夏になると恋しくなるのが、ツルッとのどごしの良いそうめん。
茹でて皿に盛りつけて食べるのも良いですが、「流しそうめん」に憧れませんか?
実はお店に行かなくても、材料さえ揃えれば、家でも「流しそうめん」ができるんですよ!
本格的に竹を使うのに、意外と簡単にできるもの。その竹を使った流しそうめんの作り方や、流しそうめんを楽しむポイントについてご紹介します!
流しそうめん台を作るために用意するもの
まずは竹を用意しよう

まずは竹筒を用意しましょう。
他にも以下のものが必要です。
- 竹、雨どいなどの「そうめんを流せる筒」
(直径15センチ前後のものを4~5mほど) - なた
- 金槌
- ノミや小刀などの竹を削るもの
- 角材などの木の端材
- 紙やすり
- 細い竹</br />(70センチぐらいの長さのものを9本から12本ほど)
- 麻ひもなどの丈夫なヒモ
竹は、直径15センチぐらいを目安とします。両手で握って手が届く太さぐらいと覚えておくと便利です。
伐採可能な竹があれば許可を取った上で切り出しますが、ホームセンターでも販売しています。
伐採する際は2~3年物を伐採すると、乾燥時の反りを防ぐことができます。長さは4~5メートルもあれば充分です。ご家庭の環境にあわせて選びましょう。
竹が入手出来ない場合は、ホームセンターで販売している「雨どい」でも代用が可能。最近では見た目のそっくりなプラスチック竹も販売されており、丁度よく半分に切れているタイプもあります。
なたや金槌・のみなどの工具は、竹を割る際に使用します。
既に割ってある竹や、雨どいなどを利用する際は必要ありません。
細い竹とヒモは、そうめんを流す竹を支える台となります。
ご家庭にある椅子や台・脚立などが利用出来るのなら必要ありません。
簡単流しそうめん台の作り方
竹を割ろう
まずは竹の加工から始めましょう。
既に処理してある竹を使う場合や、雨どいなどを利用する場合はこの作業は必要ありません。
- 竹の中心にナタを当てる
- 金槌でナタを叩き、竹になたを入れていく
- ナタで竹をある程度割ったら、隙間に角材などを挟んでスペースを確保しながら一気に割る
この時点で気をつけることは、ある程度割っていくと、竹が一気に割れるようになるので驚かないこと。「竹を真っ二つに割ったような」ということわざがありますが、驚くほどきれいに割れます。
竹を割るのは真ん中でも良いのですが、切った後の比率が6:4ぐらいになる方が水がこぼれにくくなります。
こちらの動画でも途中から一気に竹が割れていきますね。この中ではサンダル履きで作業されてますが、安全の為に、軍手をはめ靴を履いて作業を行いましょう。
□流しそうめん用の竹の割り方
https://youtu.be/qzc-r7Ku6Jc
割ったら節を取ろう
次に、竹の中に残る節を取り除きます。
これは金槌で思い切り節の部分を叩くと、簡単に割れて取り除く事ができます。
ただし端に節が残ってるとそうめんがひっかかるので、小刀やノミなどで削りとってしまいましょう。
最後に割った断面や節に紙やすりをかけると、ささくれが手にささる不安がなくなります。
節を取った後は食器洗い用洗剤できれいに洗い、天日で半日ほど乾燥させます。特に伐採してすぐの竹は、水分を多く含んでいます。できるだけ乾燥させておきましょう。
竹を置く台を作ろう
流しそうめんは、ある程度の傾斜がないと流れて行きません。
脚立に竹をくくりつけるなど方法はいろいろ有りますが、細い竹で竹を置く台を作ってみましょう。
雨どいやプラスチック竹でも使えますので、ぜひ活用してみてください。
- 70センチぐらいに切った細い竹を、9本または12本用意する。
- 3本ごとに上から10センチぐらいのところで、麻ひもでしばりまとめる。
- 1セットごとにしばる位置は、下に少しずらしておく。
- 束ねた竹を広げ、三脚のようにする。
- 竹を乗せて一度水を流し、緩やかに傾斜がつくように調整して出来上がり。
基本はそうめん台の両端+真ん中ですが、長さによってはもう1セット追加して安定させましょう。
流しそうめんを楽しむポイント

流しそうめん台ができたら、あとはそうめんを用意するだけ。
ですがその前に、流しそうめんを楽しむためのポイントをまとめてみますね。
- 使うそうめんはなるべく長い物を用意する。
- 流しやすく取りやすくするためにも、そうめんは一口サイズにまとめておく。
- 子供が参加する流しそうめんの時は、カラーそうめんを用意する。
- 流しそうめんの出口にはバケツ+カゴなどを置き、落ちたそうめんを回収できるようにする。
- 流した水は垂れ流さずにバケツなどに貯めておき、食べ終えたら下水に流して捨てる。
*カラーそうめんは、色付きのものが束になって販売されています。沢山流すと子供も大人も盛り上がりますよ。
流しそうめんを楽しんだ後は…
流しそうめんを楽しんだあとは、竹を天日で乾燥させます。こうすることでカビの発生を防ぎ、何度でも流しそうめんを楽しむことができます。
カビが生えてしまった場合は、残念ですがその竹は衛生面でも使わないほうが良いです。そうならないために、次の年に使う場合も必ず乾燥させるようにしましょう。
みんなで集まってそうめんパーティ!
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長い竹が入手できれば、意外と簡単に流しそうめん台は作れます。
夏休みにお父さんとお子さんとで頑張って作ってみると、良い思い出づくりになるのでは?作った後は流しそうめんを味わいましょう!出来ればお友達を誘うと盛り上がりますよ。
流したそうめんは必ず拾えるようにすれば、もったいない事になりませんし食育にも繋がります。
ぜひみんなで流しそうめんパーティを開いて、暑い夏を乗り切りましょう!
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