サッカーのような、フットサルのような、でも違うスポーツ「ソサイチ」というスポーツをご存じですか?
サッカーとフットサルの中間のような「ソサイチ」。どんなスポーツなのか詳しく説明していきたいと思います。
発祥の国は?
ソサイチは、サッカーとフットサルの中間にあたるスポーツで、1950年頃にブラジルのリオデジャネイロで発祥した7人制サッカーのことです。
ポルトガル語で「社交的サッカー」を意味するfootball Societyが名前の語源です。人々が集まる社交場「ソサイチ場」で行われていたので、そのまま競技名になったようです。
■【KING OF SOCIETY 2019】 関東大会 決勝戦
ルール
原則的にはサッカーのルールを適用しますが、ソサイチ独自のルールがありますのでご紹介します。
・1チームはゴールキーパーを含む7人(8人制もあり)
・選手交代は自由にできる
・オフサイドは適用されない
・ゴールキックではなく、キーパーのスローイングでプレーを再開する
・試合時間は25分ハーフ
・ゴールは少年用サッカーゴールを使用
コートのサイズは2400平方メートルで、フットサルは800平方メートルなので、ソサイチはフットサルの約3倍の広さだと思えばイメージしやすいと思います。
試合開始時、5人いれば試合が成立します。
ボールはサッカーと同じ5号球サイズですが、低反発のローバウンド仕様になっています。つまりボールが弾みにくいんです。
フットサルでは弾みにくいボールが使われますが、その特徴をそのままサッカーボールの大きさにしたと思ってください。
■【ソサイチ大会】サッカーとフットサルを組み合わせたスポーツ!その名もソサイチ!
これはサッカー経験者がソサイチをプレーしたら、「なんじゃこりゃ!?」ってなりそうですね(笑)
ソサイチの魅力とは?
サッカーとフットサルの中間のようなスポーツなら、「サッカーかフットサルをやればいいんじゃない?」と思いませんか?
ソサイチにはソサイチの魅力があるんです!
人数を集めやすい
サッカーだと11人のメンバーが必要ですが、ソサイチは7人なので比較的人数を集めやすいですね。
ルールがゆるい
交代が自由なので、試合をとめて選手交代ではなく、入れ替わりが激しいです。
それに、サッカーでいうオフサイドがないので、戦術が多様化します。
サッカーを知らない人にはオフサイドってちょっと難しいですもんね・・・
コートの広さがちょうどよく、ボールも思い切り蹴ることができる
サッカーのコートは広すぎるし、フットサルのコートは狭すぎる、という人にはちょうどよいぐらいの広さです。
サッカーコートの半分より少し小さいぐらい、フットサルのコートの約3倍のコートなので、サッカーみたいに走らなくてもいいですし、フットサルではできないダイナミックなロングシュートができます!
ゴールを決めやすい
サッカーでは1試合に何点も取れないですが、ソサイチは1チーム7人なのでボールに触れる機会も多く、サッカーコートほど広くないのでゴールを決めやすいです。
どれぐらいの人がやってるの?
ブラジルやスペインでは盛んに行われていますが、日本にも一般社団法人日本ソサイチ連盟があり、北海道から九州まで各地域で7つの公式リーグが開幕するなど、飛躍的に認知度があがっています。
リーグ参戦選手のみから招集される「ソサイチ日本代表」も組織されています。
今では100を超えるクラブがあるようですよ!
興味のある方は近くにクラブがないか探してみてください。
フットサル施設がソサイチメンバーを募集していることもあると思いますよ!
体験会をやっていたり、1人で参加することを「個サイチ」と呼んでいるようなので、「誘う人がいない・・・」という人も勇気を出して参加してみましょう!
同じ趣味を通して素敵な出会いがあるはずです!
いいとこ取り「ソサイチ」
サッカーとフットサルとそんなに違わないんじゃないの?と思っていたソサイチですが、知れば知るほど、サッカーとフットサルのいいとこ取りをしたスポーツだと言えます!
サッカーをするほど体力に自信がない、でもフットサルだと物足りない、という方にピッタリだと思います。
一度やってみるとハマる人が多いようなので、これからどんどん身近なスポーツになるかもしれませんね!
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