昔は還暦で人生の一区切りでしたが、現在の60歳は引き続き働く方も多いです。実際60代の方は昔よりもとても若々しく、長寿を願う雰囲気とはちょっと違いますよね。
なので、還暦の次に当たる「古希(こき)」のお祝いで、改めて一区切りとしませんか?
ところが古希のお祝いと言われても、何歳のお祝いなのか等、意外と知らないことばかり。どんなプレゼントを贈ると喜ばれるのか?といったことも気になりますね。
そんな「古希」のお祝い、
- 古希のお祝いのおすすめのプレゼント
- 古希のお祝いのプレゼント選びのポイント
- 古希のお祝いの由来
について紹介していきます。
古希祝いとは?
数え年70歳のお祝い
古希とは、数え年70歳を祝う長寿のお祝いのことです。
数え年は、生まれた時点で1歳と数えるため、基本的には満年齢より1歳プラスして考えます。なので古希のお祝いは、「69歳の誕生日に数え年70歳お祝いをする」という事に。
満年齢のほうが判りやすいのですが、昔からのしきたりなので数え年でお祝いしましょう。
参考記事:長寿祝いの一覧をご紹介!お祝いするのは数え年?満年齢?
古希祝いにおすすめのプレゼント
紫の切子グラス
敬老のお祝い品といえば、湯のみもまた定番品の一つ。しかし湯のみは長年の愛用品があることが多く、夫婦で使えるペアの湯のみも今更…という場合もあります。
それなら湯のみではなく、江戸・薩摩に代表される「切子のグラス」を贈りませんか?
切子とはガラス製品に美しい模様を刻んだもので、主にグラスやお皿などに用いられる技法。古希にふさわしい紫色のものもあり、グラスですと切子が入ることで淡く美しい色合いになります。
冷たい飲み物や冷やした日本酒がよく合うので、男女問わず贈ることができますね。
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紫のプリザーブドフラワー
同じく紫のお祝い品の定番に、お花が挙げられます。しかし生花は管理が大変ですし、お食事会など外で渡された場合に持ち帰るのが大変。
なのでお花を渡す場合は、手頃な大きさにアレンジされたプリザーブドフラワーがおすすめです。
特別な加工がされているためいつまでも美しく、長寿を願う古希祝いにもぴったり。特に女性に贈るのでしたら、コサージュなどにアレンジされたものはいかがですか?
お出かけ時に身につけるたびに、贈られた相手のことをきっと思い浮かべてくれますよ。
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生まれた日の新聞
毎日欠かさず新聞や本に目を通す、活字愛好家の方におすすめなのが「新聞」です。それも単なる新聞ではなく、生まれた日付の新聞はいかがですか?
大手新聞社では、希望する日付の新聞1面を印刷してくれるサービスを取り扱っています。一部の地方新聞社でも、同様のサービスを行なっている所があります。新聞社にもよりますが、保存されていれば毎年の誕生日を揃えることだって可能です。一社に絞って70年分を揃えても良いですし、各社で生まれた日を揃えても面白いですね。
今から70年前といえば、終戦前後の激動の時代です。古希を迎えるまでにどんな歴史があったのか、今一度家族で振り返ってみませんか?
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古希祝いのプレゼントのポイント
ちゃんちゃんこに座布団は…
古希のお祝いには、紫のものを贈るのが昔からの習わし。以前は還暦の時と同じく、紫のちゃんちゃんこがよく贈られていました。
しかしちゃんちゃんこは年寄りの印象が強く、相手にあまり良い印象を与えません。また紫色の座布団もよく贈られましたが、こちらも生活様式の変化で喜ばれない場合も。
本人が欲しがっているなら良いのですが、そうでなければ避けたほうが無難かもしれませんね。
さりげない紫を贈ろう
紫にこだわりたいのなら、紫の色使いが上手に使われたものを贈りましょう。
一口に紫と言っても、薄めのラベンダー色・藤色から濃い茄子色など様々。古来より紫は高貴な色とされていますが、濃い目の色はお年寄りな印象になってしまいます。
ですから服などを贈る場合は、濃い紫色より薄い紫色の品を贈りましょう。アクセサリーなどの小物類は、濃淡を上手に組み合わせると上品になりますよ。
古希祝いの由来
由来は中国の詩人から
古希という言葉ですが、中国の詩人・杜甫の詩が元となっています。
杜甫の詩に「曲江」(きょっこう)という詩があり、その中で次の一文があります。
「人生七十古来稀なり」
これを前後の意味も踏まえた上で、現代語に訳すと次のようになります
「古来より70歳まで生きる人など、めったにいないのだから」
□詩吟 「曲江(人生七十古来稀なり)」 杜甫
https://youtu.be/DYvuwromtbc
杜甫が生きた時代は西暦700年代。今よりももっと寿命が短い時代でした。この詩を読んだ時の杜甫は50歳前後と言われ、70歳になる前に亡くなったと言われています。
この杜甫の詩の一文から、70歳のお祝いは古希と呼ばれるようになったと言われています。
ちなみに詩では「古稀」ですが、こちらの「稀」の書き方もで間違いではありません。「稀」が常用漢字でないことから、一般では「古希」とされているんですね。
本人が望むようなお祝いを
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数え70歳の古希祝いは、これから充実した毎日を贈る方をねぎらうお祝いです。元気なセカンドライフを送れるように、お祝いだけでなく今後の毎日もお手伝いしたいですね。
古希祝いのプレゼントも、できる限り本人が喜ぶようなものを贈りたいもの。もし今回紹介したものがそぐわないようでしたら、いっそ本人に希望の品を聞いてしまう方法も。
プレゼントもお祝いも本人が喜び望むようなものにして、素敵な古希を迎えましょう!
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