国ニュース内の、ちょっとしたトピックスコーナーで季節の話題がよく取り上げられています。地方のイベントやお祭りの話題などを見ると、その地方に遊びに行きたくなりますよね。

一方で東京ローカルの話題も取り上げられることがあり、東京も一つの街なんだなと思うことが。

そんな東京ローカルなイベントの一つに、酉の市があるのをご存知ですか?

東京各地で開催される酉の市について、

  • 酉の市とはどういうものなのか?
  • 2018年の開催日程と主な開催場所
  • 酉の市のおすすめ人気スポット

をそれぞれ紹介します。

スポンサーリンク

酉の市とは

「酉の日」に「トリ」にちなんだ神社や寺院で

酉の市(とりのいち)とは、主に11月の「酉の日」に行われるお祭りのことを言います。

開催場所は、鷲神社や大鳥神社(いずれも読みはおおとり)などの、「トリ」にゆかりのある神社やお寺。関西でも酉の市を行う神社はありますが、主に関東圏での風習となります。

torinoichi1

なぜ酉の市?

酉の日に酉の市が立つようになったのには、いくつか由来があります。

大鳥神社などでは、11月の酉の日にヤマトタケルノミコトが戦勝祈願をしたのだとか。そのときに武具の熊手を松の木に立てかけたため、熊手が酉の市の縁起物となったと言われています。

熊手はその形状から、金運・商売繁盛・子孫繁栄を呼び寄せるご利益があるとか。熊手を売る露天も多く並ぶので、ぜひ購入したいですね。

また11月の酉の日に、地域の農民が神社に鶏を奉納したのが市の始まりという説もあります。

一方で浅草酉の寺・長國寺では、11月の酉の日に菩薩様が現れたという話が。国家平安を祈願した際に現れたので、11月の酉の日が縁起の良い日とされました。

いずれにしても縁起の良い日にお祭りを行う、ということには変わりありませんね。

スポンサーリンク

2018年の開催日程と主な開催場所

torinoichi2

11月の酉の日って?

酉の市は11月の酉の日に行われますが、その前に「酉の日」とはどういうものなのでしょうか。

日めくりカレンダーなどに、「丁酉」「己酉」「辛酉」などの文字を見たことがありませんか?これは60日で一周する、「干支(かんし・えと)」と呼ばれる暦の一種。

「今年の干支」でおなじみの十二支と、十干というものの組み合わせで成り立っています。この干支に「酉」の字がある日が、酉の日と呼ばれています。

2018年の酉の市が立つ日は?

2018年の11月に、酉の文字が入る「酉の日」は次の3日。

酉の日の日にち 干支
11月1日(木) 一の酉 癸酉(みずのととり)
11月13日(火) 二の酉 己酉(つちのとり)
11月25日(日) 三の酉 丁酉(ひのととり)

酉の日は12日おきとなるため、年によって2回ある年と、3回ある年があります。2018年は、昨年に引き続いて酉の市が立つ日は「3日」ありますね。

酉の市の開催場所は?

酉の市は、東京都内だけでも30ヶ所以上の場所で開催されます。関東圏まで広げればもっと数も増えますし、関西でも酉の市が開催されています。

そんな数多くある酉の市でも特に有名なのが、次の3ヶ所「関東三大酉の市」とも呼ばれています。

□浅草 鷲神社(おおとりじんじゃ) + 長國寺

浅草鷲神社と長國寺は明治初期の神仏分離で分離しましたが、元々は一つの寺社。そのため隣同士で、それぞれ酉の市が行われるんですよ。

  • 住所:東京都台東区千束3-18-7(鷲神社)、千束3-19-6(長國寺)
  • アクセス:
    • 日比谷線 「入谷駅」北口3番出口から徒歩7分
    • つくばエクスプレス 「浅草駅」から徒歩8分
    • 東武線・東京メトロ浅草線/銀座線「浅草駅」から徒歩15分

□新宿 花園神社

東京新宿の歓楽街の中にある神社で、毎年大混雑する酉の市でもあります。

  • 住所:東京都新宿区新宿5丁目17-3
  • アクセス:
    • 東京メトロ丸の内線/副都心線/都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口すぐ
    • JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口から徒歩7分

□府中 大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)

東京23区から離れ、府中市で行われる酉の市です。神社の歴史がとても古く、大化の改新(645年)頃にはすでにあったという記述もあるほどです。

  • 住所:東京都府中市宮町3-1
  • アクセス:
    • 京王線「府中駅南口」から徒歩5分
    • JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」から徒歩5分

スポンサーリンク

酉の市のおすすめ人気スポット

発祥の地の一番札を

酉の市の発祥の地とされる場所で、もっとも有名なのが浅草の鷲神社

「おとりさま」の愛称でも親しまれ、浅草の風物詩にもなっています。

鷲神社で注目してほしいのが、一番太鼓とともに授けられる「一番札」です。

酉の市当日の午前0時に太鼓がなり、それを合図に参拝とお守りの配布が開始。このお守りを最初に受けた方にのみ、「一番札」と呼ばれるちょっと良いものが渡されるんですよ。

□浅草酉の市 一の酉

*1分10秒頃より、午前0時の参拝開始の様子が。すごい人数ですね。

花園神社の「見世物小屋」

新宿の繁華街にある花園神社は、多くの方がご利益を求めて訪れるにぎやかな場所。

新宿らしい特色として、今では珍しくなった「見世物小屋」が露天に登場します。

見世物小屋とは、ちょっとショッキングな演者を見せるためのもの。客を呼ぶための「呼び込み」も含めて、昭和の雰囲気が楽しめます。

*ちょっといかがわしい雰囲気も、見世物小屋の魅力です。

練馬大鳥神社の「お神楽」

東京都練馬区にある練馬大鳥神社も、酉の市では有名な場所です。

こちらの特徴は、1日に4回行われるお神楽

14時・16時・19時・20時30分に行われていて、そのときによって演目が変わります。見たい演目のある時間に行くのもいいですし、行った時の演目を楽しむのもいいですね。

練馬大鳥神社(酉の市:御神楽)

*神楽は音楽に合わせて、踊りを披露するもの。意外とノリノリだったりします。

露天も楽しい酉の市

の市では多くの露天が立ち並び、縁起物の熊手以外にも様々なものが売られています

神社やお寺でお参りをして縁起物を購入したら、露天を楽しめるのも酉の市の良いところ。美味しいものをお腹一杯味わって、ちょっぴり怪しげなお店をひやかしたり・・・

たいていの酉の市は遅い時間まで行われているため、仕事帰りに立ち寄れるのも魅力的ですね。

11月にしかない特別な酉の市を訪れて、縁起物と楽しい時間を手に入れませんか?