
寒い冬になると飲みたくなるのが、甘い香りと味がほっとするココアです。
コンビニのホットドリンクコーナーや自動販売機で、手軽に飲めるドリンクの一つですよね。
甘くて美味しいココアですが、実は冷え症の方にオススメなんです。
そのポカポカ効果は生姜以上と聞いたら、積極的に飲みたくなりませんか?
そこで冷え性改善に良いココアの健康効果や、美味しい飲み方を紹介します!
冷え性改善によいココアの効果
ほんのり苦味が血行促進に
ココアとはカカオ豆から作られた「カカオマス」というものから、脂肪分を取り除いて粉末状にしたもの。
本来のココアは苦味が強いのですが、その苦味成分というのはデオブロミンというものからできています。
デオブロミンには様々な効能があり、その中で特に注目したいのが血行促進効果。血管を拡張させる効果があるため、結果的に血流が良くなる効果となります。
血液には栄養や酸素を運ぶ以外にも、体全体に体温を運ぶ役目があります。そのため血流が滞ると体の末端が冷えやすくなり、これが冷え性の原因に。血管が広がって流れがスムーズになれば、自然と体もポカポカしてくるんですよ。

冷えにくくなる
デオブロミンの血管拡張効果には、冷え性の方にとって更に嬉しい効果があります。
それは「ココアを飲んで温まった体が、冷えにくくなる」というもの。
これはココアドリンクを販売している、森永乳業の調査結果で判明したものです。その調査結果によるとホットココアを飲んだ場合、通常よりも体温が1度上がった状態が40分持続しました。
これは他のドリンクよりも持続時間が長く、また体温の上昇具合も他より良かったという結果が。
そのため冷えにくい状態を保ちたいなら、ホットココアを飲むのが効果的です。
冷え性以外にも嬉しい効果が
ココアには冷え性以外にも、嬉しい効果が期待できます。
例えばデオブロミンには、副交感神経を刺激してリラックス感を生み出します。
そのため眠る前に飲むと、リラックス状態から自然な眠りへと繋がるんですよ。
またココアのポリフェノールには抗酸化作用があり、若々しいお肌づくりにも役立ちます。
しかも食物繊維も豊富なので、便秘解消にも繋がっていきいきとした体づくりにも。
その上、体脂肪をつきにくくする効果もあるので、ダイエット時のドリンクにもうってつけです。
冷え性改善に効果的なココアの飲み方
純ココアでホットココア
ココアは甘い飲み物のイメージがありますが、これは市販のココアには砂糖などが加えられているため。しかし砂糖は体を冷やす効果があるため、冷え性の方には少々不向き。
そこで原材料の欄に「ココアパウダー」のみとなっている、「純ココア(ピュアココア)」を使ってホットココアを作りましょう。
純ココア 小さじ2
オリゴ糖 小さじ1/2~1
水 10cc
牛乳 120cc
■作り方
- 純ココア・オリゴ糖・水を鍋に入れて、泡立て器でよく混ぜる。
- (1)を弱火で加熱し、焦がさないように混ぜてペースト状にする。
- (2)に牛乳を少しづつ加えてよく溶かし、沸騰寸前で火を止めてカップに注いで完成。
ポイントは、とにかくよく混ぜて練ること。ココアは溶けにくいので、この工程で手抜きしてしまうと底でダマになってしまいます。
また火加減を強くすると焦げやすく、ココアの風味が来ててしまうので注意しましょう。
お好みで牛乳の代わりに豆乳にしたり、オリゴ糖の代わりに、はちみつか黒糖を入れても美味しいですよ。
□粉から練る、美味しいココアの作り方
*水ではなく、牛乳だけで練りながら温めて作る方法もあります。
朝食前の空腹時に
純ココアで作ったホットココアですが、冷え性解消のためには朝食前に飲むのがオススメ。
起きてすぐは体温が低く、早急に体温を上げることで体の動きを活発にする効果が。また朝から冷え性を改善することで、だるさが抜けない午前中を乗り切ることも可能となります。
夕食後の満腹時に
冷え性の方にとって冬の布団は冷たくて、あらかじめ温めておいても寝付けない悩みが。また夜中に手足の冷えで目が覚める、なんて話も聞かれます。
そういう方は、夕食後のティータイムにココアを飲みましょう。
夕食後に飲むことで、寝る前までポカポカ効果が持続します。寝る前お風呂にゆっくり浸かれば、更に暖かさが続いてゆっくり眠れますよ。

ほんのり甘くてポカポカ
ココアはリラックス出来る上に、冷え性改善とダイエットにも期待できる飲み物。
甘さが美味しいと感じる人もいる一方で、甘ったるいと敬遠する人もいるかも知れません。
しかし純ココア(ピュアココア)には砂糖が入っていないので、自分で甘さの調整が可能です。
また砂糖は身体を冷やしてしまうので、冷え性改善のためには砂糖は控えてオリゴ糖やはちみつを使うのがオススメですね。
ホッと一息つきながら自然と体も温まるココアを飲んで、冷え性を撃退しましょう!
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