転勤の季節である3月・4月以外にも、急な辞令で転勤となるのは会社員の宿命かも知れません。しかし子供の環境を変えたくないといった理由で、単身赴任を選ぶ事も多いのでは。
また準備期間が短いことも多く、気がついたら異動日直前や当日にバタバタしてしまいがち。後で本当に必要だったものが出てきたり、持ってきたのに要らなかった…なんて事は避けたいものです。
というわけで、急な単身赴任でも慌てない、必要な物や手続きをリストアップしましたので参考にしてくださいね!
単身赴任に必要な準備あれこれ
最低限必要なもの
まずは引っ越した当日から必要なものを、真っ先に準備しましょう。
- 3日分の下着とYシャツとスーツ
- シャンプー・リンス・石鹸・歯磨き・ヒゲソリ
- バスタオルとフェイスタオル
- 室内着と外に出かけられる服1揃づつ
引越し当日から洗濯できる余裕はないですし、かといって汚れた下着のままは嫌ですよね。
とりあえず下着は3日分あれば、その間に洗濯や新品の補充も可能。Yシャツも同じ理由で3日分あれば、汚れた時などの対処も可能でしょう。
室内着などに関しては、後で購入もできますので一揃いあれば大丈夫。身だしなみ一式はコンビニなどでも買えますが、事前に用意するほうが安心です。
そしてお風呂に入ればタオルも必要ですから、一セットは準備しましょう。
- 布団一式
- カーテン
- トイレットペーパー
これらは持っていくのではなく、ホームセンターなどで購入して引越し先に配達をお願いするといいです。
引越し当日から布団がないのは辛いですし、プライバシー保護のためのカーテンは大切。そして何よりトイレでトイレットペーパーがないと、些細だけれど深刻な事態に陥ります。
最低でもこの3点は、引越し当日から使えるようにしましょう。
現地で早めに調達するもの
次に挙げるものは、当日からあると便利ですが無くても何とかなるものです。余裕があるなら荷物に入れても良いですし、引越し後に揃える事も可能ですね。
- 食器類
- 調理器具(鍋やフライパンなど)
- 台所用洗剤とスポンジ
- 各種掃除用洗剤と雑巾
- 洗濯用洗剤と洗濯用小物(物干しハンガーなど)
食器類は、最低限ラーメン丼と大皿と箸だけは用意しましょう。
またどの程度料理をする予定であれ、お湯を沸かすお鍋は何かと便利。料理をする予定がなくても、2リットル程度をわかせる鍋だけは常備しましょう。
洗濯も掃除も行わないと汚れる一方ですし、誰かに来てもらうわけにもいきません。使ったら洗う、といった習慣を身につければ掃除も意外と楽ですよ。
これら全てが100円ショップで購入可能なので、必要に応じて買い揃えましょう。
家電はどうする?
部屋に備え付けの家電があるなら便利ですが、ほとんどの場合は家電は購入が必要です。
最低でも、電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機は揃えたいですね。特に電子レンジは、調理をしない方は絶対入手しましょう。
この他に余裕があるなら、掃除機・テレビ・炊飯器を入手したいですね。
家電を中古で揃える方法もありますが、新品を購入したほうが結果的に長持ちしたという話も。ホームセンター等で単身者用家電セットの取り扱いがあるので、配送してもらいましょう。
単身赴任で必要な手続き
各種手続きには、運転免許証などの身分証明となるものと印鑑が必要ですので、あらかじめ準備しておきます。
転居届・転入届・世帯主変更届
赴任先が決定したら、転出届・転入届を市町村及び区役所に提出しましょう。
転出届は引っ越す14日前から受付可能で、転入届は引越し後14日以内に提出します。また世帯主が単身赴任の場合、別の方が世帯主にとなる「世帯主変更届」も提出しましょう。
尚、比較的短期間の単身赴任や、毎週家に戻るなど、生活の拠点はあくまで家族のいる家ということであれば、住所や世帯主変更の手続きは行わないという考えもあります。ただ一年以上の単身赴任になる場合は変更手続きを行った方が良いでしょう。
ライフラインの手続き
電気・上下水道・ガスの手続きは、引越し当日までに必ず行いましょう。
各会社に電話で申し込むことも可能ですし、インターネットでの申し込みも可能。特に電気と水道は、引越し当日から使えないと困りますよ。
既にインターネット環境がある物件なら良いのですが、なければ新規契約が必要となります。電話・プロバイダ契約はなるべく早く申し込み、当日から使えるように準備しましょう。
郵便・運転免許証・クレジットカードの手続き
意外と忘れがちなのが、運転免許証の住所変更。免許更新のお知らせは、記載された住所に届くので必ず警察署で変更を行いましょう。
またクレジットカードも、届け出た住所に明細や更新されたカードが届くので変更が必要です。
更に最寄りの郵便局転出届を出しておくと、1年間は旧住所の郵便物を転送してくれます。運転免許証以外はインターネットで手続きが可能ですので、忘れず行いましょう。
大変で寂しいけれど…
単身赴任の準備は大変ですが、必要最低限のものだけで引っ越すことも可能です。必要なものは後から送ってもらえますので、まずは住居の確保と各種手続きを優先しましょう。
期間限定の住まいですから、必要な荷物だけでシンプルに暮らすのも良いかも知れません。
一人暮らしは大変ですし寂しいですが、寂しいのは離れて暮らす家族も一緒。離れて暮らすからこそこまめに連絡を取り合って、単身赴任を乗り切りましょう!
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