最近は、スーパーのお豆腐コーナーに行くと、絹ごし豆腐が多いですよね?
木綿豆腐はあまり置いてないように感じます。
昔は、お豆腐と言えば木綿豆腐だったように思うのですが、最近は、お豆腐も柔らかいものが好まれるのでしょうか。
でも、絹ごしと木綿豆腐の違いって何なんでしょう?また栄養面での違いも気になりませんか?
絹ごしと木綿の違い、栄養価や使い分け、またおすすめレシピなど、お豆腐についてまとめてみました。
絹ごしと木綿の違いとは?
絹ごしと木綿の違いは、「作り方」と「食感」にあります。
木綿豆腐
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものをくずしてから、圧力をかけて水分をしぼり、再び固めたものです。
水切りするときに、型に木綿の布を敷くので、表面に布の跡が残ることから「木綿豆腐」と呼ばれます。
木綿豆腐は、味が濃く、崩れにくいのが特長です。
絹ごし豆腐
絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃度の高い豆乳に凝固剤を加えて、そのまま固めて作ります。
「絹ごし」と言うのは、木綿豆腐との食感の対比から来た呼び名で、「絹でこした」からではないんですね。
絹ごし豆腐は、木綿豆腐に比べ、なめらかですが、味はやや薄いです。
栄養価はどう違う?
絹ごしと木綿では、作り方が違うため、栄養価も異なります。
木綿豆腐は、水分がしぼられているため、栄養分が凝縮されています。
絹ごし豆腐と比べ、たんぱく質、カルシウム、鉄分は1.3倍多く含まれています。
ただ、水分を絞るために水に溶けやすい栄養成分が流れ出してしまうのが木綿豆腐の残念なところ。
水分を多く含む絹ごし豆腐の方が、ビタミンB群やカリウムを多く含んでいます。
100g当たりのカロリー比較
- 木綿豆腐:72kcal
- 絹ごし豆腐:56kcal
どちらもヘルシーですが、絹ごしの方がやや低カロリーですね。
料理での使い分け方
しっかりとした固さのある木綿豆腐は、焼く・炒める・煮る・揚げる など、調理して食べるのに向いています。
滑らかな食感が楽しめる絹ごし豆腐は、冷奴や味噌汁、スープなどに向きます。
もっとも、「冷奴に、木綿 or 絹ごし」と言うのは、好みと馴染みにもよるので、一概に言えないような気もしますね。
オススメ豆腐レシピは?
◆Tofu steak recipe 豆腐ステーキのレシピ・作り方
お豆腐のおすすめレシピと言えば、何と言っても「湯豆腐」ではないでしょうか。
湯豆腐はポン酢でいただいてもおいしいですが、おすすめは葱(ネギ)とかつお節のタレ。ステンレスの専用のタレ入れか、なければ湯のみなどに刻んだ長ねぎと醤油、かつお節を入れておきます。
昆布を敷いた土鍋の真ん中にタレの入れ物を入れて火にかけ、斜め切りにした長ねぎ、タラ、お豆腐を入れ、タレにつけながらいただきます。
湯豆腐の時には、お鍋用のお豆腐として売っている物か絹ごしが向いている気がします。
引き上げた昆布は、細く切って入れて、一緒に食べてもおいしいですよ。
火はグラグラと煮た立てたりせず、やさしい火加減でいただきましょう。
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ヘルシーなお豆腐を楽しもう
子供の頃、お豆腐といえばお鍋やボールを持って買いに行くものでした。
その後は、青いパックに入った立方体のようなお豆腐を買っていた記憶がありますがいつの頃からか、長方形のお豆腐が主流になっていました。
最近では、小さなお豆腐の2個・3個パックが増え、家族の人数が減り、お豆腐を食べる機会が減っているのかなと感じます。
絹ごし豆腐のような、食感の良い柔らかいお豆腐が生まれたのは江戸時代の中期だそうです。
食べ物は、時代とともにだんだん「柔らかい」方向へ向かっていくのでしょうか?
以前は「水っぽい」と思った絹ごし豆腐ですが、最近は、こちらの方がおいしいと思うようになりました。でも、木綿豆腐のしっかりした食感も、たまに食べたくなることがあります。
木綿豆腐と絹ごし、どちらも上手に使い分けて、お豆腐を楽しみたいですね。
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