日本全国の観光地の中には、一見地味だけど、ここでしか体験できないという素晴らしい場所もたくさんあります。その中の一つが鳥取県にある「鳥取砂丘」(とっとりさきゅう)。

鳥取砂丘は、広い砂地であることは有名ですが、実際にはどんなところなんでしょうか?

そんな「鳥取砂丘」の見どころや楽しみ方、そしてアクセスについて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

鳥取砂丘とは?

日本一の広さの砂丘

鳥取砂丘

鳥取砂丘は鳥取県鳥取市にある砂丘で、日本海に接して広がっています。その大きさは南北に2.4km・東西に16kmと、一般の人が行ける砂丘としては日本一の広さを誇ります。

観光地になっている鳥取砂丘ですが、実は山陰海岸国立公園の一部となっています。また国の天然記念物にも指定され、一部の区域は保護のために立ち入り禁止となっています。

それでも遊びに行ける部分は広大で、まるで遠く外国の砂漠に迷い込んだかのようなんですよ!

▼鳥取砂丘の基本情報
  • 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山砂丘
  • 入場可能時間:終日可能(観光施設などは日中のみの営業)
  • 入場料:無料(施設などの利用料は別途必要)
  • 駐車場:500円(200台)
  • 公式ページ:鳥取砂丘

  • (緑)鳥取砂丘
  • (紫)馬の背
  • (橙)らくだや
  • (黒)鳥取砂丘センター見晴らしの丘
  • (茶)砂の美術館
  • (赤)鳥取砂丘こどもの国

鳥取砂丘の見どころや楽しみ方は?

景色を楽しむ

砂丘列

鳥取砂丘といえば、海をバックになだらかな傾斜が広がる光景を思い浮かべませんか?

あの緩やかな山のような部分は「砂丘列」というもの。海側から数えて、第一砂丘列、第二砂丘列、第三砂丘列と3つありますが、特に有名な場所は、第二砂丘列。馬の背中のように見えるため「馬の背」の愛称で親しまれています。

*「馬の背」の傾斜は意外とありそうです。

オアシス

また山のような斜面がある一方で、鳥取砂丘にはすり鉢状にくぼんだ地形が存在しています。ここは季節によっては底から地下水が湧き出る、「オアシス」にもなるんですよ。

日本にいながらサハラ砂漠のような光景が楽しめるのも、鳥取砂丘ならではですね。

ラクダに乗ろう

ラクダ

鳥取砂丘は広大ですし、砂地なので歩くのにかなり苦労します。そこで利用したいのがラクダによる観光案内です。

砂丘入り口にある「鳥取砂丘 らくだや」では、ラクダに乗って砂丘観光が楽しめます。またラクダにまたがって記念撮影することもできるので、ぜひ体験したいですね。

「ラクダや」の営業時間や料金は、次の通りです。

  • 場所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-806
  • 営業時間:
    • 3月~11月…9:00~16:00
    • 12月~2月…9:30~15:30
  • 料金:
    • ラクダとの記念撮影…500円
    • ラクダによる遊覧 …1人乗り1800円、2人乗り3000円
  • 公式ページ:鳥取砂丘らくだや

「砂丘センター」からリフトに乗ろう

鳥取砂丘入り口にある「砂丘センター」からは、砂丘へ行くのに便利なリフトが運行されています。こちらは鳥取砂丘が高い位置から楽しめますし、移動にも便利なのでおすすめです。

砂丘センターは名産品などが購入できるドライブインなので、お土産を探すにも便利ですよ。

  • 観光リフト営業時間:9:00~17:00(季節、天候、機械整備等で変更あり)
  • 料金:
    • 大人:往復300円(片道200円)
    • 子ども:往復200円(片道150円)
  • 駐車場:無料(100台)
  • 公式ページ:砂丘センター

「砂の美術館」のサンドアート

鳥取砂丘そのものも魅力的ですが、周辺には鳥取砂丘ならではの施設も揃っています。

例えば「砂の美術館」では、鳥取砂丘の砂を使った「サンドアート」が展示されています。巨大な展示物は芸術品と言っていいぐらいで、これが砂で出来ているのかときっと驚きますよ。

    • 場所:砂の美術館(鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17)
    • 営業時間:
      • 平日及び日曜日…9:00~18:00(最終入場17:30)
      • 土曜日    …9:00~20:00(最終入場19:30)

※2019年1月7日~4月12日までは製作期間のため休館中

  • 入場料:大人600円、小中高校生300円
  • 駐車場:無料(メインゲート30台・サブゲート180台)
  • 公式ページ:砂の美術館

「鳥取砂丘こどもの国」で遊ぼう

子供と一緒に楽しみたいなら、「鳥取砂丘こどもの国」もおすすめです。園内には大型遊具が揃い、緑地もあるので砂に疲れたときにもピッタリですよ。

また雨の日でも遊べる室内施設や、夏限定の水辺の遊び場もあるのでいでも楽しめるのもうれしいですね。

  • 場所:鳥取砂丘こどもの国(鳥取県鳥取市浜坂1157-1)
  • 営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
  • 休館日:毎月第二水曜日、12月29日~1月1日(※8月は無休)
  • 入園料:高校生以上500円、中学生200円、小学生まで無料
  • 駐車場:無料
  • 公式ページ:鳥取砂丘こどもの国
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鳥取砂丘へのアクセス

電車やバスで

鳥取県外からのアクセスに関しては、飛行機や鉄道の利用が便利です。

空港から直行(土日祝のみ)

飛行機の場合は、「鳥取砂丘コナン空港」に向かいます。空港からは砂丘会館行きの周遊バスが、土日・祝日のみですが運行されています。

鳥取駅からバスで

平日は「鳥取砂丘コナン空港」から直行では行けないので、「鳥取駅」まで空港連絡バスで向かいましょう。

鳥取駅を降りたら、鳥取バスターミナル(0番乗り場)からバスに乗ります。バスは「ループ麒麟獅子(きりんじし)バス」と「路線バス(砂丘線)」の2つがあります。

ループ麒麟獅子バスは、土日祝と、夏季(8月)限定の巡回バス。「鳥取砂丘(砂丘会館)」の他、「砂の美術館前」や「砂丘センター展望台」「こどもの国」にも停車します。

路線バス(砂丘線)の場合は、鳥取砂丘方面に乗車し、「鳥取砂丘(砂丘会館)」で降りれば到着です(砂の美術館前や砂丘センター展望台にも停まります)。

なお、鉄道を利用して鳥取駅に向かう場合は、大阪や姫路よりJRの「スーパーはくと」に乗車すると便利です。鳥取駅に到着したら飛行機のときと同じように、バスを利用して砂丘へ向かいましょう。

車で

大阪・東京方面から

  • 「佐用JCT」から鳥取自動車道 → 「鳥取IC」 → 鳥取砂丘

*佐用JCT〜鳥取ICまでは約1時間強、鳥取IC〜鳥取砂丘までは約20分です。

岡山・広島方面から

  • 中国自動車道の「津山IC」 → 国道53号線 → 鳥取自動車道の智頭IC → 「鳥取IC」 → 鳥取砂丘

鳥取砂丘の広い世界へ!

取砂丘は国内最大級の砂丘で、日本にいながら雄大な景色が楽しめます。ラクダに乗って周囲を見渡せば、異国情緒も味わえるんですよ!

今回紹介した見どころ以外にも、パラグライダーや乗合馬車など、鳥取砂丘には楽しむポイントはたくさんあります。いずれも体を使う場面が多いので、動きやすい服装で行くとより楽しめますよ!

手軽に異国情緒を楽しみたいなら、鳥取砂丘へ遊びに行きませんか?