子供服で可愛いドレスに欠かせないのが、ふんわりとしたちょうちん袖。お遊戯会や発表会・ハロウィンの仮装などで、ちょうちん袖のドレスを作ろうと考えたことはありませんか?
ちょうちん袖は正式には「パフスリーブ」と言って、ふんわりとしたデザインが特徴です。しかし自分で作ろうと思うと、見た目からして難しそうに思えます。出来れば簡単に作りたいものですね。
そんなパフスリーブの簡単な作り方と、作る時に覚えておきたいコツなどを紹介します。
パフスリーブの作り方のポイント
型紙通りしっかり切る
服を作るときには、ほとんどの場合「型紙」を使用します。型紙通りに布を切り、それを縫い合わせることで服は出来上がります。
特にパフスリーブの場合、独特の形状を作るにはきちんと型紙通りに布を切る必要があります。
しっかりなぞって縫い代を取り、きちんと型紙通りに切る。面倒ですし苦手という人も多いですが、この行程はきちんと行いましょう。
しっかりギャザーを
パフスリーブがふんわりしているのは、生地をたっぷり使ってギャザーを寄せているから。肩口と袖口それぞれにギャザーを寄せて、独特の丸みを帯びた袖を作り上げています。
そのためパフスリーブを縫う時には、均等にギャザーを寄せる必要があります。
ギャザーの簡単な寄せ方は、次のとおりです。
1.ギャザーを作りたい部分に、手縫いで1センチ間隔でなみ縫いをします。
2.1センチ程度離して、もう一本同様になみ縫いをします。
3.縫った糸は両端を5センチ以上残しておきます。
4.この糸を両端からゆっくりと引っ張って、均等にギャザーを寄せます。
5.布が必要な長さまで縮まったら、両端の糸を玉結びにしてほどけないようにします。
ミシンの機能の中に、ギャザー用の縫い方がある場合も。ミシンによって使い方が違うのでご家庭のミシンを確認しましょう。
パフスリーブの簡単な作り方
簡単パフスリーブ
まずは、簡単なパフスリーブの作り方を紹介します。
◎材料
子供用のドレスなどを作るのなら、市販の型紙を利用するのが一番確実です。インターネット上に無料の型紙もありますので、検索してプリントアウトしましょう。ちなみに、
型紙の山型がきつい側は、袖山、
緩やか・あるいは平らな方は、袖口
と言います。
・柔らかい薄手の生地と同系色の縫い糸
厚手の生地よりも薄手の生地の方が、きれいなギャザーが寄せやすく仕上がりが綺麗です。厚手の生地は、ある程度作るのに慣れてから挑戦しましょう。
・バイヤステープ
袖周りに使用します。
◎作り方
1.型紙に合わせて生地を切り、山型の頂点部分に印をつけます。
2.袖山・袖口にそれぞれギャザーを寄せます。
市販の型紙にはギャザーを寄せる範囲が書いてありますので、その通りに寄せましょう。
3.袖口部分をバイヤステープでくるみ、縫い付けます。
バイヤステープの折りたたみ部分を広げ、端の部分を袖に合わせてしつけ糸などで止めます。折り線より少し上で縫い付けからくるりと折りたたみ、もう一度縫います。
*わかりづらい場合は、こちらの動画を参考にしてください。
4.裏表の状態にしてから、脇を縫って筒状にします。
5.取り付けたい服も中表にし、パフスリーブを服の中に入れて肩口が合うようにしつけ糸などで止めます。
*こちらの工程は動画を見たほうがよく判るかと思います。じっくり見て参考にしてください。
6.縫いあわせて出来上がり。
取り外しの出来る、もっと簡単なパフスリーブ
ノースリーブの服をイメチェン可能にする、取り外し可能なパフスリーブを紹介します。
材料は、
先ほどのパフスリーブでも使いました型紙と生地とバイヤステープ。
これにプラスして、ゴムを用意してください。
作り方は次の通りです。
1.生地を、型紙通りに切ります。
2.生地を中表にしてから、脇の部分を縫って筒状にします。
3.このとき両端を2センチほど縫わずに残しておきます。
4.両端をゴムが通せる程度の三つ折りにしてから縫い、そこにゴムを通します。
5.試しに袖を通してみて、落ちない程度にゴムの長さを調節してから結びます。
6.袖口部分を、バイヤステープでくるんで出来上がり。
袖口部分のゴム通し穴が表に来るように調節し、リボンを通して結ぶのもかわいいですよ。
可愛くアレンジ!
おとぎ話のプリンセスみたいな、ふんわりとした袖を持つドレス。可愛いブラウスやシャツの袖にも、パフスリーブはよく似合います。
手持ちの服に飽きた時にリメイクするのも良いですし、子供のために手作りするのも楽しいですよ。
取り外しの出来るタイプですと、肩口を縫い合わせなくていいので初心者でも簡単!親子でパフスリーブのある服を着用して、可愛いコーデを楽しんではいかがですか?
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