食欲の秋という言葉があるため、多くの野菜や果物の旬は秋だと思いがち。しかし春に旬を迎える果物も多く、暖かくなる季節に食べると心もうきうきしてきます。
旬の果物は旬ではない時期と比べると、栄養豊富でしかも美味。
たくさん収穫されるのでお財布にも優しいとなれば、いつも以上食べたくなりますよね。
そこで、
・春が旬の果物の特徴は?
・春の果物とその栄養!
・春の旬の果物を使ったおすすめレシピ
をそれぞれ紹介します!
春の果物の特徴は?
露地栽培とハウスが一緒に
春が旬と呼ばれる果物は、3月~5月にかけて収穫される果物を指します。
この時期の果物は、露地栽培のものとハウス栽培が混ざること。
ハウス栽培と言われると、室内を暖かくすることで旬ではない農作物を栽培する場所というイメージが。しかし冷害や虫の被害を抑えてより美味しく育てるために、旬の農作物もハウス栽培を行なっています。
一方で樹木になる果実ですと、冬の寒さに強い・比較的温暖な地域などの理由で露地栽培のことも。そのため露地栽培で旬を迎える果物と、ハウス栽培で旬を迎える果物が存在するんですよ。
ビタミンCがたっぷり!
日焼けしやすい季節は夏だと思いがちですが、実は春先も紫外線が怖い季節。紫外線は肌荒れやシミの原因になるだけなく、肌の老化を招いてしまう恐ろしいものです。
そんな紫外線対策には、ビタミンCが欠かせません。
ビタミンCにはシミの素になるメラニンの生成を抑えたり、取り除く効果が。更にお肌の潤いに必要なコラーゲンの生成に欠かせないため、美肌づくりにも役立ちます。
季節の変わり目に崩しやすい体調に対しても、疲労回復効果のあるビタミンCは最適。体もお肌も元気にしてくれるビタミンCを、春が旬の果物はたくさん持っているんですよ。
春の果物には何があるの?栄養素は?
イチゴ
イチゴの需要が一番多いのは、クリスマスケーキに使われる12月。
しかしイチゴの旬は3月~4月で、この時期のイチゴは露地栽培のものが多くなります。12月頃に出回るものよりも甘みが強いので、ケーキのイチゴの酸味が苦手な方にもオススメです。
イチゴ100g(5~7粒程度)には、ビタミンCが62㎎も。
ビタミンCの多い果物の代表格であるレモンが、100gあたり50mgですから本当に多いのが分かります。
ビタミンC以外では、赤血球を作るのに必要な葉酸が90μgという特徴が。
またイチゴの赤い色の素であるアントシアニンは、眼精疲労回復にも役立ちます。
夏みかん
意外かも知れませんが、夏みかんの旬は4月~5月ごろ。
冬に食べるミカン(温州みかん)とは違う品種で、文旦(ぶんたん)という柑橘類の一種となります。
夏みかんもビタミンCが多めで、100gあたり38mg。
1個あたり約150g程度の重さがあるので、更にビタミンCも取れそうですね。
また酸味の素となるクエン酸には、疲労回復効果と血液をサラサラにする効果が。
少しつかれた時には、積極的に夏みかんをいただきましょう。
キウイフルーツ
ニュージーランド産のイメージが強いキウイフルーツは、実は中国原産。
日本でも栽培している地域もあり、国産・輸入品共に一年中食べられる果物の一つ。
このうちニュージーランド産の旬が、4月から9月にかけてとなります。
キウイのビタミンCは100gあたり約60mgで、1個食べればほぼ同量のビタミンCが取れます。
またカリウムも約250mgと豊富で、塩分排出効果とむくみ改善効果が。
更に植物繊維も豊富なので、便秘がちな方にとっても嬉しい果物と言えます。
春の果物を使ったおすすめレシピ
イチゴとキウィのスムージー
甘酸っぱいイチゴとキウイを、豆乳とヨーグルトと一緒にして朝食にいただきましょう。
イチゴ 10~15粒
キウイ 1~2個
はちみつ 大さじ1程度
豆乳 50cc
ヨーグルト 50cc
※ヨーグルトは無糖タイプにしてください
1.イチゴはヘタを取って半分に切ります。
2.キウイは皮をむいてざく切りにします。
3.全ての材料をミキサーに入れ、30程度撹拌(かくはん)して完成
もしミキサーが無い場合は、果物をみじん切りにしてから全ての材料を丈夫なビニール袋に。あとは中身がこぼれないよう注意しながら、上から麺棒でつぶし混ぜる作り方もあります。
いちごの豆乳ジュース
*キウイを入れるとやや色味が悪くなるので、気になる方はイチゴだけで作りませんか?
食べ物で春を!
ファッションの世界では、季節を先取りしたコーデがおしゃれだと言われています。
しかし食べ物に関しては旬のものが一番美味しいので、先取りではなく今が旬のものを頂きたいですね。
春の果物はビタミンCがたっぷりで、素肌を出す季節にとって強い味方。その他にも嬉しい効能が色々とあるので、気になるものがあれば積極的に食べましょう。
朝食やおやつ代わりに頂きたい春の果物を、毎日の生活に取り入れませんか?
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