美しい花は心を和ませてくれる上に、見かけた場所と共に思い出を残すことがあります。そんな花の一つに、ハワイでよく見かけるプルメリアがあります。
レイ(首にかける花輪)として渡されることもありますし、豊かな香りはハワイそのものとも言えますね。ALOHAとのつながりも深いプルメリアですが、どんな花言葉があるのでしょう?
そこで、
- プルメリアの花言葉
- プルメリアとALOHAとの関係
- プルメリアとはどんな花?咲く時期は?
…といった内容についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
プルメリアの花言葉は?

プルメリアには、よく知られたもので4つの花言葉があります。
- 気品がある
- 恵まれた人(恵まれた容姿)
- 日だまり
- 内気な乙女
気品がある
花言葉の中の「気品がある」は、プルメリアの花と香りから生まれました。
プルメリアの花は優雅で美しく、香りも甘さがありながら上品さが感じられます。そこから気品があるという、花言葉が生まれたんですね。
知り合いの女性へ花を送るときは、プルメリアはぴったりですね。
恵まれた人・恵まれた容姿
「恵まれた人」「恵まれた容姿」という花言葉も、プルメリアの花の美しさから生まれました。しかも素晴らしい香りも楽しめるとなれば、恵まれているという印象となりますよね。
ただし贈り物の花言葉とするには、贈る方の本質を見誤った印象にもなりかねません。素敵な花言葉ですが、引用しないほうが無難ですね。
日だまり
プルメリアは暖かな地方で咲く花で、太陽の光を受けてたくさんの花を咲かせます。そのため陽のあたる場所で咲く印象につながり、「日だまり」という花言葉となったんですね。
明るく朗らかな方へ花言葉として、男女問わず使いたいですね。
内気な乙女
「内気な乙女」という花言葉もまた、プルメリアの花から受けるイメージからつけられました。
プルメリアの花は、3~4輪ずつまとまって開花します。姿も香りも美しい上に、まとまって咲く様子が内気な乙女と重なったんですね。
ただし贈り物に添えるにはやや難しい言葉なので、引用はあまりおすすめできません。
プルメリアとALOHAとの関係は?
ALOHAはプルメリアの花びらに
プルメリアとハワイの挨拶「アロハ(ALOHA)」には、実はとても深いつながりがあるんですよ。
ALOHAとはハワイの挨拶として良く知られていますが、5つの文字にそれぞれ素敵な意味が込められています。
文字 | スペル | 読み | 意味 |
---|---|---|---|
A | Akahai | アカハイ | 上品さ・優雅さ |
L | Lokahi | ロカヒ | 協調性や調和 |
O | Olu’olu | オルオル | 心躍るような喜び |
H | Ha’aha’a | ハア ハア | 謙虚・慎ましやか |
A | Ahonui | アホヌイ | 忍耐・辛抱強さ |
ALOHAの5つの言葉はプルメリアの5枚の花びらに重ねられており、ALOHAからプルメリアの花へとつながるわけですね。

満月のプルメリアには思いを伝える力がある
ハワイでは満月の翌朝にプルメリアでレイ(首にかける花輪)をつくり、好きな人に渡すと思いが伝わると言われています。
ALOHAの象徴といえるプルメリアは、歓迎のレイにピッタリですね。もし空港などでプルメリアのレイを渡されたら、心良く受け取って身に付けましょう!
プルメリアとはどんな花?咲く時期は?
ハワイ原産の花ではない
プルメリアはキョウチクトウ科インドソケイ属の樹木の総称で、全世界に300種類ほどあります。5m~10mぐらいまで成長し、熱帯地域ではおなじみの花となっています。
プルメリアはハワイの花として知られていますが、実は中南米・カリブ海が原産の花です。ハワイにはもともとプルメリアはなく、18世紀頃に持ち込まれました。
花の色は赤・白・ピンク・黄色
プルメリアは、日本では6月~10月ごろに花を咲かせます。花の色は赤・白・ピンク・黄色などで、やや肉厚の5枚の花びらをつけます。
花の大きさは5~8センチほどで、3~5輪ほどずつまとまって開花するんですよ。
[マイハワイ] ハワイの花図鑑「プルメリア」
https://youtu.be/sxIVSuMD_7s
*プルメリアはハワイの様々な場所で見かけ、素敵な花が楽しめるんですよ!
プルメリアの花は素敵ですが、茎や葉を切る時に出てくる白い樹液には毒があります。許可をもらって花を摘むときは、樹液に触らないように十分気をつけてくださいね。
もしも樹液に触れてしまった場合は、すぐに触れた部分を洗い流すようにしましょう。
日本ではインドソケイとも
プルメリアという花の名前は、17世紀のフランスの植物学者シャルル・プリュミエ(Charles Plumier)から取られました。
一方で日本では「インドソケイ(インド素馨)」という、聞きなれない和名がつけられています。ソケイはインドなどで咲く花で、ジャスミンの仲間です。
インドソケイは上品な香りから取られた名前ですが、わかりにくい名前ですね。

お寺に咲く花
プルメリアは英語では「Plumeria」ですが、別名として「Temple tree(テンプル・ツリー)」とも呼ばれています。
プルメリアは熱帯地域の寺院や墓地に、よく植えられているからついた名前なんですね。
素敵なプルメリアの花で歓迎を
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プルメリア(インドソケイ)はカリブ海を中心とした、熱帯地方が原産の樹木です。「ALOHA」とのつながりも深い花ですが、もともとハワイにはなかったと聞くと驚きですね。
プルメリアは花と香りが美しく、「気品がある」「内気な乙女」といった花言葉が生まれました。また暖かい場所を好むため、「ひだまり」という花言葉もあるんです。
「アロハ」の声と共にプルメリアのレイを渡されたら、歓迎の印として受け取りましょう!
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