③ スムージーに入れる
キワーノが淡泊な味なので、スムージーの味を邪魔することがありません。
ゼリーのような食感がスムージーの中で楽しむことが出来て、面白いのではないでしょうか?
④ サラダに入れる
サラダ全体に、キワーノをソースのようにかけて混ぜることで、見た目が楽しめます。
⑤ もずく酢になどに混ぜる
これもキワーノが邪魔しませんから、きっと違和感なく食べられますね。
さて、段々とキワーノを試してみたくなってきたでしょう?
でも、どこで手に入れたら良いのか?普段なかなか見かけることが少ないキワーノ。
普通のスーパーでは全然売っていないので通販で購入できるかを調べてみました。
ところが、なかなか実が販売されていないようで、苗や種なら手軽に購入できるようです。
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※こちら↑は実ではなく、苗の販売です。
今年の緑のカーテンはゴーヤではなくキワーノを自宅で育ててみる!というのもおもしろいかもしれませんね!
料理にも彩りが加わりますし、ぜひキワーノをチャレンジしてみてはいかがでしょう。
実際に自宅で栽培されている方の動画がありますので、紹介しますね。
「悪魔の実」とは見事に優れたフルーツだった!
奇妙な見た目からは、想像つかない淡泊な味と豊富な栄養を持つキワーノ。
ギャップが大きいことも「悪魔」と言われてしまう所以なのでしょうか?
初めて見たときは、奇妙だとか不気味だとか思いがちですが、見慣れれば?!色鮮やかでいかにも南国らしい美しいフルーツといった感じではないでしょうか?
まだ、食べたことのない方はたくさんいるでしょうから、お友達と集まって、試食会を楽しむなんていうのもよさそうですね!
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