街角や庭先に咲く花には、美しいけれど名前のわからない花がありますよね?その中の一つに、紫の花が印象的な「デュランタ」という花があります。
お庭の花としても人気のデュランタですが、どんな花言葉があるのでしょう?
そこで、花言葉や、咲く時期、名前の由来など、デュランタの花の気になるところを紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね!
デュランタの花言葉は?
デュランタには、次の4つの花言葉があります。
- あなたを見守る
- 歓迎
- 目を引く様子
- 独りよがり
あなたを見守る、歓迎する
花言葉の中で「あなたを見守る」は、デュランタの開花の様子から取られたものです。
デュランタの花は、小さく咲いた花がいくつも集まって、一つの房を作ります。また生け垣として植えられることが多いため、道行く人を見守る花言葉となりました。
「歓迎」という花言葉も、玄関や庭先で咲く様子からつけられました。花がいくつもの房となって咲く様子は、まるでお客様を歓迎しているかのようですね!
目を引く様子と独りよがり
デュランタには、「目を引く様子」という花言葉もあります。
デュランタには、紫の花に白い縁取りが出る品種があります。縁取られることで印象的になることから、この花言葉となったんですね。
一方で気になるのが、「独りよがり」という花言葉ですね。
独りよがりとは、「自分が正しい考えていることを、他人の事情を考えずに押し通そうとすること」です。小さな花が固まって咲く様子が、自分だけが正しいと思いこんでいる印象となるのかも知れませんね。
気になる花言葉もありますが、デュランタの花言葉には良い印象の言葉が並びます。新入社員やサークルの新メンバーの歓迎会で送る花として、デュランタルを活用したいですね。
デュランタの開花時期や名前の由来は?
常緑樹だけど冬は葉が落ちる
デュランタはクマツヅラ科ハリマツリ属(デュランタ属)の樹木で、原産地は中南米一帯です。背丈は2~4mまで成長する低木で、生け垣や庭木として人気を集めています。
また樹木としては小さいため、鉢植えにして楽しむ人もいるんですよ。
デュランタは常緑樹で、本来であれば一年中緑の葉が楽しめます。しかし日本の環境では寒いため、冬になると葉が落ちてしまうんですね。
紫や白い花が長く楽しめる
デュランタは、小さい花が房のように集まって開花します。
花の色は紫が多く、また白い花を咲かせる品種もあります。白い花が咲く品種にはトゲがあるため、開花前にどちらの色が咲くかを確認しやすいですね。
また開花後には小さな黄色い実をつけますが、この様子もとても愛らしいんですよ!
開花時期は6月~10月頃までと長く、特に暖かい地域では長く花が楽しめます。育てるのも比較的簡単で、日当たりが良い場所で育てると素敵な花を咲かせてくれます。
ただし寒さに弱いので、霜が降りる地域では鉢植えにして冬は室内に移動すると安心ですよ。
デュランタは植物学者の名前
「デュランタ(Duranta)」という名前は、16世紀の医師・植物学者の「デュランテス(C.Durantes)」から名付けられました。
デュランタとの関係については伝わっていませんが、植物学者なのでつけられたのかも知れませんね。
デュランタの和名は?
またデュランタの和名として、次の名前もつけられています。
- ハリマツリ(玻璃茉莉)
- タイワンレンギョウ(台湾連翹)
ハリマツリの「ハリ(玻璃)」は、ガラスの別名です。仏教の7つの宝「七宝」の一つとしてあげられ、こちらでは水晶の別名として使われています。
ハリマツリの「マツリ(茉莉)」は、香りが素敵なジャスミンの和名です。ジャスミンも小さな花が固まって開花するため、似た印象からつけられたと考えると素敵ですね。
一方の「タイワンレンギョウ」に関しては、なぜ名付けられたのかは不明です。中国原産の「レンギョウ(連翹)」という低木から連想して、名付けられたのかも知れません。
タカラジェンヌの花
デュランタには多くの品種がありますが、特に有名なのが「デュランタ・タカラヅカ(デュランタ・宝塚)」です。
デュランタ・タカラヅカの花は、紫の花弁に白い縁取りが入ります。この様子がタカラジェンヌの正装である、袴姿を連想させることから名付けられました。
「目を引く様子」という花言葉もありますし、タカラヅカという名前はピッタリですね!
目を引く美しいデュランタの花
デュランタは庭木や生け垣として人気の低木で、夏が近づくと紫や白い花を咲かせます。その様子が人々を歓迎しているかのようなので、「歓迎」という花言葉がつけられました。
また美しい花から「目を引く様子」という花言葉や、「あなたを見守る」という花言葉もあります。そのため歓迎会の花として活用すると、場も華やかになってぴったりですね。
デュランタは育てやすい花でもあるので、玄関を彩る花として育ててみませんか?
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