豊かな香りと見応えのある姿の「ゆり(百合)」は、プレゼントに人気の花の一つ。花束に入れるだけで豪華になりますし、園芸品種としても人気を集めています。
白い花やその姿から清楚なイメージのあるゆりですが、実は花言葉には様々な意味が。また白いイメージが強いゆりですが、その他の色があるのかどうかも気になりませんか?
そこで、
・ゆりの花言葉
・色や種類による花言葉の違い
・ゆりの開花時期
…についてまとめたので、プレゼントにする際の参考にしてくださいね!
ゆりの花言葉とは
聖母マリアに捧ぐ花

ゆり(百合)は、ユリ目ユリ科ユリ属の多年草。
ゆりに分類される花は多く、また品種改良されたことにより多くの品種が存在します。
そのような背景もあり、ゆりには様々な花言葉があるんですね。そのなかでも、まずは、ゆり全般を指す花言葉を紹介します。
- 純粋
- 無垢
白いゆりは聖母マリアに捧げられた花という逸話があるため、ヨーロッパでは古くから親しまれてきた花。そのため聖母マリアのイメージから、純粋・無垢という花言葉がつけられました。
- 威厳
一方で聖母マリアのイメージと、ゆりの厳かなたたずまいを重ね合わせた花言葉も。大きな花を咲かせたその姿は、美しさの中にも神々しさがあるからかも知れませんね。
色や種類による花言葉の違いは?
白いゆり
ゆり全体の花言葉は、そのまま白いゆりの花言葉となります。
というのも聖母マリアに捧げられたゆりは、白百合であったため。
そのため、白いゆりの花言葉も、
- 純粋
- 無垢
- 威厳
となるんですよ。
赤とピンクのゆり

白いイメージが強いゆりですが、白以外の花が咲く品種も多数存在します。
その中でも可愛らしさから、人気のピンクや、鮮やかさが目を引く赤は花束に入れたい品種。
しかしそのピンクや赤のゆりの花言葉は、
「虚栄心」
と、プレゼントには不向きなもの。
さらに、
ピンクには
・・・「富と栄え」
赤には
・・・「情熱」「優しさ」
という花言葉も存在します。
ピンクや赤は、恋人に贈るのではなく、会社関係の花束に入れるのにふさわしいかも知れませんね。
黄色いゆり
明るい色が目を引く黄色いゆりは、白いゆりにはない色彩が人気の品種です。
その黄色いゆりの花言葉は、
- 陽気
- 飾らぬ美しさ
- 偽り
というもの。自分を飾らないのか偽っているのか悩むところですが、ここは「陽気」をメインにして贈りたいですね。
オレンジのゆり
オニユリに代表されるオレンジのゆりは、野山や河川敷で見かけることが多い花。
そんなオレンジのゆりの花言葉は、
- 華麗
- 愉快
- 軽率
というもの。
華やかであるから愉快であり、人によっては軽々しいと取られる二面性を表しているのかも知れません。
ちなみに、オニユリの花言葉には、これらに加えて「賢者」という言葉があります。プレゼントで贈るのであれば、オニユリをえらび、華麗かつ賢者という意味を出したいですね。
品種によるゆりの花言葉
ゆりは多くの品種がある花ですが、オニユリのように独自の花言葉を持つ品種もあります。代表的なゆりの品種による花言葉は次の通りです。
威厳・高貴・純粋
◆ヤマユリ
荘厳
◆ヒメユリ
誇り
◆クルマユリ
多才な人
◆クロユリ
愛・呪い・復讐
カサブランカは結婚式で人気の花で、ヤマユリは日本特産で山里でよく見られるユリ。
花言葉とともに注意してほしいのがクロユリで、この花はユリ科バイモ属の高山植物となります。
花言葉も怖くあまり良い香りもしないので、贈り物に選ばないよう注意しましょう。
ゆりの開花時期は?

白いゆりは
ゆりは夏の花で、品種にもよりますが主に5月~8月頃に開花します。
その中でもよく見かける白い「テッポウユリ」は、6月~8月頃に開花。市場に出回るのもこの時期ですので、見かけたらぜひ購入したいですね。
その他のゆりの花は
その他有名な品種に関しては、次の時期に開花となります。
- カサブランカ 7月~8月
- ヤマユリ 7月~8月
- クルマユリ 7月~9月
- ヒメユリ 6月~7月
- オニユリ 7月
- クロユリ 4月~5月
ただしこれらの開花時期は、自生及び園芸で育てた場合。人気の品種に関してはハウス栽培などを行い、1年中市場に出回るようになっています。
もし冬にゆりの花が必要となった場合は、まずは生花店で確認してみましょう。
ゆりは種類も豊富
大ぶりの白い花と甘い香りが楽しめるゆりは、プレゼントに最適の花。花言葉に「純粋」「無垢」という意味があるため、特に結婚式で好まれる花でもあります。
一方で花の色によっては結婚式向きでないものもあり、また怖い意味のある品種も。結婚式なら無難に白を選び、他の色は贈る相手や状況に応じて選びたいですね。
種類も豊富なゆりの花を、素敵なあの人に贈りませんか?
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