12月のクリスマスシーズンになると灯されるイルミネーションは、すっかり日本でもおなじみの光景です。その一方で静かに寄り添う荘厳なイルミネーションもあり、神戸ルミナリエもその一つです。
でしたが、29回目となる今回は、「神戸、未来に輝く時光」をテーマに従来の12月から1月に変更され新たな取り組みを行います。
芸術的で荘厳な美しさのあるイルミネージョンながら、人々の心に寄り添うような優しさに溢れている「神戸ルミナリエ」。
- 2024年の開催期間や点灯時間
- 神戸ルミナリエの見どころ
- 神戸ルミナリエの歴史
- アクセス情報
について順に紹介していきます。
神戸ルミナリエイルミネーションの時期
2024年は1月19日から開催
神戸ルミナリエは、毎年兵庫県神戸市で開催されるイベント。その中心となるのが、イルミネーションです。
2024年(令和6年)の開催期間や点灯時間は次の10日間です。
- イベント名:第29回神戸ルミナリエ
- 開催期間:2024年1月19日(金)~1月28日(日)
- 点灯時間:薄暮~21:30(変更する場合有)
*混雑状況によっては、点灯時間が繰上げることもあります
- 開催場所:旧外国人居留地、及び東遊園地、メリケンパーク
神戸ルミナリエイルミネーションの見どころ
ヨーロッパの教会を思わせる荘厳なイルミネーション
神戸ルミナリエのイルミネーションと言えば、ヨーロッパの教会を思わせる荘厳なものが有名です。電飾で幾何学模様を作り出して壁を作り、一つの建物を作り出しているからなんです。
荘厳な光のトンネルとクラシカルな音楽
ルミナリエ会場の玄関口となるのは、外国人居留地の仲町通りと浪花町筋の交差点のところ。その入口からは、アーチ状の「フロントーネ」が出現します。フロントーネは、3連の巨大な門状になっていて、高さが約22mもあるんですね。
そして入り口のアーチを抜けると、「スパッリエーラ」と呼ばれる”光の壁掛け”が組み合わされた作品が約50mにわたり続きます。また、まばゆい”回廊”の「ガレリア」も明るく照らします。
まさに荘厳な光のトンネルです。クリスマスにふさわしい厳かなクラシック音楽がずっと流れていて、素敵な気分を味わえますよ。
本日は三宮21時過ぎに用事が終わったので、ダッシュでルミナリエへ。
2018年のテーマは「共に創ろう、新しい幸せの光を」。
史上最多の51万個の電球だそうです。まずは、玄関とも言える「フロントーネ」。
ゴシック様式の大聖堂を表現してるんですって。#ルミナリエ #ルミナリエ2018 pic.twitter.com/hzIN7hWT8N— 永王 美咲 (@gokigen_misaki) December 10, 2018
東遊園地では光の聖堂「カッサ・アルモニカ」
東遊園地の広場に到着すると、東遊園地の芝生広場南西には、全長39m、高さ19mに及ぶ光の壁掛け「スパッリエーラ」を設置。
また、南側園地には高さ11m、直径7.6mの光の聖堂「カッサアルモニカ」を設置し、音楽のステージとして生演奏などのプログラムを実施します。
こんばんは#ルミナリエ#カッサ・アルモニカ pic.twitter.com/UeMkykcuKD
— 善右衛門 LV@ミント神戸 (@munch9419) December 15, 2018
メリケンパーク会場
メリケンパーク東南の緑地通路に長さ70mの光の回廊「ガレリア」を設置します。その入口には幅40mさ15mの玄関作品「フロントーネ」を設置します。
ガレリア及びフロントーネは有料エリアとなり、入場にはチケットの購入が必要です。
有料エリアの周囲には、どなたも自由に観覧いただける協賛企業名を記した作品を展示するほか、ルミナリエの公式グッズや神戸銘産菓子の販売、キッチンカーの出店(11月1日募集開始)も行います
白熱球からLEDへ
神戸ルミナリエのイルミネーションは、どこか寄り添うような暖かな光が特徴です。この光は、白熱球を使うことで生み出されていて、柔らかな光が見る人の心を癒します。
しかし白熱球は電力消費が大きく、最近のイルミネーションではLED電球が主流。神戸ルミナリエも、今ではLED電球がほぼ主流となりました。
今年も電球の数は約50万個使用される予定です(一部白熱電球も使用)。柔らかながらも光沢のあるイルミネーションが存分に見られるのはうれしいですね。
□2018年神戸ルミナリエ 踊る!KOBE光のファウンテン
*荘厳さと美しさに心が奪われますね。
神戸ルミナリエとは?
「ルミナリエ」とは
ところで神戸ルミナリエの「ルミナリエ」とは、どういうものなのでしょうか。
ルミナリエとは、イタリア語で小電球による装飾を表す「luminarie(ルミナリア)」の複数形。簡単に言ってしまえば、イルミネーション(英語)のイタリア語版という事になります。
ただし神戸ルミナリエにおいては、荘厳な神戸独自のイルミネーションを指す言葉。これはモデルとなっているデザインが、バロック様式のものだからなんです。
バロック様式とはルネッサンス期(16世紀頃)に流行した、過剰な装飾が特徴の建築様式。だからこそほかのイルミネーションと違って、荘厳なんですね。
鎮魂の祈り
神戸ルミナリエが開催されるようになったのは、1995年1月17日の「阪神淡路大震災」がきっかけ。この年の12月に、犠牲者の魂を慰める送り火と、神戸が立ち上がるきっかけとして開催されました。
当時はまだ復興半ばで、震災の傷跡が街のあちこちに残った状態。そんな中で灯された荘厳な灯りは、街全体に勇気と感動を与えました。
本来は1度だけの予定だったのですが、存続を求める声が次々と上がりました。そこで協賛金を募って継続されるようになり、現在へと続くイベントとなりました。
□神戸ルミナリエ (第1回/1995年) Kobe Luminarie 1995
*記念すべき1回目のルミナリエです。粗い画像ですが胸が一杯になりますね。
神戸ルミナリエへのアクセス
公共交通機関でのアクセス
神戸ルミナリエへは、公共交通機関で行く事となります。というのも会場周辺には駐車場が無く、混雑するために車の立ち入りがほぼ無理だからです。
各地から会場へ向かう場合、まずは神戸の「三ノ宮駅」を目指しましょう。JRでは東海道本線、私鉄では阪神電鉄、阪急電鉄などから行けますね。
三宮駅で降りても良いのですが、JRか阪神でしたら、この次の駅である、「元町駅」のほうが会場へはスムーズにいけます。
例年元町駅からは一方通行の誘導が入り、流れに乗って歩くと会場に到着するからです。同じ所を何度か歩きますが、迷わず到着できるのでオススメですよ。
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神戸ルミナリエ存続のために協力を
毎年観光客が大勢訪れる、神戸ルミナリエ・イルミネーション。
その成り立ちが、震災からの復興ということもあって、人の心に寄り添う優しい光が毎年あふれます。しかしここ数年は赤字という話もあり、今後の開催が少々気になります。
これだけの美しくて荘厳なイルミネーションは、他ではなかなか見られません!神戸ルミナリエに行く際は、何かしらの形で存続への協力をしたいものですね。
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