ジャンボこいのぼり
春になると男の子のいる家庭で気になるのが、
鯉のぼりの事ではないでしょうか?
大きなこいのぼりを泳がせる家もあれば、
手頃な鯉のぼりを泳がせる家もあるかと思います。
その鯉のぼりですが、出す時期はいつが良いのでしょうか。
なんとなくご近所の様子を確認しつつ、
そろそろ我が家も… と出している方が多いのかもしれませんね?
また鯉のぼりをしまう時期も気になるものです。
そこで、鯉のぼりはいつ出すのか、しまう時期はいつが良いのか?
またしまう時の鯉のぼりの洗い方についてまとめてみました。
鯉のぼりを出す時期はいつからいつまで?
お雛様を片付けたら
鯉のぼりを出す時期に関しては、
この日でないとダメ!というものはありません。
早い所では、3月3日の桃の節句が終わってから、
遅くても、4月になってからが多いです。
なるべく長く飾りたいのなら、
桃の節句のお雛様を片付けてから、とするのが丁度良いですね。
ただし、お雛様は、春分の日まで飾る地域もありますし、
4月まで飾る地域もあります。
お雛様と鯉のぼりを一緒に出してはいけない、
という事はありませんが、先に飾っている方がやはり優先になりますね。
出来れば天気の良い日に
鯉のぼりを出す日について、気にかけて欲しいのが、前後の天気です。
せっかく出すのですから、気持ち良い風がある晴天の日に出したいですね。
風が全くないと鯉のぼりが泳ぎませんし、
強すぎても鯉のぼりにかかる抵抗が強くて大変です。
作業する人が気持よく動けるように、
天気予報を確認して鯉のぼりを出す日を決めましょう。
しまうのも天気の良い日に
鯉のぼりをしまう時期についても、この日といった日は決まっていません。
雛人形ですと、早くしまわないと婚期が遅れるとも言われますが、
鯉のぼりはそういった話も聞きません。
ただ、長く出したままですとだらしなく見えますので、
端午の節句である5月5日を終えたら早い内に片づけるのがいいですね。
可能であれば、下ろした後の片付けのことを考えて、
湿度の低い風のある晴天の日に片づけましょう。
鯉のぼりをしまう時に気をつけるポイントは?
雨風になびく鯉のぼりは、結構汚れているものです。
鯉のぼりは1年に1度出すもの。
次にすぐ使えるように、しまう時に綺麗な状態にしておきましょう。
クリーニングに出す?手洗い?
鯉のぼりの材質は、主にポリエステルやナイロン。
紐を取り付ける金具などがありますし、
素材的に熱に弱いのでクリーニングには適していません。
ご家庭で簡単に洗えますので、
天気の良い日に下ろしたらそのまま洗ってしまいましょう。
下ろしたその日に洗うほうが、面倒で後回しになることなくて良いですよ。
鯉のぼりの洗い方
では実際に鯉のぼりを洗ってみましょう。
大きい鯉のぼりは、お風呂場の湯船を利用すると便利です。
前日の残り湯があると、更に便利ですよ。
1.浴槽やたらいにぬるま湯(あるいは残り湯)を張り、中性洗剤を少量溶かします。
この時お湯が熱すぎると生地を痛めてしまいますので、
40度よりぬるいぐらいにしておきます。
中性洗剤は台所用の中性洗剤を使います。
あまり濃すぎるとすすぎが大変ですので、薄めに入れて下さい。
2.鯉のぼりをぬるま湯に、1時間ほど浸け置きします。
浸け置きした後に、汚れが残っているようならその部分を軽くもみ洗いします。
強く揉むと生地を傷めたり、色落ちの原因となります。
汚れた部分を軽く揉む程度にしましょう。
特に金粉が施されているものは、もみ洗いでとれてしまいますので、
浸け置きだけに留めておきます。
3.水がきれいになるまですすぎを行い、手で水気を絞ります。
金粉加工があるものは、この時も注意が必要です。
決して強く押してはいけません。金粉が取れてしまいます。
4.水気を切った後は、風通しの良い日陰で乾燥させます。
この時に形を整えておくと、しまう時に楽になりますし、
来年も綺麗な状態でだすことができます。
天気の良い日なら、朝の内に鯉のぼりをおろして午前中に洗えば、
夕方には乾きますよ。
5.乾いたら丁寧にたたんでから、防虫剤を入れずにしまいます。
入れてしまうと、防虫剤が鯉のぼりの色を溶かしてしまう恐れがあります。
防虫剤の入った箱の近くは避けて、押入れや収納ボックスに片づけましょう。
傷んだものは修理を頼もう
最近の鯉のぼりは丈夫にできていますので、
あまり破れやほつれが出ることはありません。
ですが一度破れができてしまうと、
そこから一気にほつれや破れが広がってしまいます。
少しの破れなら手縫いで処置は出来ますが、
下手に手を出すと悪化させる原因にも。
ベランダタイプの比較的安価なものでしたら、
思いって買い換えを検討してみるのもいいですね。
高級品でしたら、販売元で修理を受け付けてくれる場合があります。
破れやほつれを見つけたら、
販売元に問い合わせてお任せするのが一番ですよ。
鯉のぼりを大空に!
青空に泳ぐ鯉のぼりは春空によく似合い、
見ているこちらも爽快な気分にさせてくれます。
最近では家庭環境の変化もあって、
ベランダから泳がせるタイプも人気ですが、こちらも可愛いですよね。
子供の健やかな成長を願う鯉のぼりは、
同時に地域の皆さんの目を楽しませるもの。
ですから面倒でも鯉のぼりを空に泳がせて、
街の風景に泳がせてあげてください。
鯉のぼりを見た街の人が、爽やかな気持ちとともに、
お子様の健やかな成長を祈ってくれますよ。
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