寒い冬でも足元のおしゃれは、忘れたくありませんよね。
そんな方の強い味方が、もこもこで暖かくてかわいいムートンブーツ。
しかしムートンブーツは、気がついたら薄汚れていることも多く、安いものなら諦めてシーズン終了で捨ててしまうことも。
そんなもったいないことをしなくても、ムートンブーツはしっかりとお手入れをすれば長く履けるんですよ!
手持ちのムートンブーツをキレイに保てる、簡単お手入れ方法を紹介します。
ムートンブーツとは
羊の毛皮のブーツ
ムートンブーツ(シープスキンブーツ・UGGブーツ)とは、どういったものなのでしょうか。
ムートンブーツとは、羊の毛皮からできたブーツのことを指します。
元々は羊毛の毛刈り職人が、余った羊の毛皮でブーツを作って履いたのが始まり。その後も空軍パイロットや一部サーファーが、暖かさの面で履き続けてきました。
それがファッショナブルなものとして一変するのは2000年代になってから。ハリウッドの有名女優を始めとしてアメリカのセレブ達が一斉に履き出したことから世界的なブームになりました。日本でもその暖かさとかわいさから、冬の定番靴として定着するようになったんですね。

ムートンとフェイクムートン
ムートンブーツの特徴は、
- 表面のスエード生地
- 中の暖かな起毛
ムートンブーツは本来は羊の毛皮で作られているもの。ですが安いものですと化繊で出来ているものもあり、中はウールでも、外のスエードが豚や牛のスエードという事もあります。
価格を安くするためという事もありますが、雨や雪がしみない為の対策として使われていることもあります。
いずれにしても購入する際には、ムートンブーツの素材を確認しておきましょう。
ムートンブーツのお手入れ方法
基本は「ブラッシング」
どの素材のムートンブーツでも、履いて帰宅した後に行う基本のお手入れは同じ。
それほど汚れていないのならば、まずはブラッシングを行います。
靴屋に行くとスエード用のブラシが売られているので、ブーツを買うときに一緒に購入しておきましょう。出来れば馬の毛で出来た、すこし硬めのものがオススメです。
ブラッシングの方法ですが、力を入れず毛並みにそってブラッシングします。強くこすると表面がハゲる原因となりますので、あくまでも優しくブラシを使いましょう。
表面に汚れがある場合は、一度お湯で絞ったタオルで軽く拭くと汚れが落ちやすくなりますよ。
中のケアも忘れずに
暖かなムートンブーツは、どうしても中で汗をかきがちです。脱いだまま放置すると、雑菌やカビが発生して匂いの原因に。
その為ブラシをかけ終えたら、靴用の除菌・防臭スプレーを中に吹きかけます。その上で靴用の乾燥剤や新聞紙を中に入れ、形を整えつつ乾燥させましょう。
面倒でもこのひと手間が、靴の嫌な匂いを防ぎますよ。
■自宅で出来るお手入れ(ムートンブーツ)
*ブラッシングから中のケア、一連の流れを確認しておきましょう。
雨に濡れた場合は
雨に濡れて中までしみてしまった場合は、まずは新聞紙などで形を整えます。
その上で陰干しを行なって、2日ほどしっかり乾燥させましょう。
この時に何度か新聞紙を交換するのが、早く乾かすコツ。ストーブの前に置いたり乾燥機を使うと、型崩れの原因になるので地道に乾かしましょう。
自宅で洗ってみよう
汚れがひどい場合は、クリーニング店に任せるのが安心です。
しかし化繊のムートンの場合や、羊毛でも自分で何とかしたい場合は手洗いしてみませんか?
ムートンブーツを手洗いするには、次のものを用意しましょう。
- ムートン専用のシャンプー
- ぬるま湯
- 洗うための大きいたらい・バケツ
- 吸水性の良いタオル数枚
洗い方は次のとおりです。
- バケツか大きいたらいにぬるま湯を張り、シャンプーを入れます。
- ムートンを優しく沈めます。
- そのまま優しく、毛並みを撫でるように洗います。
- ぬるま湯を取り替えて、優しく撫でるようにすすぎます。
- 軽く押すようにして水分を軽く出してから、タオルで押すようにして水分を取ります。
- ある程度水分がとれたら、形を整えて2日ほど陰干しします。
ポイントは、とにかく優しく洗うことです。
羊毛のムートンの場合は、強く洗うと縮みと変形の原因に。化繊のムートンの場合は、毛が抜け落ちる原因となってしまいます。
乾燥する際も、熱風を当てるとムートンが痛む原因になるので、陰干しを徹底するようにしましょう。

手入れは買った時から!
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履いた後に面倒がらずに手入れを行うことで、驚くほどムートンブーツ長持ちします。見た目もキレイで匂いもなく、何年も愛用できるので思い切って良い物を買いませんか?
更に長持ちさせるポイントとしては、買ってすぐに防水スプレーで保護してあげる事。このひと手間があるだけで、履いた時の汚れや水濡れをかなり防いでくれます。
またムートンブーツを買うときは、お手入れグッズも一緒に購入しましょう。
それがムートンブーツを、長くきれいに履き続けるコツですね。
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