
薬を飲む時に、水ではなく白湯(さゆ)で飲むと良いと言われたことはありませんか?
最近では薬を飲むときだけでなく、普段の飲み物として白湯を飲む人も増えています。
昔から飲まれていた白湯ですが、実は体にとって嬉しい効能が期待出来る飲み物。そう聞くと作り方や飲み方が気になりますが、どのようにすれば良いのでしょうか。
そこで、
・白湯とは?
・白湯の効果・効能
・白湯の正しい作り方
・白湯の効果的な飲み方
を順に紹介するので、参考にしてくださいね!
白湯とは?
沸かして冷まして
白湯(さゆ)とは、水をしっかり沸騰させたもの。水以外に何も入れませんし、沸騰後にも何も加えません。
沸騰させることで水道水に含まれるカルキなどが取り除くことができ、味がまろやかになるんですよ。
似たものに湯冷ましがありますが、こちらも白湯とおなじもの。特に「子供でも飲める程度まで冷ましたもの」を、湯冷ましとして区別。一方の白湯は、沸騰した状態や温かい状態のときに使います。
ちなみに中華料理にも「白湯」というものがありますが、こちらの読みはパイタン。魚介類や豚の骨を煮込んで取った、白いスープのことなんですよ。
白湯の効果・効能
代謝が上がる

白湯を口にすると、体の内側からポカポカした感覚になります。これは温かい飲み物を取り込んだことで、内蔵と血液が温められるから。特に血液が温まることで、体全体の代謝アップにつながります。
その結果、軽い運動でも脂肪が燃えやすくなり、痩せやすい体質に。更に温まった血液が体をめぐることで、冷え性改善も期待できます。
胃腸が元気に
胃腸が冷えていると胃もたれを起こしたり、下痢・便秘の原因になることも。
そんな時に白湯を飲むと内臓が温まり、胃腸の自然な回復が期待できます。
特に夏場は冷たいものをとりがちで、胃腸不良から夏バテにつながることも。暑い季節だからこそ白湯を飲み、胃腸を元気にして乗り切る方法は効果的ですよ。
デトックス効果
白湯で腸が温まることで動きが活発になり、下痢や便秘の改善につながります。腸が元気になれば老廃物が排出されやすくなり、デトックス効果にも。
更に水分補給を行うことで尿の量がふえ、こちらからも老廃物を追い出すことも可能。しっかり尿を出すことで、むくみ改善も期待できるんですよ!
白湯の正しい作り方
やかんを使った作り方
白湯は沸騰したお湯で作るため、誰でも簡単に作ることができます。
しかしきちんとした手順を取ると、更に効果的な白湯が作れるんですよ!
そこで、正しい白湯の作り方を紹介します。

・水
ミネラルウォーターでもいいですし、水道水でも大丈夫です。
・ヤカン
普通のヤカンでもいいですが、鉄のヤカンを使うと鉄分補給にもなるのでおすすめ。ただし沸騰するとピーと音がなるタイプは、作り方の関係であまりおすすめできません。
■白湯の作り方
- ヤカンに水を入れ、沸騰するまで強火で沸かします。
- ヤカンの蓋をとり、大きな泡が出るぐらいの火力にします。
- 3分~10分、この状態を維持します。
- 火を止めます。
- 50度程度の温度になるまで冷まします。
白湯を作るポイント
白湯を作るポイントは、沸騰したらヤカンの蓋を取ること。これでカルキや不純物などが、蒸気とともに逃げて味がまろやかに。
また長く沸かし続けることも、不純物をなくすポイントとなります。
白湯の作り方によっては、10分以上沸かすことを推奨していることがあります。これはインドに伝わる「アーユルウェーダ」によるもので、不純物と殺菌を取り除く知恵。
ただし日本の水道水・ミネラルウォーターは、世界有数の検査をくぐり抜けたもの。そのため3分程度の沸騰でも充分ですが、本格的な白湯を楽しみたい日は10分ほど沸かしましょう。
白湯の効果的な飲み方
ゆっくり味わうように

白湯は一度に大量に飲んでも、劇的な効果が期待できるわけではありません。
目安としては、
・一度に飲む量は、150cc~200cc程度
・一日に飲む量は、800cc~1000cc(1リットル)が適量
となります。
また、飲むときもごくごく飲むのではなく、ゆっくり味わうように飲みましょう。
目覚めの一杯に
白湯を飲むタイミングはお好みでもいいですが、より効果を期待したいなら朝起きてすぐがおすすめ。
というのも睡眠中に汗をかいているため、目覚めてすぐの体は水分不足気味。そこで白湯をゆっくり飲むことで、水分補給もできて白湯が効果的に働きます。
しかも温かいものを取ることで体も目覚め、元気に活動しやすくなりますよ。
ほっと一息
白湯は昔から飲まれ続けたもので、水を沸かすだけという手軽さが嬉しい飲み物。
元は水ですので糖分・塩分・脂質もなく、ダイエット時のドリンクにも最適です。その上内蔵が温まり、冷え性改善やデトックス効果も。
ただし劇的な効果があるものではないので、毎日ゆっくり続けることが大切です。
暖かな白湯を口に含んで、忙しい時でもホッと出来る時間を作りませんか?
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