毎日キレイにお掃除するトイレですが、意外と見落としがちなのが、「トイレタンク」の中のお掃除。
表面は布で拭くなどしますが、中まで掃除するという人は少ないのではないでしょうか。しかし便器の黒ずみの原因の一つが、トイレタンクの汚れが付着するからなんですね。
とはいえトイレタンクの中はちょっと複雑。出来れば簡単に掃除したいものです。
そこで、トイレタンクを掃除する際のポイントや簡単なトイレタンクの掃除方法を紹介しますので、中までピカピカにしちゃいましょう!
トイレタンクを綺麗に掃除するためのポイント
使わない時間を狙って掃除する
トイレタンクの掃除中は当然ながらタンクの水が使えないため、トイレは使用できません。家族全員がいる時間帯に掃除を始めると、最短でも2時間はトイレを我慢する羽目になってしまいます。
ご近所にお願いして借りる手段もありますが、ちょっと恥ずかしいですよね。なので、家族のいない間や寝る前などの、トイレを使う頻度が下がる時間帯に掃除を行いましょう。
タンクの種類を確認する
通常はトイレタンクの水と、おしり洗浄器に使う水は別々に取られています。しかし一部の機種や古いタイプですと、トイレタンクからおしり洗浄用の水が取られていることもあります。
そうなるとタンクを洗う際に入れた洗剤が、そのままおしり洗浄用に行ってしまうこともありえます。一時的に水を遮断する方法があるはずなので、必ず説明書を読んで止めておくようにしましょう。
中には、トイレタンク洗浄後に何度もおしり洗浄器を使い、中の水を入れ替える方法もあります。間違っても洗剤入りの水で、おしりを洗わないよう注意しましょう。
□トイレのタンク
https://youtu.be/dBU7LDdztFs
*こちらは一般的なトイレタンクです。説明用ですがけっこう汚れてますね…。
また新しいタイプのトイレでは、タンクがコンパクトになっていて蓋がないものもあります。
このタイプはそもそも洗う必要がなかったり、その機種専用の洗い方があるはずです。説明書を必ず読んで、その機種に対応する方法で洗うようにしましょう。
トイレタンクの掃除方法
専用の洗剤を使う
トイレタンクを洗う方法で、一番手軽なのが「専用の洗剤を使う」事です。
トイレタンク用のつけ置き洗剤が市販されているので、説明書に従って使いましょう。
大抵の場合蓋をずらして中に洗剤を入れ、そのまま2時間程度水を流さず放置するだけ。その後は中の水を入れ替えるだけで洗浄は完了なので、とても簡単ですね。
しかしトイレタンク用のつけ置き洗剤は、トイレタンクの中を傷めないように作られているため、少々洗浄力は弱め。何年も洗っていなかった場合、つけ置きするだけでは汚れが落ち切らない場合もあります。
漂白剤を使う
どうしても汚れが落ちない場合は、漂白剤で白くします。この場合も蓋をずらして中に漂白剤を入れ、しばらく放置してから水を入れ替えます。
漂白剤を使用する際には、必ず次の点を守りましょう。
・塩素系漂白剤を使い、換気を必ず行う
塩素系の洗剤と酸性の洗剤を混ぜてしまうと、塩素ガスが発生して非常に危険なので絶対にまぜないようにして下さい。
トイレ用の洗剤は中性か塩素系のことが多いので、漂白剤も塩素系を使いましょう。それでも万が一ということがあるので、換気を必ず行ったうえで掃除を行います。
・つけ置き時間は30分まで
トイレタンク洗浄剤の場合、たいていは2時間程度つけ置きすることになります。
しかし漂白剤は強力なため、つけ置き時間が長いと中のゴムなどをいためる危険があります。30分もつけ置きすれば白くなるので、30分をめどに流します。
普段は重曹で
徹底的に洗ったあとは、一ヶ月に一度程度重曹を使って掃除を行います。
洗い方はこれまた簡単で、1カップ程度の重曹をタンクに入れて一晩置くだけ。翌朝そのまま洗い流して、新しい水を入れれば掃除は終了です。
洗剤や漂白剤と違って安全性の高いものなので、扱いが簡単なのも嬉しいですね。
もし最初にタンクを洗おうと思った時に、さほど汚れていなかったら重曹でのお掃除でも大丈夫。漂白剤・専用の洗剤ほどではありませんが、重曹でも充分きれいになりますよ!
フチの水アカはサンドペーパーで
タンクのお掃除は、基本的に「洗剤を溶かしてつけ置き洗い」することになります。
しかしこの方法だと、フチの部分の水垢が残ってしまうことがあります。それとは別に手洗い器が付いているタイプだと、蓋に水アカが付いていることもあります。
これらの水アカは、目の細かいサンドペーパーでこすりとりましょう。
ホームセンターや100円ショップで、「1000度」「#1000」と書かれたサンドペーパーが売っています。
1000度とはヤスリの目の細かさの基準。大きいほど目が細かいのでこちらを購入します。出来れば「耐水ペーパー」のほうが、水に濡れても使えるのでトイレ掃除ようには便利ですよ。
使い方は持ちやすい大きさに切ってから、水アカのついた部分を軽くこするだけ。こすって細かなゴミが出たら、濡れ雑巾で丁寧に拭き取りましょう。
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汚れが落ちない場合はブラシでこすって
トイレタンクはめったに洗わない部分だけあって、蓋を開けるとその汚さに驚くかも。しかし洗うのは簡単なので、トイレを使わない時間帯を狙って掃除していまいましょう。
ただしつけ置き洗いだけでは、どうしても汚れが落ちない場合もあります。
その時は柄の長いブラシに中性洗剤をつけて、優しく汚れをこすりましょう。一度きれいに洗ってしまえば後々楽なので、タンクの中までピカピカにしましょう!
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