油性ペン

ペンケースに一本あるととっても便利なのが、瓶や布などに書いても消えにくい油性ペン

ところが、油性ペンが手や服の袖についてしまったら大変ですよね。何度洗っても、ついてしまったインクはなかなか落ちないもの。小さい子供がいる家庭では、落書きに油性ペンが使われて、壁一面に消えない大作が!…なんて苦い経験がある方もおられるかもしれません。

落ちないからこそ便利、でもうっかり付いてしまうとで大変な油性ペン。手肌や衣服や布、壁や床についてしまった油性ペンの落とし方について紹介していきます。

油性ペンが手肌についた時の落とし方

手についた油性ペンの汚れ

サラダ油に化粧落とし!

手肌など体についた油性ペンを落とすのには、身近にある肌に触れても大丈夫な「油」が便利。台所にあるサラダ油ゴマ油、洗面台にあるオイルタイプのクレンジング剤で優しくマッサージして落とします。

意外な物として日焼け止めハンドクリーム、口紅も油性ペンを落とすのに効果的。これらにはお肌を保護するための油が含まれているため、油性インクを落とすのに効果的なんです

特に口紅は、ワックスなどの油分に色素を溶かして固めたものなので、油をたっぷり含んでいます。口紅やハンドクリームなら、女性は常備してることも多いのですぐ用意できて便利ですよ!

□手に付いた油性ペンをキレイに落とす方法
https://youtu.be/zZpCIMESZbw

歯磨き粉でそぎ落とす

油で落とす方法は、お肌を傷めない反面、少々落ちにくい側面もあります。お肌が荒れてもいいからきれいに落としたいのならば、少々強引ですが「そぎ落とす」方法もあります。要するに皮膚に乗っている油性インクを、物理的な方法で落としてしまう、というものです。

この方法で使用するのは研磨剤が入っている歯磨き粉や、エコな洗剤として見直されている重曹。歯磨き粉や重曹を少量の水で溶き、インクのついた部分に優しくなじませて研磨剤のちからでそぎ落とします。

当然お肌に見えない傷がつきますので、落とした後はハンドクリームなどで優しくケアすることを忘れずに。

油性ペンが衣服や布についた時の落とし方

蛍光ペン

ここでもクレンジングオイル

衣服に油性ペンのインクが付いてしまった場合、ここでもクレンジングオイルが大活躍します。ただし気をつけないと「油染み」ができる原因となるので、以下の手順でインクを落としましょう。

  1. インクのついた生地の裏に、汚れても良い布を当てます。
  2. インクのついた部分に、クレンジングオイルを少し垂らします。
  3. その上から丸めた布で、インクのついた部分を叩きます(上下の布にインクが移るまで)。
  4. 洗剤をつけてもみ洗いをしてクレンジングオイルを洗い流します。
  5. 普通に洗濯します。

インクが多少残る場合がありますが、無理をすると布地を傷める恐れがあるので優しく対処しましょう。

エタノールや除光液でも

消毒用のアルコール(エタノール)やマニュキアを落とす除光液も、油性ペンのインクを落とすのに効果的です。

エタノールなどで落とす場合の手順も、クレンジングオイルの時と同じように行います。ただしこれらはクレンジングオイル以上に、布地を傷める恐れがあります。目立たないところでまずは試してみて、色落ちなどがないか確認してから使うようにしましょう。

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油性ペンが壁や床についた時の落とし方

床にもエタノールと除光液!

床や壁についた油性インクに対しても、エタノール除光液はとても有効です。直接床や壁に吹き付けると塗装や壁紙が剥がれる恐れがあるので、布につけて叩くようにして落としましょう。

後で塗装やワックスを塗り直す予定があるのなら、ついた部分に直接垂らして布で拭いても効果的です。もしも不安ならば目立たない所を一度こすってみて、塗装などが取れないか確認してみましょう。

みかんを使う方法も?!

エタノールなどに比べると少々落ちづらくなりますが、みかんを使う方法もあります。みかんなどの柑橘類の皮にはリモネンという油が含まれていて、これが油性ペンを落とす効果があるんですよ。

使い方はペンのインクがついた部分を、みかんの皮でこするだけ。除光液などと比べても香りがよいですし、もともとが食べ物ですので、人が触る部分でも安心して使えますね。

みかんの皮

灰と消しゴム!?

液体が染みやすくて使えない場合は、固くしぼった雑巾灰をつけて軽くこする方法もあります。汚れが落ちたら別の雑巾できれいに水拭きして、灰とインク汚れを拭き取ります。

灰はお線香の灰が一番良いのですが、無ければタバコの灰でもいけます。ただし子供が触れるようなところには、危ないですので使わないようにして下さい。

灰でインクが落ちるのは、研磨剤の役割を果たすからなんですね。灰の粒子は細かいので壁や床に傷をつけにくいんですよ。

灰が手に入りにくい場合の応急処置としては、消しゴムでインクのついた場所をこする方法も。消しゴムが鉛筆を消す要領で、インクの粒子を取り去っていきます。ただしこすった跡が残る可能性もありますので、応急処置程度にとどめましょう。

頑張りすぎには注意!

汚れを消す

がんこな油性マジックのインクも、やり方によっては意外と簡単に落ちるものですね。

最後に、いずれの方法にも共通の注意点があります。それは、頑張って落とし過ぎないこと

こすり過ぎてしまうと、ついてしまった部分を痛めてしまう危険があります。それにせっかくインクを落とせても、落とした跡が残ってしまっては意味がありませんよね。

もしやってみて思うように落ちないようであれば、無理をせず目立たなくなる程度に留めておくということもありですね。

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