クリスマス

アメリカでは、クリスマスには家族そろってクリスマスにちなんだ映画を見たりします。

その中の一つに『クリスマスキャロル』があります。

日本でも「クリスマスキャロル」の話はとても人気がありますよね。そのクリスマスキャロル。原作ストーリーを読んだことがありますでしょうか?

人気のクリスマス映画、『クリスマスキャロル』の原作のあらすじについて紹介しようと思います。

『クリスマスキャロル』ってどんな話なの?

『クリスマスキャロル』は、英国イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説です。

1843年に出版されたこの中編小説は、金の亡者である主人公・スクルージがクリスマスイブに様々な不思議な体験をする事で改心する物語。

そのクリスマスキャロルのあらすじを紹介したいと思います。

クリスマスキャロルのあらすじ

クリスマスリース

老の商人・スクルージ

彼は血も涙もない冷徹な金儲け一筋の商売を続け、強欲極まりない生き方をしていました。

共同経営者であるマーレイがなくなった時も彼への布施を渋るだけでなく、人々が彼があの世でお金に困らないようにと施した冥銭(めいせん)でさえ持ち帰ってしまうほどの守銭奴(しゅせんど)。

当然スクルージは取引相手の商人からだけでなく、隣人からさえもひどく嫌われていました。

クリスマスイブの夜に・・

る年のクリスマスイブの夜。

マーレイの亡霊はスクルージを訪ね、スクルージが改心して新しい人生を送ることが出来るように、3人の精霊がスクルージを訪ねる事を伝えます。

スクルージと同じように、お金に取りつかれ、物欲にまみれた人生を送ったマーレイ。

彼は生前の罪に比例した鎖にまみれた悲惨な死後の運命を送る自分の姿を見せ、スクルージに生き方を改めるように諭します。

ーレイが言ったように、スクルージの前に3人の精霊が現れます。

過去のクリスマスの霊
現在のクリスマスの霊
そして、
未来のクリスマスの霊
です。

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過去のクリスマスの霊は・・

去のクリスマスの霊は、スクルージが夢と素朴な心を持っていた少年時代を見せてくれます。

過去にあった懐かしい人々に会わせてくれたのです。

まずは、初めての雇い主。スクルージを自分の息子のように接してくれ、妹と自分をクリスマスパーティーに招待してくれた優しいフェジウィグさん。

そして、彼の唯一の恋人・ベル。将来を約束した相手でしたが、ベルは自分よりもお金を愛するスクルージに気付き、婚約を破棄したのでした。

スクルージは耐え切れなくなり、精霊から帽子を奪って光景を消します。

現在のクリスマスの霊は・・

クリスマスのご馳走

在のクリスマスの霊は、スクルージの知人たちのクリスマスを見せてくれます。

わざわざ自分を訪ね、クリスマスを祝ってくれた甥・フレッドを「くだらない」と冷たくあしらってしまったスクルージ。

甥のフレッドは、家族の愛であふれた夕食会を楽しみながら、スクルージを食事会に呼べなかった事を惜しんでいます。

スクルージの簿記として安月給で働くクラチットの家族は、貧しくも明るい家庭とても質素な食事会を開いていました。そこで、クラチットの末っ子が長くは生きられない事を知ります。

クラチットの家族を救うことを約束するスクルージでしたが、施しを拒否した際にスクルージが言った言葉、『余分な人口が減って丁度良い』と言う言葉を精霊に聞かされるのです。

未来のクリスマスの霊は・・

来のクリスマスの霊は、人々の浅ましい姿をみせます。

ある評判の悪かった男は、大家にひとりぼっちで家で死んでいるのを発見されるのです。

それを知った人々は悲しむどころか喜びます。シーツに包まれただけの無惨な死体。人々は死体から服をはぎ取り、彼の家にから様々な物を盗みだします。

そして精霊は、クリスマスに一人ひっそり死んでいったこの男の墓石を見せました。こうして初めて、スクルージはこれが自分の死に様だと知るのです。

スクルージがどう変わったか?

雪のクリスマスのイメージ

翌日目覚めた彼は、甥のフレッドの家族とクリスマスを過ごし、クラチット家には御馳走を送り昇給を約束します。

この日を境に、スクルージは変わりました。クリスマスの魔法が、彼を優しく愛にあふれた人間に生まれ変わらせたのです

クルージは、マーレイと3人の精霊に改心の誓いをしました。

原作でぜひ読んでみて!

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クリスマスキャロルのあらすじを簡単にご紹介しました。

私も毎年クリスマスの時期になると、クリスマスキャロルの原作も読んでいるんですが、本当に感動的!で素晴らしいお話です。

クリスマスキャロルはそれほど長くないお話なので、チャールズ・ディケンズの原作でぜひ読んでみてくださいね。