・朝、指にはめた指輪が、夕方になってきて抜けなくなった…
・気に入った指輪を試しにつけてみたところ、抜けなくなって焦った…
・ずっとつけている結婚指輪を、手術前に外そうとしたら取れなくて…
など、指輪が外れなくて困ったという経験がある方は多いんじゃないでしょうか。
指輪が抜けなくなる理由は様々ありますが、手のむくみが原因であることも結構多いんですね。
指輪が外れなくて焦る前に、ぜひ試してほしい、指のむくみのとり方のコツや、指輪の外し方についてまとめてみました。
指のむくみのとり方
抜けなくなることはよくあること
指輪が外せなくなるのは、指がむくんでしまって、指輪がきつくなってしまったことが大半の原因。人の指は、一日のうちにむくみなどで太さが変わりやすく、サイズにして1号分も変わるほどなんです。
なので、指輪が抜けなくなることはよくあることですので、まずは落ち着きましょう。緊張していると指の筋肉がこわばってしまい、一層抜けにくくなってしまいますよ。
バンザイ+ぶらぶら
指輪が抜けなくなった時にまず試して欲しいのが、バンザイをして軽く腕を揺らすこと。一見ふざけているように思えますが、指のむくみを取るにはこの行動がかなり効果的。
腕を上げることで、指が心臓より上がり、手の水分が下がっていってむくみが収まるんです。
さらにゆっくり腕を動かす運動で、筋肉をほぐして手の緊張を解く効果があるんですよ。1分位を目安にして腕をおろし、ゆっくりと指輪を抜いてみてください。指輪が動くようになっていれば、指輪が抜けるまでもう少しですよ。
指を冷やそう
あまり長い間腕を上げられないのであれば、流水で手を冷やしてみましょう。
指を30秒位冷やすことで、腕を上げた時のような効果が得られます。後はゆっくり指輪を動かしてみて、抜けるかどうか確認してみましょう。
優しくマッサージ
腕を上げたり水で冷やしても、むくみが取れるのは一時的なものですし、中々むくみが取れない場合もあります。そんな場合は、マッサージでむくみを取るようにしましょう。
マッサージを行うと血流を良くなり、溜まった老廃物を押し流して指のむくみが取れまる。心地よい刺激もあって、焦る心も落ち着きますよ。
マッサージの方法は次の通りです。
- 手のひらを上にします。
- 指先から付け根にかけて優しくゆっくりと押します。
- 全ての指を押したら、次に指と指の間をゆっくりと5秒ぐらい押します。
- 全ての指の間を押したら、手のひら・手の甲を優しく押しほぐします。
- 最後に指を握ったりゆるめたりを、ゆっくり5回繰り返します。
これで手の血流がよくなり、しばらくすると手のむくみが収まって指が細くなります。人によってはマッサージの途中で、指が軽くなって指輪が抜けたなんて話もあるほどです。
指輪の外し方
むくみを取って指が少しでも細くなったら、本格的に指輪を外していきましょう。
ゆっくり押しながら抜く
つけてすぐの指輪が抜けない場合は、次の通りにやってみましょう。
- つけている指輪の指の腹側を少し押してやります。
- すると、手の甲側に少し隙間が出来ます。
- 甲側の指輪を少しづつ指先へとずらします。
- ゆっくりと繰り返して移動させ、指輪を指の細い部分へと導きます。
あくまでも急がす、ゆっくり少しずつ行うのが、この方法のコツです。
石鹸や油の力で抜く
押しても指の隙間が出来ない・出来ても指輪が動かない時は、石鹸や油を利用します。
- まず指を濡らします。
- 指輪の部分に液体石鹸やオリーブオイル・サラダ油をたらします。
- ゆっくりと指輪を動かし、指と指輪に間に油や石鹸が入り込むようになじませます。
- 後は指輪を回したりしながら、指先の方へとゆっくり指輪を動かして外します。
ひもを使う
家にある糸で、指輪を外す方法があります。
タコ糸や手縫い糸が最適で、ミシン糸などの細い糸は避けたほうが良いですね。
手順は次の通りです。
- 指と指輪の間に糸を通します。縫針に糸を通して針を指と指輪の間をくぐらせるとうまくいきます。
- 指先側の糸を、指輪部分からその上の関節ぐらいまで指に巻きつけます。
- 巻きつけた糸の先端を押さえつつ、指輪と指の間を通した方の糸を指先側へと引っ張ります。
- この糸を引っ張りながら、巻きつけた糸をほどいていきます。
- すると指輪が少し移動するので、また指先側の糸を指輪の根本から関節までぐるぐる巻きます。
- 糸を巻く→反対側の糸で引っ張りながらほどくを、関節を超えるまで繰り返します。
- 関節を超えられたら、指輪は動くようになるので、後は普通に指輪を抜いてみましょう。
注意する点として、あまりきつく巻くと指の血流が止まってしまうことです。この程度の時間なら大丈夫ではありますが、念の為きつく巻き過ぎないよう気をつけましょう。
ひもを使った手順はこちらの動画も参考にしてみて下さいね。特に、上記、4・5・6の部分は参考になりますよ。
指輪】外れなくなった指輪のはずし方
それでもダメなら消防へ
関連記事:指輪をつける指に込められた意味とは?左指と右指でも違うの?
指輪が外れない時のむくみのとり方や、指輪の外し方の方法やコツについてご紹介しました。
まずは、落ち着いて、むくんでしまった指をマッサージなどでほぐし、そして今回紹介した方法を試してみれば、大抵の場合は指輪は外れてくれるはずです。
ただ、もしもこれらの方法でも抜けない時は、最後の手段として、最寄りの消防署に相談した方が良いでしょう。消防署には緊急用のリングカッターが常備してあり、指輪を切断してもらえます。
指輪を切断するのは勇気がいることかもしれませんが、実は切断した指輪は修復もある程度可能です。どうしても指輪が取れない時は切断も検討してみて下さいね。
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