新年会でそろそろお開きに…という時に、締めの挨拶を任せられたらどうしますか?
内輪での新年会ならともかく、会社の新年会では慌ててしまいますよね。ほとんどは事前にお願いされますが、万が一という事も。
そんな時に使えそうな例文やマナーを覚えておけば、とっさの時に慌てませんよ。
幹事でなくても覚えたい、新年会での締めの挨拶の手順と簡単な例文を紹介します!
新年会の締めの挨拶のポイント
挨拶は上役にお願いする
本来、会社関係や部署内で行う場合、締めの挨拶は立場が上の方が行うのが通例。
出来れば事前に上役や年配の方へ話を通して、締めの挨拶を頼んでおくといいですね。その上で司会進行を担当する幹事は、軽く挨拶する程度にとどめておきましょう。
短く簡潔に
挨拶と言われると、自分の言葉で語りたくなります。
しかし新年会の締めともなると、お酒も入っていてグダグダな状況。自分が挨拶を聞く側だとしたら、早く挨拶が終わらないかなと思いますよね。
なので、締めの挨拶は短くまとめ、手早く締めてしまいましょう。
連絡事項は先に伝える
短くまとめるにしても、連絡事項などもいくつかあることでしょう。
例えば二次会へ続く場合、会場や集合場所のこと。会費が当日回収だった場合に、まだもらっていない方への告知など。
もし上役に締めの挨拶をお願いする場合は、先に連絡事項を発表しましょう。自分で締めの挨拶をする場合も、挨拶前か締めを行う前に連絡事項を伝えてしまいましょう。
新年会の締めの挨拶の種類
新年会の挨拶の最後に行うこととして、
- 三本締め
- 一丁締め
- 万歳三唱
があります。
それぞれの手順と使い分け方について紹介します。
三本締め
新年会の締めといえば、「三本締め」が一般的。
「パパパン、パパパン、パパパン、パン」のリズムで手を叩き、これを3度繰り返します。
三本締めの手順は次の流れとなります。
- 「三本締めでお開きにしたいと思います」と宣言。
- 「お手を拝借」と、皆さんに協力を促してから三本締めを開始。
- 1巡目の締めに「イヨッ!」と合いの手を入れる。
- 2巡目で「もういっちょ!」と合いの手を入れる。
- 3巡目を締めたら、「ありがとうございました」と挨拶してお開きに。
尚、三回繰り返さずに一度で締める場合は、「一本締め」と言います。ただし、一本締めは忘年会の締めに使うもので、新年会向きではないもの。その点も注意しましょう。
一丁締め
一本締めと間違えやすいものに、「一丁締め」があります。別名「関東一本締め」ともいい、その名の通り関東地方で主流の締め方です。
一本締めとの最大の違いは、手を一回叩いてお開きにする点。お手を拝借までは同じですが、「いよーっ!」の掛け声で一度手を叩いてお開きとなります。
大きな音はでますが一度きりなので、小規模の新年会に最適です。
万歳三唱
地域によっては、万歳三唱で締める事もあります。
万歳三唱の手順は次の通り。
- 締めの挨拶の最後に全員に起立を促す。
- 挨拶をした人、あるいは司会担当が先導をきって万歳をする。
- 続いてほかの参加者が万歳(バンザイ)をする。
- これを三度繰り返してお開き。
万歳三唱は全員で行うために一体感も得られるので、会社の新年会にいかがですか?
新年会の締めの挨拶の例文
上役へとつなげる挨拶の例文
会社などで上役に挨拶をお願いする場合の、上手につなげるための挨拶です。
皆様、会話も弾んでいる所恐れ入ります。会場の都合もございますため、名残惜しくはありますが、この辺で(一度)お開きにしたいと思います。
(なお、二次会といたしまして○○に会場を確保しております。
お時間のございます方は、ぜひご参加いただけると幸いに存じます。)
では、お開きの挨拶を○様(あるいは役職名)にお願いしたいと思います。
カッコ内の言葉は、二次会がある場合に付け足して使いましょう。
自分自身で締める場合の例文
自分で締めの挨拶を行う場合は、最後の三本締めなどもしっかりと行いましょう。
皆様、会話も弾んでいる所恐縮ですが、そろそろお開きの時間となってしまいました。本日は新年のお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
名残惜しくはありますが、ここで(一旦)お開きにしたいと思います。
(なお、二次会といたしまして○に場所を用意しております。ご都合がよろしければ、是非参加していただけると幸いです)
それでは皆様(新年会の主催名や会社名)の前途を祝しまして、三本締め(一丁締め・万歳三唱)で締めたいと思います。
※万歳三唱の場合は、「恐れ入りますが皆様ご起立頂けますでしょうか」と促す。
基本的には上司に挨拶をお願いする時と、それほど変わりません。シンプルかもしれませんが、締めの挨拶は短いほうが楽ではないですか?
形式さえ守れば、短くても大丈夫!
内輪の新年会などでは、ここまで形式張った挨拶でなくても大丈夫。集まってくれたことの感謝と、一年の無事を願う言葉を短くまとめて締めとしましょう。
会社の集まりでの新年会でも、良いことを言おうとしても結果的には空回りしがち。良いこと言えるプラスよりも、ダラダラ長いマイナスの印象が強くなりがちです。
締めの形式を守り短くまとめたほうが印象がよいので、難しく考えずに締めの挨拶をしましょう!
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