ダイエット中でも朝ごはんは食べたいですが、忙しくて食べないこともありがち。そんな時にすぐに食べられるパンは便利ですが、ダイエットの点からは気になりますね。
そんなパンの中でもダイエット時の味方になれるパンがあるのはご存知でしょうか?それが、ベーグルです。
ベーグルのモチモチ食感は日本人好みですし、しかもおしゃれ。ベーグルで美味しく朝食をいただきませんか?
というわけで、ダイエットの時の強い味方、ベーグルの気になるカロリーや効果のある食べ方をご紹介します。
ベーグルとは
馬のあぶみ
ベーグルの故郷は、ヨーロッパのポーランドではないかと言われています。
ただしポーランドで生まれたものではなく、周辺諸国や遠くアジアのパンが伝わったという説もあります。少なくとも1600年頃にはベーグルの記録が残っているため、古くから食べられていたのでしょう。
独特の丸い形状となった理由は、一節によれば馬に取り付ける「あぶみ」を真似たから。ドイツ語で「buegel(ビューゲル)」というのが、名前の由来とも言われています。
また1600年代に隣国オーストリアが攻められた時、ポーランドが助けたため、そのお礼として献上されたパンが由来という説もあります。
アメリカ育ち
現在食べられているベーグルは、ヨーロッパで食べられていたものをアメリカで改良したもの。1980年ごろからニューヨークを中心に大流行し、それが世界中に広まりました。
今ではアメリカ・ニューヨークから広まった方を「ベーグル(Bagel)」と呼ぶのが一般的。
ヨーロッパのポーランドでは「バイギェル(Bajgiel)」と呼ばれているようですね。
パンとの違いは?
普通のパンとの最大の違いは、ベーグル独特のモチモチ感。
これは生地を熱湯で茹で、表面にデンプンの膜を作ってから焼くためです。この状態で焼くと中の水分が逃げないので、もちもちとした食感に焼き上がるんですよ。
その他の違いとしては、小麦粉・イースト・水・塩とシンプルな材料で焼き上げること。通常パンを作るときにはバターなどの油分や、牛乳・卵を加えます。これらを加えることで柔らかいパンが焼けるのですが、その分カロリーが高くなりがち。
しかしベーグルはシンプルな材料で焼くため、通常のパンよりカロリーが低いんですね。
□ベーグルの作り方
https://youtu.be/rFI-P3ljcmo
*5分30秒あたりから茹ではじめます。一見するとドーナツを揚げてるみたいですよ。
ベーグルのカロリーはどれぐらい?
他のパンと比較してみてみると
他のパンよりカロリーが低いベーグルですが、実際はどれぐらい違うのでしょうか。
一般的なプレーンベーグルの場合、100gあたりのカロリーは約210kcalです。カロリー以上に気になる脂質は、100gあたりで約1.0gとなります。
しかしこれだけではわかりづらいですので、他のパンと比較してみましょう。
100gあたり | カロリー | 脂質 |
---|---|---|
ベーグル | 211kcal | 1.0g |
バターロール | 316kcal | 9.0g |
食パン | 264kcal | 4.4g |
1個あたり | カロリー | 脂質 |
---|---|---|
ベーグル1個(84g) | 179kcal | 0.85g |
バターロール1個(30g) | 95kcal | 2.7g |
食パン6枚切り1枚(67g) | 177kcal | 2.95g |
1個あたりで比較した場合、ベーグルもカロリーが高く感じてしまいますが、グラムでよく見るとベーグル1個はほぼ100gに近いですね。また脂質で見れば100g分食べても、他のパンより圧倒的に脂質が低め。
ベーグルは何個も食べるパンではないので、一般的に見て他のパンよりも低カロリーで食べられますね。
ダイエットに効果のあるベーグルの食べ方
もちもちをしっかり味わう
ベーグルがダイエット向きのパンといわれるのは、カロリーだけが理由ではありません。
もちもちとした食感なので、しっかり噛むことになりその分満腹感が得られます。その効果を得るためには、特にもちもち食感のものを選びましょう。
しっかり噛んで食べることは、消化を助ける意味でも体に良いことです。ダイエットにも健康にも良いので、まずは30回を目標に良く噛んで食べましょう。
野菜を挟もう
ベーグル単品では、どうしても食物繊維が不足しがちです。またベーグルだけを食べていると、どうしても味に飽きてしまいます。
アクセントの意味でも、間に野菜をはさむなど工夫して食べましょう。挟む野菜のおすすめは、それ自体にしっかり味のあるトマトやアボカド。その上でキャベツやレタスを挟めば、満腹感が得られる食べ応えになりますよ。
美味しくても1個だけ!
どんなにヘルシーな食べ物でも、たくさん食べてしまっては意味がありません。当然野菜をたっぷり挟んだベーグルも、何個も食べてはダイエットにはなりませんね。
ゆっくり噛んで食べるのも、野菜をたっぷり入れたのもお腹が満足するため。先にあげた点を守れば、1つ食べ終える頃にはお腹も満足するはずです。
「もう少し食べたい」は、「ここでストップ」の合図。腹八分目を心がけて、ベーグルを食べるのは一回に1個だけとしましょう。
ベーグルだけではやせないよ
他のパンに比べてカロリーが控えめで、もちもち食感で食べ応え抜群のベーグル。そのまま食べても、間に挟んでも美味しいので、ダイエット食に大活躍ですね。
しかし他のダイエット方法でも言えることですが、ベーグルだけ食べても体はやせません。やせたとしても不健康なやせ方となり、リバウンドですぐ戻ってしまいます。
野菜や適度なお肉などもバランスよく食べて、ダイエットに活用しましょう。
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