そら豆が出まわるようになると、そろそろ夏が近いなぁと感じます。
実は古代ローマでも食べられていた歴史ある野菜である「そら豆」。豆ひと粒ひと粒が大ぶりなので、食べごたえもありますよね。
そんなそら豆ですが、茹で方や保存方法がわからなくて持て余してはいませんか?
そこで、
- そら豆の簡単な茹で方
- そら豆の保存方法
- そら豆の美味しい食べ方
…を紹介するので、我が家のメニューに取り入れましょう!
そら豆の茹で方
簡単な茹で方なら・・
そら豆は、さやから外さずに茹でることも可能です。
この方法のメリットは、旨味が残りやすく、豆にシワが寄りづらいこと。逆にデメリットは、鞘(さや)が大きいので大きい鍋が必要だったり、青臭さが残りやすいということがあげられます。
ここでは、茹でた後にすぐ食べられる、鞘(さや)から外して茹でる方法を紹介します。
■用意するもの
- そら豆 約500g
※そら豆はさやごとの量になります。
- 水 1リットル
- 塩 30g
- 酒 100cc
塩は水に対して3%、酒は水に対して10%と覚えておきましょう。
■そら豆の茹で方
- 水に塩と酒を入れ、沸かしている間にさやからそら豆を外します
- そら豆の黒い筋(お歯黒)に沿って、2センチ程度の浅い切れ込みを入れます
- 沸騰したお湯にそら豆を入れ、2~3分茹でます
- そら豆をザルにあけ、そのまま粗熱を取ります
- 粗熱が取れたら、豆を押し出すようにして皮をむいて完成!
ポイントは、浅く切れ込みを入れること。この工程で豆にシワがよりにくくなり、中に塩味がつきやすくなります。そのまま食べるなら皮ごと頂いても良いですが、調理に使用する場合は皮をむきましょう。
□そら豆のゆで方
https://youtu.be/6W8dCuBe5ZU
*さやにある筋に沿って指を入れると、簡単に中の豆が取り出せます。
ちなみに鞘(さや)ごと茹でる場合も、塩や酒の比率は同じ。茹でる時間は2分ほど茹でてから火を消し、5分ほどお湯の中で放置してから取り出します
後は粗熱を取り、食べる直前にさやから豆を取り出して調理などに使いましょう。茹でたそら豆の賞味期限は1日~2日となります。
そら豆の保存方法は?
さや付きのまま保存する
そら豆はさやから豆を取り出すと、あっという間に鮮度が落ちてしまいます。そのため保存する際は、さやについたまま保存しましょう。
保存する際はさや付きのまま、ジッパー付きビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。時間が経過すると、そら豆が黒ずんでしまうので、3日以内をめどに調理します。
ちなみに豆が黒ずんでも食べられますが、鮮度は落ちているのでその点は要注意です。豆にぬめりがでたり異臭がしたら、傷んでいる証拠なので諦めて捨てましょう。
茹でてから保存する
大量にそら豆をもらった場合は、さやから出して冷凍保存します。生の状態でも冷凍できますが、使い勝手を考えると茹でてから保存がおすすめです。
茹で方は先ほど紹介した、豆に切れ目を入れて塩ゆでする方法で大丈夫。ただし湯で時間は1分~1分半程度にして、硬めに茹でると解凍後に柔らかくなりすぎません。
茹でたらザルに並べて粗熱を取り、水気を拭きとってからジッパー付きビニール袋に入れて冷凍しましょう。
使うときは自然解凍するか、1~2分電子レンジで加熱してから調理に使用します。
生の状態で冷凍する場合は、あらかじめ黒い筋に1センチ程度の切れ込みを入れましょう。後は茹でた時と同じく、ジッパー付きビニール袋に入れて冷凍保存します。
使うときはそのまま塩ゆでするか、塩を振ってから1~2分ほど電子レンジで加熱しましょう。冷凍保存したそら豆は、いずれの場合でも賞味期限は約1ヶ月となります。
そら豆のおすすめの食べ方は?
ニンニクとベーコンでさっと炒めて
塩ゆでしたそら豆はそのままでも美味しいですが、ニンニク・ベーコンと炒めると更に美味しくなります。
- 塩ゆでしたそら豆 100g~200g
- ニンニク 一片
- 薄切りベーコン 1~2枚
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・コショウ 少々
- 鷹の爪 1/2本(お好みで)
■作り方
- 茹でたそら豆は、皮を取り除きます
- みじん切りしたニンニク・種を取り除いて輪切りにした鷹の爪・オリーブオイルをフライパンで熱します
- 良い香りがしてきたら、1センチ幅に切った薄切りベーコンと炒めます
- ベーコンの色が変わったらそら豆をいれ、軽く焦げ目が付くまで炒めます
- 塩・コショウで味を整えたら完成!
ブロッコリーや剥きエビをくわえても美味しい、おかずにもおつまみにもなる一品ですよ!
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食事にもおやつにもそら豆を!
そら豆はひと粒が大きいので、食べごたえが抜群のお豆です。豆の味もしっかり味わえるので、おかずにおつまみに大活躍しますね。
ただし鮮度が落ちやすい豆なので、
- 調理する直前まで、さやに入れたまま保存する
- たくさん量を頂いたときは冷凍保存する
などで美味しい瞬間を長持ちさせたいところです。
茹で方のコツをつかんで、美味しいそら豆をお腹いっぱい食べたいですね!
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