「めんつゆ」は麺料理だけでなく、煮物などの味付けに重宝しますよね。
それだけに常備して、毎日使っている方も多いのではないでしょうか。
それでも切らしてしまったけれど、今から買いに行くのは難しい時も。そんなときに代用できる方法を知っておくと、慌てずに済みますよ!
そこで、
・めんつゆは他の調味料で代用可能なのか
・めんつゆの代用方法
について順にご紹介しますので、ぜひ覚えてくださいね!
めんつゆは代用可能?
めんつゆとは
そもそも「めんつゆ」とは、出汁・醤油・みりん・砂糖を混ぜて作るたれのこと。
もとは蕎麦の「つゆ」として作られたもので、醤油・みりん・砂糖を加熱した「かえし」がベースとなっています。
これを濃縮して保存性を高めたものが、いわゆる「めんつゆ」となります。
使い方は、うどんや蕎麦のつけだれや汁として使う他に、煮物や炒めものに使うことも。醤油ベースの味付けのため日本人の口によく合い、幅広い料理に活用されています。
材料が揃えば自作できる
もともとめんつゆは、各家庭やお店で自作していたもの。
そのため、材料さえ揃えば、めんつゆを家庭でも作ることが可能です。
■材料(かけつゆ2人前)
- 水 200cc
- 和風顆粒だしの素 小さじ1/2~1(商品によって加減)
- 醤油 100cc
- みりん(または日本酒) 100cc
- 砂糖 小さじ1/2 (日本酒を使う場合は小さじ1弱)
出汁は昆布・鰹節などから取る方法もありますが、和風だしの元で大丈夫。醤油や砂糖はほとんどの家庭にあるものなので、あとはみりん(日本酒)があるかを確認しましょう。
作り方はとても簡単!
- すべての材料を混ぜる
- 鍋でひと煮立ちさせる
- 冷ます
これだけです。
ひと煮立ちさせるのは、みりん(日本酒)に含まれるアルコール分を飛ばす必要があるから。特に子供のいる家庭でつくる場合は、アルコール分をしっかり飛ばしましょう。
この方法でつくっためんつゆは、市販のめんつゆと違って長期保存に向きません。使い切ることを前提とし、余った場合も2~3日で使い切るようにしましょう。
□簡単めんつゆ 日本の家庭料理
https://youtu.be/JGAgVF_e5dE
*こちらの動画のように、昆布やカツオで「出し」をとれば、本格的な味わいのめんつゆも作れますよ!
めんつゆの代用方法
白だしで
めんつゆが今すぐ必要なときや、材料が揃わない時の採用方法はあるのでしょうか?
もし手元に「白だし」があるなら、めんつゆの代用品として大活躍してくれます。
白だしとは、白醤油・薄口醤油・出汁・砂糖・みりんなどを混ぜて加熱したもののこと。めんつゆと同様にうどんつゆや煮物に使う他に、茶わん蒸しやだし巻き卵に使います。
めんつゆとは違って色が薄いので素材の色合いが生かされ、しっかりとした味が楽しめるんですよ。
白だしはこれだけでめんつゆのように、調味料として使うことが可能。
更にめんつゆに近づけたいなら、
- 白だし 20cc
- 水 100cc
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2~1
…を混ぜて加熱すると、めんつゆに近い味わいとなります。
この方法ですと、みりん(日本酒)が不要のため、お子様がいる家庭でも使いやすいメリットが。一方で濃い目の味になりやすいので、味見をして薄い味付けを心がけましょう。
だし醤油で
もし「だし醤油」があるなら、こちらもめんつゆの代用品として使うことが可能です。
だし醤油とは、濃口醤油に昆布やかつおぶしのエキスを混ぜたもの。商品によっては砂糖やみりん入りのものもあり、こちらはよりめんつゆの代用品に適しています。
めんつゆとして使う場合、次の割合で混ぜて加熱しましょう。
- だし醤油 100cc
- 水 200cc
- 砂糖 小さじ1
- (みりん 小さじ1~2)
- 味が濃いと感じる場合は・・水を
- 甘みが足りない場合は・・砂糖を
加えます。
みりんを加えると、よりめんつゆに近い味となりますが、無くても大丈夫。出汁の旨味が足りないと感じたら、和風顆粒だしで調節しましょう。
醤油と砂糖で
やや風味は落ちますが、醤油と砂糖と顆粒だしでもめんつゆは作れます。
- 水 200cc
- 顆粒だし 小さじ2
- 醤油 50cc
- 砂糖 小さじ1~2
これらを混ぜて加熱し、味見をして醤油・砂糖・顆粒だしを加減。
麺類のつゆとするには物足りなく感じますが、代用品として覚えておきたいですね。
自分好みのめんつゆを
麺料理以外にも大活躍するめんつゆは、常備しておくととても便利です。
その材料は出汁・醤油・みりん・砂糖なので、実は簡単に作ることも可能。顆粒だしの素を利用してもいいですし、出汁を取って自分好みの味にするのもいいですね。
また材料が揃わない場合も、身近な調味料を活用すれば代用も可能。
麺を茹でた後にめんつゆないと気づいた場合に、慌てず自分でめんつゆを作りませんか?
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