冬は草花が少なくなる季節で、庭を見てもどこか殺風景に感じますよね。春に備えて準備を行う季節と考えることもできますが、やはり花が欲しくなることも。
そんな冬の時期におすすめしたいのが、白い花を咲かせるノースポール。愛らしい花がプレゼントにもピッタリですが、どんな花言葉があるのか気になりませんか?
そこで、ノースポールの花言葉と、開花時期や臭いのことなど、どんな花なのか?についてまとめました。
ノースポールの花言葉は?
冬らしい花言葉
ノースポールには、次の花言葉があります。
- 冬の足音
- 清潔
- 高潔
- 誠実
この中の「冬の足音」は、冬の始まりと共に咲くことから付けられたもの。また真っ白な花の様子から、「清潔」という花言葉も生まれました。
さらには花の咲く様子から、”人柄が立派、清らかでけがれのない”という意味の「高潔」という花言葉も。ここから”真心が感じられる、真面目で偽りがない”という意味の「誠実」という花言葉も生まれました。
いずれの意味も人から言われるとうれしいもので、自分でもこうありたいと思うものばかり。そのため先輩や目上の方、頑張っている同僚などへの贈り物にもピッタリですね。
再び出会う
その他には、次の花言葉もあります。
- お慕いしています
- 愛情
- 輪廻転生
「愛情」と「お慕いしています」に関しては、ノースポールも含んだ「スプレー菊」や「キク科の花」の花言葉。
ノースポールに似合う素敵な花言葉なので、恋人へのプレゼントに使いたい花言葉ですね。
「輪廻転生」は仏教・ヒンドゥー教などを中心とした考え方で、魂は何度も生まれ変わるというもの。動物・植物などに生まれ変わる事も含めていたり、あるいは人間限定だという考え方もあります。
いずれにしても来世でも再び巡り合い、友人や恋人同士になれるとしたら素敵なことですよね。
そんな願いも込めて愛情の花言葉とともに贈ると、素敵な思い出になるかも知れませんよ。
ノースポールはどんな花?開花時期は?
強く育てやすい
ノースポールはキク科フランスギク属の多年草で、地中海沿岸を中心に広く分布されています。日本に入ってきたのは1960年頃と比較的新しいですが、育てやすいため初心者に人気の花の一つに。
また種がこぼれた場所からでも育つ強さがあり、雑草と共に野原で咲いていることもあるんです。
ノースポールは育てやすく強い花ではありますが、日本の環境はやや苦手な部分も。そのため夏に枯れることが多く、日本では一年草として扱われることもあります。
雪のように
ノースポールの花は直径3センチほどで、黄色い芯を取り囲むように白い花びらを付けます。
開花時期が11月~6月と長く、また冬に咲く様子がまるで雪原のようです。
花の様子はマーガレットにも似ていますが、実はマーガレットもキク科の仲間。冬に咲くノースポールと違って、マーガレットの開花時期は3月頃から。また白以外の花も咲く点で区別したいですね。
臭いが強烈?
ノースポールは愛らしい見た目に反して、残念ながら花の香りはあまり良くありません。
菊の花独特の臭いがしますが、人によってはチーズの強烈な臭いというほど強い臭いがする花です。
香りに敏感な方にプレゼントする時は、少し注意が必要です。
ノースポールは花の名前じゃない?
「ノースポール」という名前は、実は花の名前ではありません。
日本名は「寒白菊(カンシロキク)」、または「沼沢菊(ヌマサワギク)」というもの。そして外国では、「クリサンセマム・パルドサム」と呼ぶのが一般的です。
ノースポールとは「北極」のことで、種苗を扱う「サカタのタネ」という会社が販売する時に付けたもの。白一色の北極の平原のように見えるから、この商品名となりました。
ちなみに他社ではノースポールを、「クリサンセマム」の名前で販売しています。しかし名前の覚えやすさから、日本ではノースポールの名前で定着しているんですね。
雪のように素敵なノースポール
冬になると寒さから草花が枯れてしまい、また葉を落として色合いが少なくなってしまいます。そんな季節でも白くかわいい花を咲かせるノースポール(クリサンセマム)は、まるで雪のように素敵ですね。
花言葉も高潔・誠実といった、言われて嬉しいものばかりなのでプレゼントにもピッタリ。また初心者でも育てやすい花なので、はじめて育てる花にもピッタリです。
雪が降らない地域でお庭が真っ白になる、かわいいノースポールに癒やされませんか?
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