東京の夏を彩る花火大会は様々ですが、その中でも江戸時代から続く花火大会が、隅田川花火大会。
日本最古という説もある、歴史と伝統のある花火大会なんですよ。
隅田川近辺は「東京スカイツリー」の完成以降、新たなお洒落スポットしても注目の的。
そんな昔と今が一緒に楽しめる隅田川の花火大会、2024年の開催日や時間、見どころやおすすめ穴場スポットを紹介します。
隅田川花火大会の日程・時間、打ち上げ場所は?
夏に東京で行われる隅田川花火大会は、毎年7月の最終土曜日に開催されます。2024年(令和6年)の開催日程や時間は次の通りです。
- 開催日時:2024年7月27日(土)
- 開催時間:19時00分~20時30分
- 打上数:2万発
- 開催場所:
- 第一会場:隅田川にかかる、桜橋下流から言問橋上流の間(19:00〜)
- 第二会場:隅田川にかかる、駒形橋下流から厠橋上流の間(19:30〜)
※雨天の場合は翌28日(日)に延期
隅田川花火大会の見どころや穴場スポット
合計2万発以上の花火!
隅田川花火大会の特長は、なんと言っても合計2万発もの花火が打ち上げられること。
2024年は、第一会場は約9350発、第二会場は約10650発の花火が打ち上がる予定です。しかもそれぞれの会場内でも、更に数カ所に分散して打ち上げられるので、常に花火が上がり続けるんですよ。
最初から最後まで途切れることのない花火は、息をつく暇もないほどです!
□隅田川花火大会第一会場感動のグランドフィナーレ「千紫万紅隅田の花嵐」
https://youtu.be/_EK8j0hNYic
*こちらは第一会場のグランドフィナーレですが、次々と打ち上げられる花火が圧巻です!
穴場スポットは?
隅田川花火大会の有名見物スポットは、どこも大混雑しますが、穴場もあります。
とは言え、これらの場所もそれなりに混雑しますので、早めに行く事をおすすめします。
住所:東京都墨田区向島5-9-1
銅像堀公園周辺は、打ち上げ場所からも近く、ビルなどに邪魔されず見学な可能な場所です。
ただし本当に小さな公園で、公園自体は夜間は入ることができません。くれぐれも周辺住人の迷惑にならないように、花火見物をしてくださいね。
住所:東京都荒川区南千住8-13-1
汐入公園(しおいりこうえん)は、銅像堀公園よりも広くて公園内にも入ることが可能です。打ち上げ場所より少し離れているので、混雑も少なくゆっくり花火が見られます。
土手で寝転びながら、あるいはシートを敷きながらの見物がオススメですね。
水戸街道とは、国道6号線・言問橋東交差点付近の事を指します。
花火大会の時間帯は歩行者天国になるので、車を気にせずに見物ができます。少し離れていながらも第一会場・第二会場の花火をしっかり楽しめるので、穴場の中でもオススメですよ。
コモディイイダ東向島店では、当日300名限定で屋上駐車場にて花火を観覧することができます。
第一会場までの距離が非常に近く、迫力ある花火が楽しめますし、トイレもあるので安心です。
ただし、コモディイイダの会員カードを作らないといけないことや、早くに並んで整理券を入手する必要があります。また整理券は朝に配布されますが、開始と同時にすぐに無くなる勢いなので、どちらかと言うと地元の人向けとも言えますね。
6月以降になれば、整理券の配布時間や配布条件などの詳細がわかるので、コモディイイダ東向島店に確認してみましょう。
屋形船やクルーズ船から花火見物
花火見物を贅沢に楽しみたいのなら、屋形船やクルーズ船を利用してみませんか?船の上から見る花火は乙なもので、ゆっくりと見られて江戸情緒も味わえます。
ただし「隅田川花火大会観覧クルーズ」は、定員も少なくプラチナチケットと化しています。屋形船も沢山ありますが、2ヶ月前ぐらいからの予約が必要です。価格は弁当付きで3万円前後が多いですね。
チケットの入手が大変ですが、苦労に見合うだけの景色が広がりますよ。
□隅田川花火大会 屋形船から撮影
https://youtu.be/hXqyiHHTC4o
東京スカイツリーも花火も!
実は東京スカイツリーからも隅田川花火大会の見物ができます。
花火大会にあわせて、展望デッキの特別チケットが5月末、あるいは6月頃から発売されます。入場券は限定900枚ほどで料金も12000円からとちょっとお高めですが、花火を高いところから見ることができるのは素晴らしいですね。
参考リンク:東京スカイツリー隅田川花火大会特別営業(2019年)
□スカイツリーから見た隅田川花火大会
https://youtu.be/Y_caX-uUfVo
東京スカイツリーと花火を、一緒に見られるポイントも合わせて紹介します。
住所:東京都墨田区吾妻橋3-4-5
大横川親水公園は、スカイツリーと花火が一緒に楽しめるポイントの中では、比較的混雑しない場所です。
ただし第一会場の花火はほとんど見えません。その点はご注意くださいね。
隅田川花火大会の歴史について
江戸時代から続く花火大会
隅田川花火大会のルーツをたどると、江戸時代の八代将軍・吉宗の頃までさかのぼります。
当時は享保の大飢饉と疫病の大流行で、多くの死者が出た時代でした。その霊を慰めることと、疫病退散の目的で、「川施餓鬼」という行事が執り行われました。この時一緒に両国で川開きも行われ、その際に花火を打ち上げたのが、花火大会の始まり。
実はこの時に打ち上げを担当した職人集団が、「鍵屋」と「玉屋」。花火の掛け声の「たーまやー!」「かーぎやー!」は、ここから来ているんですよ。
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いくつかの中断を経ながらも継続
隅田川花火大会という名前となったのは、1978年(昭和53年)と意外と最近の事。というのも明治維新や第二次世界大戦などで、花火大会は何度か中断の時期をはさんでいます。
今の名称になる前も1961年から1977年までの間、隅田川の水質悪化が原因で中断に追い込まれています。当時は高度経済成長の真っ最中で、公害や光化学スモックもあり、隅田川の状態もひどい状況だったようです。
でも水質が落ち着いて再開した時に、心機一転で今の「隅田川花火大会」の名称となったんですね。
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花火大会では、とにかくマナーよく!
隅田川花火大会は東京でも人気の花火大会ですので、花火の見物はどこも大混雑します。
必ず現場の係員や警察官の指示に従い、周りの方の迷惑にならないように見物しましょう。また見えそうだからといって、勝手に敷地内などに入るような行為は絶対やめてくださいね。
とにかく人が多く、それだけ不快なことも増えていきます。だからこそ一人ひとりが気を配り、マナーよく花火を楽しみたいですね。
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