アボカドはとろっとした味わいも美味しく、美容に良いことからメニューに取り入れたい食べ物の一つ。スーパーでも見かけることが多く、以前よりはとても身近になっていますね。
しかしアボカドを買ってはみたものの、どう扱えば良いのか悩んでしまいがち。上手な切り方はぜひ知っておきたいところですね。また切った後の保存方法もわからず、気がついたら食べごろが過ぎてしまうこともあります。
そんなアボカドの上手な切り方と、正しい保存方法について紹介します!
アボカドの切り方
包丁でぐるりと
アボカドの切り方ですが、皮を先に剥かず半分に切ると取り扱いが楽になります。
切り方は次の通り。
1.アボカドに対して縦に包丁を入れ、種に当たるまで押し進める。
2.種にあたったら、種に沿うように包丁を一周させる。
3.包丁の切れ目が一周したら、両手で切れ目を左右にひねる。
4.すると片方に種が付いた状態で、アボカドが2つに割れる。
5.包丁の根元の角の部分を、種に刺す。
6.そのまま包丁をひねると、種が取れる。
実際に試してみると、驚くほど簡単にアボカドが2つに割れます。
皮をむくには
アボカドの皮は、半分に切った後に更に二等分してからむくのがオススメ。端の部分がつかみやすくなるため、ここを手でつまむとスルリとむけます。
皮がむけたら、そのまま薄くスライスして頂きましょう。
角切りにして使いたい場合は、半分に切ってから三等分して皮をむくとよいでしょう。後は大きさを揃えて切れば、アボカドの角切りの完成です。
実を潰して使うのであれば、スプーンで実をくりぬく方法も。残った皮が器のようになるので。ディップなどにしたアボカドを入れて食卓に出すとオシャレです。
□誰でもすぐできるアボカドの切り方
*うまく皮と実の間にスプーンが入れば、スライスする場合でもきれいに実が取り出せますよ。
アボカドの保存方法は?
室温で完熟
購入したばかりで完熟前のアボカドは、冷蔵庫に入れず室温で保存が基本。というのもアボカドは5度以下の環境だと低温障害を起こし、完熟状態にならないから。
夏であれば1日程度で、それ以外の季節でも3日程度で皮が黒くなって柔らかくなり食べごろを迎えます。
一方で27度以上になる場所に置くと、アボカドはあっという間に傷んでしまいます。
なので直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選んで保存しましょう。
特に夏場は室温も高くなるため、熟したものを購入して冷蔵庫で保存するほうがより安心です。
熟した後や熟した状態で購入した場合は、そのまま冷蔵庫で保存。完熟後に冷蔵庫に入れた場合、保存出来る期間は5日前後となります。
切った後なら
半分だけ使って余りそうな場合は、種は取り外さずそのまま残しておきます。その上で切り口にレモン汁をかけてからラップで切り口を密着。
後は冷蔵庫で保存して、2日以内に食べましょう。
スライス・角切りにした場合も、全体にレモンをふりかけます。その上で空気に触れないように、ラップを密着させるかジッパー付き袋で空気を抜いて保存。
こちらも2日以内に食べ切りますが、スライスした時点で食べきるのがベストです。
冷凍保存するには
アボカドがたくさんある時は、下ごしらえをしてから冷凍保存しましょう。
切らずに冷凍庫に入れて保存もできますが、解凍後に柔らかくなりすぎる欠点が。そのため加工してから保存するほうが、使いやすくオススメです。
冷凍保存の下準備は、基本的には切った時と同じ。
スライスしてからレモン汁をかけ、ジッパー付き容器に入れて空気を抜いて冷凍するだけです。ペースト状にする場合もレモン汁を加えて潰し、ジッパー付き容器に入れて空気を抜いて冷凍。
食べるときは自然解凍すれば、少し実が柔らかくなりますが美味しくいただけます。
冷凍保存出来る期間は、約1ヶ月。空気になるべく触れないよう注意して保存し、使う分だけ解凍しましょう。
アボ「カ」ドとアボ「ガ」ドの違いについて
アボカドとアボガドはどちらが正しいの?
たまに店頭で「アボカド」ではなく、「アボガド」として販売されていることがあります。
アボカド英語での綴りは「avocado」ですので、「アボカド」が正式な言い方。
しかし日本語の発音は、アボカドと言った濁音が飛び飛びで入る言葉は覚えづらく言いづらい部分が。
実際に口にだして「アボカド」「アボガド」と繰り返してみると、アボガドのほうが言いやすいですよね。そのため言いやすい「アボガド」が割りと定着している原因でもあります。
ちなみにアボカドには日本名もあり、ワニの背中に似ていることから「ワニナシ」と呼ばれます。こちらはとても言いやすいのですが、残念ながら定着してませんね。
完熟してから美味しく食べよう
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アボカドは熟す前だと固いため、そのまま食べるとあまり美味しくありません。完熟するとあの独特の食感が生まれるため、若い場合は室温において保存。
食べきれない場合は切ってすぐに下ごしらえをして保存すれば、日にちがたっても美味しくいただけます。冷凍保存も可能ですので、特売で安く入手できた時に加工しておくととても便利。
完熟させたアボカドを上手に保存して、いつでも好きなときに味わいたいですね!
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