い冬を家で過ごしていると、が近づくにつれて自然と触れ合いたくなりませんか。

身近な植物で春を感じるのも素敵ですが、思い切って早春の湿原や高原に出かけるのも素敵です。

春先の湿原は雪が残る場所も多いのですが、雪を合間を縫って目を出す草花も。そんな中に「ザゼンソウ(座禅草)」という、変わった植物があるのをご存知ですか?

そんな気になるザゼンソウ(座禅草)について、
どんな植物なのか?
・ザゼンソウの花言葉は?
・ザゼンソウが見られる群生地
・・など順にご紹介します!

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ザゼンソウとは

僧侶の修行姿

ゼンソウは、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草で、北海道・本州の高原や湿地に自生しています。

都会で見かけることはほぼ無いため、直接見るには自然豊かな地域へ出かける必要があります

ザゼンソウという名前ですが、漢字で書くと「座禅草」というもの。別名「達磨草」ともいいますが、理由はその特徴的な花にあります。

ザゼンソウは、地表から直接花を開かせます。大きさは10~20センチ程度で、赤紫の葉(肉穂花序)の中に直径3センチ程度の丸い花軸が。その姿は僧侶が座禅を組む様子に似ていることから、ザゼンソウと名付けられました。

スカンクのよう

日本では僧侶に例えられるザゼン草ですが、英語では「Skunk Cabbage(スカンクのキャベツ)」というもの。

実はザゼンソウは開花時に悪臭を放つことから、スカンクに例えられてしまったのです。

ザゼンソウの悪臭は、開花時にハエなどの虫をおびき寄せるため。おびき寄せた虫に花粉をつけさせて、うまく受粉するために利用しているんですよ。

雪を溶かす花

ザゼンソウの開花時期は、1月から3月にかけて

自生地のほとんどが雪に覆われていますが、その雪を溶かしてザゼンソウは開花します。

実は赤紫の肉穂花序(にくすいかじょ)には、25度程度まで発熱する機能が。この機能があるおかげで、雪が残る冬でも顔をのぞかせて開花するんですよ。

ザゼンソウの花言葉は

ひっそりと

見た目がユニークで、少々匂いが気になるザゼンソウ。そのザゼンソウの花言葉は、次の2つです。

・沈黙の愛
・ひっそりと待つ

どちらも他の花が咲かない時期に、ひっそり咲く様子が伺えますね。

花もどちらかと言えば華やかではなく、静かに佇む様子をうまく表現しているもの。

匂いのこともあってプレゼントに向きませんが、恋人・家族と群生地へ行った時の話題にいかがですか?

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ザゼンソウの群生地は?

滋賀県高島市今津町弘川の群生地

住所:滋賀県高島市今津町弘川
見頃:2月~3月上旬

琵琶湖北西部にある高島市今津町は、国内南限のザゼンソウの自生地です。

群生地が発見されたのは1981年のことで、地元の中学生が理科の観察授業で発見したという逸話が。その後環境庁の保護地域などにも指定され、現在まで大切に見守り続けた場所。

群生地周辺には木製の橋が渡され、地面に足を踏み入れないなどの保護対策も行われています。

また例年3月上旬には「ザゼンソウまつり」というイベントも開催され、多くの方で賑わいます。

□座禅草の花 日本南限の群生地(滋賀県高島市今津町弘川)

*ザゼンソウを見に、多くの方が訪れています。

栃木県大田原市・ザゼンソウ群生地

住所:栃木県大田原市北金丸
見頃:2月中旬~下旬

大田原の群生地は、かつて2000株以上の花が見られた場所。しかし現在は一度に見られる数は200~300株程度となり、大切に保護されている場所となっています。

見学の際には、貴重な群生地という事に留意して大切に見守りたいですね。

白馬村・白馬ざぜん草園と落倉自然園

住所:長野県北安曇郡白馬村
見頃:4月上旬~4月下旬

長野県の白馬村には、ザゼンソウが見られる2つの名所があります。
・飯森にある「白馬ざぜん草園」
・落倉の「落倉自然園」
です。

白馬ざぜん草園

白馬ざぜん草園は、国内最大級の群生地。約45万株が群生する様子は、他ではなかなか見られません。

かつてはイベントも行われていたのですが、現在は保全の関係で静かに見守る形となっています。

落倉自然園

一方の落倉自然園は、ザゼンソウとミズバショウが同時に楽しめる名所です。

ここのミズバショウは、ザゼンソウと同じく4月頃に開花。そのため白いミズバショウの花と、赤紫のザゼンソウの美しい共演が楽しめると評判です。

大切に守ろうザゼンソウ(座禅草)


ゼンソウは水の豊かな湿地でなければ育たず、その湿地も温暖化の影響で年々縮小傾向にあります。

また草花の盗掘などもあり、かつての群生地の中には一般公開をやめてしまった場所も。今回紹介した群生地も、地元の方々の保護活動のおかげで貴重な姿を見ることが出来る場所です。

見学の際には必ず注意事項を確認し、マナーよく見守りたいですね。

寒さが緩み春が近づいてきたら、そっとザゼンソウを見に出かけませんか?