
「突然胸が痛む」・・・そう言うときってありませんか?
胸が痛いときにはどうしても心臓や肺が悪いのではないかと心配になってしまいますね。でも、実はそんな胸の痛みは、もしかすると神経痛かもしれません。
胸の痛みからくる神経痛の症状や原因はどんなものなのでしょうか?
気になる、胸が痛むときに考えられる病気と見分け方、神経痛の場合の原因や治療法、気を付けることなどについてまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね。
症状から考えられる病名、症状は?
胸が痛いときには、次のような病気の症状が考えられます。

狭心症
胸が痛いと言うとき、まず心配されるのが狭心症です。狭心症の場合は左胸が突然痛くなります。
心臓神経症
左胸が痛い場合には心臓神経症も考えられますが、これはストレスや過労が原因です。
逆流性食道炎
胸の痛みが食事と関係しているのなら、逆流性食道炎の可能性があります。
肺がん
風邪に似た症状で咳や痰が出るとともに胸がズキズキ痛むことがあります。
肋間神経痛
横向きになった・前屈みになった・ひねったなど、身体を動かしたときや深呼吸・咳をした場合などに起こる胸の痛みは肋間神経痛です。
肋骨に沿って痛みが走りますが、痛みは左右の胸のどちら一方にだけ起こります。
検査で異常が見つからない場合は、肋間神経痛であることが多いです。

胸の神経痛、その原因は?
肋間神経痛は、肋間神経という肋骨に沿った部分の痛みですが、実は原因はひとつではないんです。
最も多いのは原発性肋間神経痛。疲労やストレス、運動不足や悪い姿勢などで神経が痛むことによって胸が痛くなるのです。
そのほかにも、帯状疱疹ウィルスが原因のこともあります。あるいは、内臓疾患が原因のこともあるので注意が必要ですね。
胸の神経痛、その治療法は?
まずは病院で診療を
肋間神経痛は原因が色々なので、原因によって治療法も分かれます。
一般的には、肋間神経痛の痛みの緩和には温湿布が有効です。
とは言え、胸の痛みが内臓疾患が原因のこともあるので、もしはっきりと原因がわからない場合には病院を受診することが大切ですね。
通常は内科、あるいは整形外科。ただ様々な病気の症状が考えられることもあるので、沢山の診療科が揃っている総合病院であれば安心です。
また病院に行けばブロック注射を受けることも出来ます。ブロック注射は、鍼治療、低周波治療などにも効果があると言われています。こちらもまずはお医者さんに相談してみるのがいいですね。
治療期間は?
肋間神経痛の原因は複数あるので、治療期間については「大体これくらいで治る」と言うのが難しいもの。ただ、帯状疱疹ウィルスが原因の場合には、発疹後2週間が痛みのピークなので一か月くらいで治ることが多いです。
まずは病院でしっかりと診察を受けて原因を突き止め、痛みを緩和しながら治療を続けていくようにしましょう。

ストレスは大敵!
肋間神経痛は、ストレスが原因とも言われています。とくに睡眠不足はストレスの大きな原因。睡眠を十分にとり寝不足を解消することは痛みの改善のためにとても良いですよ。
また、不必要にストレスを溜めてしまうことの無いよう、気持ちの持ち方や生活習慣を見直すことも大切ですね。
□「骨骨1分体操」肋間神経痛・背中の痛みを和らげる体操
https://youtu.be/HyOkHxurOMY
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適度な運動と保温を!
胸の痛みを発症する肋間神経痛は、普段から姿勢が悪いときも起こりやすいもの。普段から姿勢に気を付けること、そして、無理な体勢を取らないようにすることなども大切です。
そして無理な運動は避け、適度な運動量を心掛けるようにしましょう。
また、「冷えは万病のもと」とも言われます。冷えも肋間神経痛の大敵ですね。
とくに夏場はエアコンや冷たい飲み物などには十分注意しましょう。身体と内臓を温める食生活を送るよう気を付けたいですね。
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