生卵・ゆで卵・溶き卵に、目玉焼きに卵焼き…。
卵は昔も今も人気の食材の一つですね。そんな卵の食べ方で最近とっても人気を集めているのが、「冷凍卵」。
「たまごが冷凍できるの?」と知らない人からするとビックリしますが、実は卵は冷凍可能で、味も生卵と変わらないどころか、生卵の時以上に美味しくなるようなんですね。
そこで、覚えておくととっても便利な冷凍卵の作り方と食べ方、そして活用レシピを紹介します。
冷凍卵とはどういうもの?
黄身が濃厚もちもちに!

冷凍卵とは、その名の通り卵を冷凍庫で凍らせたもの。冷凍卵の特徴は、凍らせる事で卵黄がもちもちな状態に変わることが挙げられます。
しかも冷凍時に水分が若干抜けるため、モチモチ感がさらにアップし、味も濃厚でクリーミーに!
解凍した白身は生卵のようにサラサラなのに、黄身は濃厚。これが冷凍卵が人気の理由なんです。
冷凍卵の保存期間は?
食べ物でよくある勘違いの一つに、冷凍しておけば半永久的に食べられる、というものがあります。でもそれは間違い。
冷凍している間にも鮮度は落ちますし、水分も抜け落ちてしまいます。
殻を割る前の生卵で、生食出来る賞味期限は、およそ1週間。冷凍卵も、生卵と同じように賞味期限は1週間前後と考えておくほうが安全でしょう。
冷凍卵の作り方と食べ方

冷凍卵の作り方
それでは、冷凍たまごの作り方を紹介します!
用意するのは、
- 冷凍したい生卵
- 密封出来る保存袋
だけ。
作り方もとっても簡単。密封袋に生卵を入れて、冷凍庫に1日入れるだけです。
卵を冷凍すると殻が割れることがありますが、これは黄身と白身が凍ることで膨張するためなので、特に問題ありません。もしも殻が割れることが気になるのであれば、冷凍用容器に卵を割りいれて凍らせてもOKです。
冷凍卵を食べるときは時間をおいて
出来上がった冷凍卵ですが、食べるときには必要に応じて解凍しましょう。
殻付きのまま凍らせていた場合は、
- 殻を取り除きます。
↓
- 常温で1時間程度おきます。
これで解凍完了です。
夏場などの暑い季節では、雑菌の繁殖を防ぐためにも、冷蔵庫で2時間前後置く方がより安全ですね。
冷凍卵はそのままでも漬けても!
冷凍卵の食べ方ですが、基本な卵の食べ方と同じで大丈夫。
例えば、ご飯にかけて卵がけご飯にすると、濃厚な黄身のおかげでとても美味しいんですよ。
また、普通の卵と同様に目玉焼きにしてみると、黄身の濃厚さが更に際立って、いつもの目玉焼きとは違う美味しい味わいに大変身!白身が固まれば完成です。普段作る目玉焼きよりも短時間に出来ますので、朝食にもとても便利ですね。
冷凍卵を使ったオススメレシピ
冷凍だから出来る!冷凍卵の天ぷら
一般的に、卵はあまり天ぷらにはしませんが、冷凍卵なら天ぷらもできるんです。
- 冷凍卵(殻付き)
- 小麦粉 少々
- 天ぷら粉 大さじ2~3
- 水 少々
- 揚げ油 適量
- 冷凍卵の殻を剥きます。
- 冷凍卵に薄く小麦粉をまぶします。
- 水で天ぷら粉を冷凍卵に絡ませます。
- 160度に熱した油に冷凍卵を入れます。
- 3分ほど卵は動かさずそのままにします。
- 卵の周囲が固まったようなら、お玉などを使ってひっくり返します。
- 2分ほどしてきつね色になったら、取り出して出来上がり。
*冷凍卵は好きな数だけ用意して下さい。できたら味付けは塩でもよいし、天つゆでも美味しいですよ。
□冷凍卵のてんぷら作ってみました!
https://youtu.be/vuEs29XH5Ko
*「殻を剥くコツとして流水につける」とあるのはナイスアイデアですね!
冷凍卵の味噌漬けと醤油漬け
冷凍卵の濃厚な黄身を使用した、おかずにもお酒のおつまみにもなる1品です。
- 解凍済みの冷凍卵の黄身
- 醤油 大さじ3ぐらい
- 味噌 大さじ3ぐらい
他に次のものも用意しましょう。
- 密封できる保存袋
- ラップ
- 輪ゴム
- 冷凍卵の黄身と醤油を、密封出来る袋に入れて空気をできるだけ抜きます。
- この状態で30分ほど冷蔵庫で保存すれば、冷凍卵の醤油漬けの完成。
- ラップに味噌を塗り、その上に冷凍卵の黄身を一つ乗せます。
- 黄身をラップで包み、輪ゴムで止めて半日以上置けば、冷凍卵の味噌漬けの完成。
□冷凍たまごの黄身の醤油づけ
https://youtu.be/-Db303RuRXk
*アボカドに乗せても美味しいですが、冷奴(ひややっこ)とも良く合いますよ。
白身だけ余ったときはスイーツに
黄身の醤油漬けなどを作った際の余った白身は、普通の白身として使うことができます。味噌汁やスープの具にしても良いのですが、ひと手間加えてスイーツに挑戦しませんか?ここでは「簡単焼きメレンゲ」を紹介します。
★簡単焼きメレンゲ
◎材料
- 冷凍卵の白身 余った分だけ
- 砂糖 冷凍卵の白身1個分に対して30gほど
他に次のものも用意しましょう。
- 泡だて器
- ビニール袋
- クッキングシート
- オーブン
- 解凍した白身がまだ冷えている間に、泡だて器などで泡立てます。
- ある程度泡だったら砂糖を加え、ツノが立つまで泡立てます。
- ビニール袋に泡立てたものを入れ、ビニール袋の先端を少し切ります。
- 天板に敷いたクッキングシートに、直径1センチぐらいになるように絞り出します。
- 100度に温めたオーブンに入れ、30分ほど焼いて出来上がり。
作る際のコツは、白身は常温に戻しすぎないこと、それだけです。
電動泡立て器がないと白身を泡立てるのはとても大変ですが、そこはぜひ頑張ってみましょう。
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冷凍だからこそ気をつけたいこと

冷凍卵の作り方や食べ方について紹介してきました。ぜひ冷凍した卵を解凍して食べてみてください。その思わぬ美味しさにきっと感動しますよ!。
ただし一度解凍した卵は、当然生卵よりも賞味期限が短いもの。夏場ならなおさらですね。
冷凍卵を沢山作ってストックするのではなく、必要な数だけ冷凍しておいて、使うときはその都度解凍していただくのがいいですね。
幸い作るのも簡単な冷凍卵。必要な数だけ冷凍しておいて、毎日美味しくいただきましょう。
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