お肌は陶器のようになめらかなのが理想ですが、「できもの」はどうしても出てしまいます。代表的なものにニキビがありますが、それよりもっと厄介なのが「イボ」なんです。
特に顔にイボが出来ると見た目にも気になるし、治りづらくて困りませんか?
顔にイボができる原因を知ってぜひ早いうちに対策したいもの。顔にできてしまった厄介なイボの原因や、治し方についてまとめました。
顔にできたイボの原因は?
ウイルスが原因?
特に若い人にできやすいイボは、青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)というもの。
主に「ヒトパピローマウイルス」という、ウイルスが原因で発生してしまいます。このウイルスが顔に出来た傷口に侵入し、繁殖してイボとなってしまうのです。
どんなイボになるの
青年性扁平疣贅になると、やや茶色がかったイボができます。大きさはだいたい米粒ほど。平らに盛り上がり、それほど目立つ大きさにはなりません。ただし一度できてしまうと、周囲に何個もイボができることが。
かゆみを感じることもあり、かいてしまうと余計増えてしまいます。出来たイボは1週間程度で消失しますが、1度出来ると他の場所に出来る特徴もあります。
顔にできたイボの治し方
気になっても触らない
顔にイボができてしまった時は、その部分を触ってはいけません。顔を洗うときやスキンケアの時も、極力触れることは避けましょう。手で触るとウイルスがついてしまい、その手がイボの感染源となることが。
他人と接触することで、ウイルスに感染したりさせてしまうこともあります。イボができたら極力触らない、こまめに手を洗って清潔にすることを心がけましょう。
市販薬は使わない
イボに効果のある市販薬はいくつかあり、「イボコロリ」などが有名ですね。しかしほとんどの薬は、角質が硬くなって出来るイボに対して効果のあるもの。
ウイルスが原因のイボには効果がない上に、柔らかい皮膚に使ってはいけない薬です。顔に出来たイボを、市販の薬で治そうとするのはやめましょう。
病院での治療方法は
顔に出来たイボは、皮膚科や美容クリニックでの治療が可能。皮膚科なら保険が使えますので、お財布にも安心ですね。
主な治療法は次の通りです。
・レーザー投射
一番簡単な治療方法で、レーザーをイボに当てて焼き切ります。こう書くと痛そうですし傷跡が気になりますが、それほど痛みもなく傷跡も残りません。一度施術を受けると再発しにくいため、イボができやすい人におすすめです。
・液体窒素
イボに液体窒素を塗り、凍らせて取り除く方法。1箇所に何個もできている場合に使われ、こちらもそれほど痛みを感じません。施術後はしばらく茶色く後がのこり、状態によっては何度か治療を受ける必要があります。
この他にも、医師が直接切除する事もありますし、内服薬を飲みながら治療を受ける場合もあります。
いずれも肌の状態を見た上での治療となりますので、安心してお医者様にお任せしましょう。
予防方法は?
ウイルス性のイボを予防する方法は、顔や体を清潔に保つこと。その上でニキビができないように注意して、健康的な生活を送りましょう。
そうすればたとえウイルスが侵入しても、体の防衛反応でイボになる前に排除が可能。また傷口がなければ感染率も下がりますし、お肌そのものも健康的になります。
ところで老人性のイボとは?
黒くてちょっと目立つ
若い方にはあまり出来ませんが、ウイルス以外の原因でイボができることもあります。老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)というもので、主に顔や首筋に多く発生します。
大きさは1ミリ程度で、イボによっては成長することも。やや黒っぽい色をしていて、一度に何個もできるので目立ってしまう特徴が。またおでこやTゾーンなどに出来る、脂漏性角化症というものもあります。
年齢の積み重ねで
これらイボは年齢の積み重ねによる、肌の老化が主な原因。特に紫外線を多く浴びた部分にできやすく、若い時からのお肌ケアが一番の対策となります。
治療法はウイルス性のいぼと同じく、病院で切除してもらうこと。ウイルス性ではないので人に感染しませんし、基本的には良性のものがほとんどです。しかし中には皮膚がんにもなる、悪性のイボができることもあります。年齢だからと放置せず、急に大きくなるようなことがあったら病院へ行きましょう。
出来てしまったら病院へ
ウイルスが原因のいぼは、できてしまった場合は私達の手には負えません。そのまま放置しても治りますが、気になるなら早いうちに治療を受けることをオススメします。
気になって触ってしまったり、自分で取ろうとすると顔のイボが悪化する原因に。顔に傷が残ってしまったり、この部分がシミになってしまったらきっと後で後悔します。
出来たものは仕方ないですので、病院できれいに治療してもらいましょう。
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