一心行の大桜1

人間の命はせいぜい百年です。

しかし、植物の中には樹齢数百年と言うものもあり、しかもその間、開花時期になると、毎年美しい花を咲かせ、私たちを楽しませてくれる長寿の木があります。

「一心行の大桜」もそんな桜のひとつ。

ちょっと変わった名前ですが、その由来を知れば、また違った気持ちで花を眺めることができるのではないでしょうか。

一心行の大桜の名前の由来、2018年の見頃予想、見どころ、アクセス情報や口コミなどについてまとめてみました。

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一心行の大桜とは?

一心行の大桜(いっしんぎょうのおおざくら)は、熊本県南阿蘇村(旧白水村)中松地区にある桜の名木です。

品種は遺伝子解析の結果ヤマザクラと判明、樹齢は400年以上、高さ14メートル、幹の周りは7.35メートル、枝張は東西に21.3メートル、南北に26メートルもある大きな桜です。

1991年(平成3年)11月11日には、ふるさと熊本の樹木に登録されました。

一心行の桜が有名になったのは、1999年にテレビ朝日「ニュースステーション」の夜桜中継で放送されたことがきっかけです。以来、観光客が増え、毎年約20万人が訪れる観光名所となりました。

一心行の桜 名前の由来

一心行の桜は、かつてこの地を治めた武将、中村(峯)伯耆守惟冬(ほうきのかみこれふゆ)が眠る墓地内の菩提樹です。

惟冬は、この地に築城された鶴翼城(かくよくじょう)に住み、熊本県の三角にある矢崎城の城代を兼任していました。

ところが、今から400年あまり前、1580(天正8)年、薩摩の島津氏との戦いで矢崎城で戦火に散りました。残された妻子、少数の家臣はこの地に戻り、戦死した惟冬と一族の霊を供養するために桜の木を植えました。そして、一心に行をおさめたと言われています。

このことから、この木は「一心行の桜」と呼ばれるようになりました。一心行の桜は、今も、毎年みごとな花を咲かせ、訪れる人々を魅了しています。

一心行の桜 歴史と現状

一心行の大桜2

一心行の桜は、度重なる台風で幹が裂けたり、枝が折れたりして、現在の形になりました。

樹齢400年以上と言われる樹木の「活力度」は中程度ですが、ここ数年、多数の観光客によって根元が踏み固められ、幹が傾いて倒れるおそれが出て来るようになったのです。

そこで、木を保存するために、柵を建築、根元付近への立ち入りを禁止するとともに現在、「くまもと緑の財団」により養生が行われています

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一心行の桜、見頃予想・見どころ

一心行の桜の見頃予想

一心行の桜は、例年、3月下旬~4月上旬が見頃となります。

年々開花時期は早まる傾向にはありますが、昨年は例年よりも遅い開花でした。2018年の長期予報では、3月下旬以降は気温が上がり開花が進むと予想されますので、例年並み、そして去年よりは早く開花すると思われます。

今後の天気の状況によって変わることはありますが、4月初旬には開花、満開を迎えるのではないでしょうか。

行かれる前に開花状況は確認してからお出かけした方が良さそうですね。3月からの期間限定ですが、次のところで確認できますよ。

サクラ情報テレホンサービス Tel:0967-67-3321
(問い合わせ期間:3月上旬~4月中旬まで)

一心行の桜の見どころは?

一心行の大桜の見どころは、一本桜のりりしい姿と、ソメイヨシノとは異なるヤマザクラの花です。桜の花は菜の花と同時期に咲くため、菜の花のじゅうたんの真ん中にたつ巨木に花が咲きそろう姿は、実に見ごたえがありますよ。

また、開花期間に合わせて、「南阿蘇さくら植木まつり」が開催されます。

満開時から3日間は、21:00までライトアップされ、夜桜観賞も可能です

ライトアップの期間もライトアップ時間も短いのは、桜への負担を配慮したため。多くの人々に一心行の大桜を可愛がっていただきたいと言う地元の方々の気持ちを感じますね。

一心行の大桜 口コミ情報

一心行の大桜については、一本桜の見事さとともに、菜の花と同時に楽しめる点について、述べられたものが多いですね。

「畑の真ん中に大きな桜が1本だけ咲いてて壮大さと哀愁を感じました。」
「この桜はスゴいです『1本』ってのが魅力ですな!!是非ともごらんあれ」

※一心行の大桜のお花見クチコミ

「満開でした。薄いうすいピンクの花を全身にまとってしっかりと立っていました。
周囲を何度も回っていろいろな方向から見ました。
黄色の菜の花を前においた姿が一番きれいでした。」

※フォーサイトトラベル クチコミガイド

また、人気スポットとあって、混雑を指摘する声が多く聞かれます。

ねらいは午前中の朝一番、平日でも10時を過ぎると覚悟して見学に向かわれたほうがいいとのこと。時間に余裕を持って出かけた方が良さそうです。

「見ごたえのある桜です。時間帯を選べば混雑することなく
駐車場に入ることができる、はずです(笑)。
道幅が狭い(特に駐車場から指定された出口方面)ので、
大きなクルマは気を付けてください。
駐車場は普通車500円です。
この桜をゆっくりと見たい場合は、早朝もしくは夕方がおすすめかもしれません。
(観光バスも多いので)」

※フォーサイトトラベル クチコミガイド

アクセス情報

住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松3226-1
お問合せ:0967-67-1111(南阿蘇村役場)

■電車で
南阿蘇鉄道中松駅から徒歩約15分です。

■車で
九州道熊本ICから国道57号・325号経由約1時間、九州道益城熊本空港ICから約1時間です。

由来や歴史を知ると名所はより楽しく

一心行の大桜3

いかがでしたか?

熊本の桜の名木「一心行の大桜」についてご紹介してきました。

名前の由来や、これまでに何度も台風などの被害に遭いながら今も美しい花で人々を楽しませてくれていることを知れば、単に「きれい」だと言う以上の気持ちが、湧き上がってくるのではないでしょうか。

樹齢を重ね、疲れの見えて来た一心行の大桜を守るために、地元の方々は懸命に努力を続けておられます。

そんなことを思いながら、感謝の気持ちで、その美しい姿を楽しむことが出来るといいですね。