冬休みに宿題として出される「書き初め」は、簡単なようで意外と難しい課題です。
課題が指定されているならよいのですが、自由に書いていいよと言われると悩む子供もいるのではないでしょうか。親にとっても習字はあまり馴染みがない事もあり、質問されても困ってしまいますよね。
そこで、書き初めで押えたいポイントをまとめましたので、これを参考にアドバイスしてみてはいかがでしょうか?小学生向きの書き初めの言葉一覧も紹介しますので、これで宿題もはかどりますよ!
小学生の書き初め!書く時のポイントは?
子供らしく元気よく!
特に低学年の場合、字がきれいかどうかはそれほど重要ではありません。
ずるい言い方になりますが、「子供らしくのびのび元気にかけているかどうか」が重要。
もちろんコンクールなどでは、小学生の作品でも文字のバランスや美しさが重要ではあります。しかし学校の宿題でしたら、大きくのびのび元気よく書いて提出しましょう。
漢字は大きく、ひらがなは少し小さく
もう少しきれいに書きたいと思う子供には、文字のバランスに気をつけることを教えましょう。
すべての文字を同じぐらいの大きさに揃え、文字と文字の間を揃えるだけでも違ってきます。この時、漢字はやや大きめに、ひらがなは少しだけ小さめに書きましょう。
それを意識するだけでも、驚くほど文字のバランスが整って、すっきりまとまった文字になりますよ。
名前は丁寧に書く
書き初めの文字がかけたら、次は名前を書きましょう。
ここでのポイントは、元気よく書き初めを書いた場合でも名前は丁寧に書くこと。
名前はその人が一生使い続けるもの。雑に書くのは印象が悪くなってしまいます。また書き初めが元気であれば、名前を丁寧に書くことでバランスを取る意味合いもあります。
小学生の書き初めの場合、大抵が学年と名前を書くことになるかと思います。
学年と名前の間・苗字と名前の間はそれぞれ一文字ぐらいの空間を開けるのがベスト。もし書き初めの手本があるようなら、手本を真似て書くのが一番ですよ。
文字は正しく書く
文字の大きさ・バランス・元気良さも大事ですが、何より一番重要なのが、
字を間違えずに書く事。
特に宿題として提出する場合、正しい字が書けているかを先生はしっかり見ています。それにウソの字を書いてしまうと、一見普通に見えてもどこか変な印象になります。
子供同士でも「あいつ字間違ってるのに、そのまま出したんだぜ!」と言われてしまうかも。特に難しい漢字を書く場合、書き順と共にウソの字を書かないように気をつけましょう。
□習字の基礎
https://youtu.be/-nQK_Z7RSbA
*習字の基礎を復讐する意味でも、一度自分で書いてみると子供にも教えやすいですよ!
小学生の書き初めにおすすめの言葉
1・2年生向きの書き初めの言葉
先生によってはまだ習っていない漢字を書くことを、極端に嫌う場合があります。なので1・2年生ぐらいなら、ひらがなで書くのが無難かも知れません。
- ね
2020年(令和2年)の干支です。
- ゆめ
- にじ
- そら
- くも
空に関連する言葉や、明るいイメージの言葉は書き初めによく合います。
- まつ
- たけ
- うめ
- もち
お正月に関連のある言葉も、書き初めにはぴったりですね。
- きぼう
- みらい
- つばさ
三文字の場合、書き初めの縦長の用紙なら上手に書けるかと思います。
普段の習字に使う「半紙」の場合は、紙を縦横に四分割し、右上→右下→左上の順番で書いていきます。
このバランスが難しいため、低学年向きではないかも知れません。しかしもっと上を目指したい子供なら、挑戦しても面白いですよ。
3・4年生向きの書き初めの言葉
3・4年生になると、習っている漢字で熟語も作れるようになりますし、四文字ぐらい書ける集中力も出てきます。少し背伸びしてみるのも、普段の成果が発揮できてよいかも知れませんね。
- 新春
- 元日
- お正月
- お年玉
- 初日の出
正月らしい言葉で、書きやすくバランスの取りやすいものを集めました。
- 大空
- 青空
- 大地
- 初雪
自然や季節を題材にするのも、書き初めらしくなりますよ。
- 生きる
- 強い力
- 友だち
- 楽しい
- やさしさ
- ともだち
自分自身のこと、周りのことを書くのも小学生らしい題材となります
背伸びしたい子や書道経験者向き
ここからは、その学年で習わない漢字も入ります。
高学年の子や、習字を習っている低学年の子なら、挑戦してみましょう。
- 謹賀新年(きんがしんねん)
- 新春到来(しんしゅんとうらい)
書き初めらしい題材です。
- 有言実行(ゆうげんじっこう)
自分で言ったことや考えたことは、必ず行いますという意味です。
- 一心不乱(いっしんふらん)
一つのことに集中するという意味です。
- 一期一会(いちごいちえ)
その時その時の出会いを、大切にしましょうという言葉です。
- 真実一路(しんじついちろ)
本当のことだけを信じ、嘘偽りなくその道を突き進む事です。
親子で書き初め!
子供の書き初めを見ていると、自分ならこうするのにとつい口を挟んでしまいがち。それなら自分でも書き初めを書いて、お互い良い点や素敵な点を褒め合いませんか?
【参考記事】
大人の書き初めの言葉。四字熟語・二文字・一文字の例は?
メールやLINE等が全盛の現代ですから、意外と親の字を子供は知らないのかもしれません。
親の書く文字を子供が見ることの出来る良い機会ですし、新春らしく親子で書き初めをしませんか?
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