
毎年11月に解禁となるボジョレーヌーボーは、ワインに興味がない人でも気になります。
解禁日があるという事は、普通のワインとは違う特別なものなのでしょうか? もし特別なワインなら、それなりの飲み方をしないと怒られてしまうのかドキドキしませんか?
名前の由来も味も楽しみ方も、とにかくボジョレーヌーボーのことが気になりますね。
そこで、
- ボジョレーヌーボーの2023年の解禁日
- 解禁日が制定された由来
- ボジョレヌーボーはどんなワイン?
- ボジョレーヌーボー解禁日の楽しみ方
- ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方
…について順に紹介していきます!
2023年のボジョレーヌーボー解禁日は?
2023年のボジョレーヌーボー解禁日は、ずばり11月16日(木)です。
実はボジョレーヌーボーの解禁日は、毎年決まった曜日となっています。
それは、11月の第3木曜日、午前0時ちょうど。
これより前にボジョレーを販売してはいけませんし、購入することも出来ません。フライングゲットしたい!と思っても、グッと堪えてその時間になるのを待ちましょう。
ボジョレーヌーボーの解禁日が制定された由来

人気だったので…
ボジョレーヌーボーに解禁日が制定されるようになったのは、1967年からと比較的最近のこと。
それまでは各製造元で、バラバラに販売日を決めていました。
ところが、その結果、粗悪なものや未熟なワインが出まわってしまう結果に。そこで、ワインの質を落とさないためにも、ボジョレヌーボーの解禁日を設けて、その日に一斉に販売することとなったのです。
11月15日から11月第3木曜日へ
ボジョレヌーボーの解禁日は、当初11月15日の午前0時からとなっていました。
理由としてはフランスではこの日が、「サン・マルタン」という聖人の日とされていたからです。この日に収穫祭と冬の始まりを祝う習慣もあり、ワインの消費が狙えるという思惑もあったようです。
ところが、解禁日を特定日にしたことで、フランスらしい弊害が生まれてしまいました。
実はフランスでは、日曜日はお店も運送業も休んでしまいます。これはキリスト教で「日曜日は安息日」と定めていて、仕事はするべきでないという考えがあるからです。
その為、15日が日曜日に当たった場合、ボジョレーを売るお店もお休みとなってしまったのです。これではせっかくの解禁日が…という事で、1985年から11月第3木曜日が解禁日となりました。
ボジョレーヌーボーはどんなワイン?
元々は判断用のワイン
ボジョレーヌーボーとは、「フランス・ブルゴーニュ地方ボジョレー地区で生産された、新しいワイン」のこと。
通常ワインは発酵させて飲み頃になるまで、1年から5年ほど熟成させます。ところがボジョレーヌーボーの場合は、特殊な作り方で短期間で飲み頃になるように製造されています。
このような作り方になったのは、ボジョレヌーボーは、その年のブドウの出来を判断するために作られたワインだからです。このワインを試飲して、本格的に作らせたワインの味がどのようになるのか予測したのです。

ボジョレーヌーボーの味は?色は?
ボジョレーヌーボーとして認められているワインは、赤ワインのみとなっています。
その味は、甘い香りが強く出たフルーティーな味わい。赤ワイン独特の渋みが非常に少なく、ワインが苦手な人でも飲みやすい味わいとなっています。
ボジョレーヌーボーの色は、普通の赤ワインと比べて明るいワイン色をしています。
これは通常のワインがブドウの皮ごと潰して作るのに対して、皮を潰さずに発酵させているからです。ボジョレーヌーボーは色味からして、フレッシュ感が感じられますね。
□beaujolais
https://youtu.be/L02UTZjPeZ8
*ボジョレー地方は、フランスの素敵な田舎町。ここでワインが作られてるんですよ。
ボジョレーヌーボー解禁日の楽しみ方
世界で一番早く飲める!
ボジョレーヌーボーを、世界で一番早く味わえるのはどこかご存知でしょうか?実は時差の関係で、日本が世界一早くボジョレーヌーボーの解禁日を迎えます。
元々日本人は「初物」が大好きですし、ワインの「初物」となったらすぐに飲みたいですよね?
そういったこともあって、ボジョレーヌーボーは日本で大人気となったんですよ。
ボジョレーはどうやって飲む?

ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方は、しっかり冷蔵庫で冷やすこと。
元々渋みが少ない作り方なので、がっちり冷やしてもフルーティーさが全面に出て美味しいです。
じっくり味わうよりも、気軽に飲むのがボジョレーヌーボーの楽しみ方です。
また開封して長く置くと、せっかくのフルーティーさが失われてしまいます。長く置いても熟成されることもないので、開けたらすぐに飲み切るほうが美味しく頂けますよ。
ボジョレーヌーボーに合わせたい料理は?
一般的に赤ワインには、肉料理が合うと言われています。
ボジョレーヌーボーも赤ワインになるので、さっと焼いた肉料理との相性は抜群です。
また本来の赤ワインよりも軽い味わいなので、甘みのあるじゃがいもやさつまいもとの相性も抜群。お肉の付け合せに、甘く煮たさつまいもを添えると味のアクセントにもなりますよ。
意外かも知れませんが、実は和食との相性も抜群!
ワンランク上のお豆腐を湯豆腐や冷奴にしたり、旬の焼き魚と一緒に頂くのはいかがですか?料理と共に頂くお酒として楽しむと、美味しさの相乗効果も生まれます。
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ボジョレーヌーボーで楽しく乾杯!
ワインというと飲み方にこだわりを持つ方が多く、難しい飲み物というイメージもあります。しかしお酒は本来気軽に飲むもので、美味しいと思ったものを素直に飲めば良いのではないでしょうか?
ボジョレーヌーボーは解禁日があることで、毎年その日に集まるきっかけにもなれるワイン。みんなでおつまみなどを持ち寄って、気軽にボジョレーヌーボーを楽しみましょう!
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