グレープフルーツは、栄養価も高く、とても美味しい果物。
ですが、その一方で食べるにはちょっと面倒な果物でもあります。外皮が硬いですので、手でそのまま剥くことは出来ないものですし、皮を剥いてからも、中の小房も硬いので、食べにくいですよね。
特にグレープフルーツは皮を剥くのが面倒!という方は多いんじゃないでしょうか。できれば簡単に皮を剥けて、食べたいときにすぐ食べたいですね。
そんな方に教えたい、グレープフルーツの簡単な剥き方と美味しいレシピを紹介します。
簡単にできるグレープフルーツの剥き方
らせん式皮むき!
ナイフでグレープルーツの皮を剥くときは、「らせん」を描いて剥きましょう。
剥き方の順番は、次の通りです。
- 頭とおしり部分を切り落とす
この時に果肉が少し見える位切り落とすのが、皮むきのコツです。
- 厚めに皮を剥く
果実を回しながら、らせんを描くように剥いていきます。白い部分が残らないように、実の部分まで厚く剥くのがここでのポイントです。
- 実にナイフを入れる
実と実の間の房部分にナイフを差し入れます。房の中心部までナイフしっかり通すと、実が取り出しやすくなります。
- 剥がすように押して実を取る
反対側の房へもナイフを入れ、一房づつ実を取り出していきます。
- (3)、(4)を繰り返す
実を一つづつナイフで取り出していきます。実に種が残っていたら、取り除いて完成です。
全体的なポイントとしては、もったいないと思わず厚めに皮を剥くことです。少しぐらい実が削れてもいいや、位の気持ちの方がきれいに剥けます。
こちらの動画では、1分30秒ほどの短時間でグレープフルーツの皮を剥いています。慣れるとこんなに手早くできるようになるんですね。
□たかシェフのグレープフルーツの剥き方
グレープフルーツを茹でる!
ナイフで皮を剥くのは不器用で…という人におすすめしたいのが、一度茹でてしまう方法です。
方法はとっても簡単。
- グレープフルーツが入る大きさの鍋にお湯を沸かします。
- 沸騰したら、その中にグレープフルーツを入れ、3分ほど茹でます。
- 氷水に入れて冷やします。
- 皮が柔らかくなるので、手で皮を剥いて実を取り出します。
茹でたら味が変わるのでは?と心配する方もいるかもしれません。確かに茹でると、独特の苦味と酸味が少し抑えられますが、その分普段より甘いグレープフルーツに変化します。
これは苦味成分が、茹でたお湯に溶け出すからなんです。それでもグレープフルーツ独自の酸味と苦味は程よく残るので、しっかり美味しいんですよ。
栄養面でも、茹でる前とほとんど変わらないので、その点も安心してくださいね。
どうして茹でると皮が柔らかくなるのかというと、ペクチンという成分に秘密があります。
柑橘系に多く含まれるペクチンは、グレープフルーツの白い部分に多く含まれてる成分。グレープフルーツの皮が剥きづらいのは、ペクチンという成分がノリの役割を果たしているからなんです。
熱に弱いペクチンは茹でることで分解され、その結果、皮が剥がれやすく変化するんですよ。
グレープフルーツ、おすすめレシピ
グレープフルーツの面倒な皮むきが簡単にできるようになってくると、食べる機会がきっと増えますね。
そのまま食べるのも良いですが、ここではグレープフルーツを使ったおすすめのレシピを2つご紹介します!
刺し身とグレープフルーツのカルパッチョ風
意外に思われそうですが、魚介類と柑橘系は味の相性が抜群。
いつものお刺身にグレープフルーツを加えて、おしゃれなカルパッチョ風にアレンジします。
◎材料(4人分)
- 刺し身 2,3種類を1さくづつ
- グレープフルーツ 1/2個
- ベビーリーフ 1袋(50g)
- 玉ねぎ 1個(お好みで量を加減する)
- グレープフルーツ果汁 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 黒胡椒(あらびき) 適量
- 塩(できれば岩塩) 適量
*刺し身は、鯛などの白身魚と、マグロ・サーモンなどの赤身魚を用意すると彩りが綺麗です。
- グレープフルーツの皮を剥いて実を取り出します(らせん剥きの方法で)。
- 刺し身は薄切りにします。
- 玉ねぎは薄くスライスします。
- 玉ねぎを冷水に10分ほど晒して辛味を抜いてから水気を絞ります。
- 大皿にベビーリーフと玉ねぎを敷きます。
- その上に、刺し身・グレープフルーツ・刺し身と、きれいに並べます。
- 皿全体にグレープフルーツ果汁・オリーブオイルをふりかけます。
- 黒胡椒・塩を全体にふりかけて完成。
食べるときは、刺し身とグレープフルーツを一緒に食べもよいですし、別々に食べても大丈夫。簡単なのに彩りが素敵なので、みんなが集まった時のメニューにおすすめですよ。
苦味がアクセント!グレープフルーツの砂糖漬け
グレープフルーツは美味しいけれど苦味と酸味が…という方におすすめのレシピです。
◎材料
- グレープフルーツ あるだけ
- 砂糖(グラニュー糖) グレープフルーツ1個につき大さじ1
- グレープフルーツを茹でてから皮を剥き、実を取り出します。
- フタ付きの容器に、グレープフルーツを並べ入れます。
- その上にまんべんなく砂糖をふりかけます。
- 蓋をして冷蔵庫で1日置きます。
- 砂糖が溶け、水分が出たら出来上がり。
冷蔵庫で1周間ほど保存が可能なので、その間に食べきるようにしましょう。
そのまま食べても美味しいですし、ヨーグルトに水分ごと入れても美味しいですよ。容器に溜まった水分はグレープフルーツの果汁なので、そのまま飲んでも大丈夫。ちょっと味が濃いようなら、砂糖の入っていない炭酸で割るとサイダーになりますよ。
これなら毎日食べられる!
グレープフルーツは、毎日でも食べたい美味しい果物だけど、あの硬い皮さえ簡単に剥ければ…なんて思っていた方もこれで大丈夫ですね。
今回ご紹介した、らせん状にナイフで剥く方法と、茹でてから剥く方法は、どちらも簡単に出来る方法ですので、あなたに合った方法で、ぜひ一度試してみて下さい。
また、剥き方によって少し味が変わるので、食べ方やレシピにあわせて使い分けると便利ですね。
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