「オリーブオイル」の名前は、健康や美容に良いので、聞いたことがある人は多いと思います。
今はほとんどのスーパーで購入することができるので、ご家庭に常備している人も増えているのでは?
でも、どんな種類があって、どんな風に選ぶのかを知っている人は少ないです。
実は奥深いオリーブオイルについて、ご紹介します!
オリーブオイルの種類は?
オリーブオイルが生まれたのはイタリアですが、主原料は名前の通り、オリーブの実から出来ています。
日本のスーパーでよく販売されているのが、
「エクストラヴァージン」と、
「ピュアヴァージンオイル」です。
エクストラヴァージンの中でも、特に価格が高いものは、「高級エクストラヴァージンオイル」と呼ばれています。
ただ、これはほとんど専門店でしか販売されていません。
では、価格も合わせてこの3種類のオリーブオイルを見てみましょう。
・エクストラヴァージン
色々な産地から食べやすいオリーブを集めて混ぜたもの。
マイルドな味の仕上がり。
500ml、約800円以上 (品質によって価格に差があります)
・ピュアオリーブオイル
オリーブの品質に若干のばらつきがあるものを精製し、エクストラヴァージンオイルで香りつけをしたもの。初めての人にも使いやすい。
500ml、約500円以上
・高級エクストラヴァージン
オリーブの果実だけを搾り取ったもので、ジュースのようになる。
オリーブの種類や産地で味が変わる。
500ml、約4500円
同じオリーブオイルなのに、種類が違うだけで販売価格も大きく違いますよね。
特に高級エクストラヴァージンは桁違いですね。
ただ、それは作り方に差があるからです。
それぞれ種類によって、風味も変わるので、一度試してみるのも良いですね。
初めてオリーブオイルを試す時は、まずはピュアオリーブオイルが価格も手頃なのでオススメですよ。
オリーブオイルの選び方のポイント
オリーブオイルに種類があることがわかりましたが、ではそれぞれどういう時に選ぶのがベストなのでしょう。
高級エクストラヴァージンオイルは、専門店で販売されていることが多いので、ここでは一般のスーパーでもよく売られているエクストラヴァージンとピュアオリーブオイルについてまとめてみます!
オイルを加熱しての比較でわかることは?
まずオイルを加熱してみて比較してみます。
エクストラヴァージンオイルは、加熱してみると、100度に到達したあたりから、煙が出てきます。
比較的早い段階で煙が出るんですね。
一方、ピュアオリーブオイルはあまり変わらない状態が続き、200度をやっと超えてから煙が出始めます。
実はエクストラヴァージンは香りを含む成分がとても多く、この成分がすぐに燃えるわけです。
それで、低い温度でも煙が上がるようになっています。
これでおわかりですよね?
オリーブオイルを選ぶ際には、
生の料理では、「エクストラヴァージン」、
加熱する料理には、「ピュアオリーブオイル」が向いていると言えます。
とは言え、エクストラヴァージンは必ずしも加熱料理に使わない方がいいというわけではありません。
現実はそれほどシビアに使い分けはしていないケースも多いようですね。
エクストラヴァージンの方がピュアよりも高いので、多くの油を使う加熱料理に頻繁に使うのは少し勿体無い? という事情もあるようです。
エクストラヴァージンオイルで注意すること
エクストラヴァージンオイルは、品質により価格が異なりますが、その価格が上がるほど、果実の味が強くなり、香りもきつくなります。
この風味がエクストラヴァージンオイルの特徴でもあり、これが好みの方も多いのですが、初めて使用する人は注意した方がいいかもしれません。
ボトルの底も確認を!
オリーブオイルの中には、ボトルの底に白く濁ったものが沈殿しているものがあります。
これは売り場の低い気温でも固まる、混ぜ物が含まれていない、とても良質なオリーブオイルです。
購入する際はボトルの底も見てみましょう!
紫外線による酸化には注意
どちらのオリーブオイルも紫外線に当たるとすぐ酸化してしまいます。
特にラベルの無いボトルの場合は、アルミホイルを巻いたりして紫外線に当てないようにしましょう。
■オリーブオイルを使ったトマトと新たまねぎのサラダ
※この動画のように、オリーブオイルは様々な料理に使用できます。
さいごに
本場イタリアではパスタを炒める時にピュアオリーブオイルを使い、出来上がったパスタの上からエクストラヴァージンオイルを掛けることが多いようです。
料理の上からオリーブオイルを掛ける方法なんて、日本ではあまり見ない使い方ですよね。
健康にも美容にも良いと言われるオリーブオイル。
実はオリーブオイルはどんな料理にでも合うのです!
産地によって風味も香りも違うので、好みの味を見つけてみるのも楽しいですね。
日本には小豆島で作られたオリーブオイルがあります。贈り物はもちろんですし、自分用としてお料理をワンランクアップしてみるのも良いですね。
オリーブオイルを使っていっそう楽しくお料理しましょう!
コメントを残す