ものごとを考える時に活用すると便利な「マインドマップ」を知っていますか?
あれこれ考えて、モヤモヤしている頭の中を整理するのに最適なんです!
マインドマップの描き方をご紹介しますので、考えをまとめたい時に使ってみてください!
マインドマップの概要
「マインドマップ」は、1970年代に活躍した英国人教育者のトニー・ブザン氏が世間に広めました。
「思考の表現方法」として考え出されたようです。
私たちは頭の中でいろんなことを考えています。
友達と話をしている時に、キーワードから別の事を連想して話が脱線することないですか?
「聞いてよ!買い物に行った時に腹が立つことがあって」
「うん、どんな?」
「レジに並んでたら割り込みされて…」
「それは腹立つね!そういえば今、袋が有料になったけど、レジ袋って買ったの?」
「ちゃんとエコバッグ持って行ったよ-!100円ショップにたくさんあるよ!」
「エコバッグいるよねー…あれ?なんの話だっけ?」
というふうに、出てきたキーワードで思いつくことをしゃべってしまって、元はなんの話だったか忘れてしまうことがよくあります。
これが頭の中でも起こっていて、考えていることはひとつだけではないんですよね。
その考えを「見える化」して頭の中を整理するのが「マインドマップ」です。
マインドマップの描き方
マインドマップの描き方の手順です。
難しいことはありません。
① まず用紙の中央にメインテーマとなる言葉を書きます。
② そのテーマから連想される言葉を線でつなげながらどんどん書き出していきます。
③ ひとつの言葉からいくつも線が伸び、新しく出た言葉からさらに線が伸びて、というように言葉が放射状に伸びていくイメージです。
言葉から次の言葉につなげている線のことを「ブランチ(枝)」と呼びます。
新しく出た言葉から次の言葉をブランチでつなげてまた新しい言葉をつなげる、の繰り返しです。
意識するのは、無地の紙を横長で使用し、中央から描いていく、ということ。
言葉を描き出していくのに、縦ではなく横向きのほうがイメージを広げやすいです。
箇条書きでは縦ですが、連想してつなげていくのは縦ではなく横のほうが膨らみやすいですね。
1年間書き続けた人が語るマインドマップ書き方のコツ【実演】
マインドマップの活用例
マインドマップはいろんな場面で活用することができます。
学習方法
例えば歴史の勉強で「織田信長」についてまとめたい時、
「織田信長」→「明智光秀」→「謀反」
→「本能寺」
→「うつけ」→「父の葬式」
→「濃姫」→「斎藤道三」→「美濃」
と、「織田信長」から派生した言葉、さらにその言葉から派生した言葉、と関連している言葉をブランチでつなげていくことで整理することができます。
もちろん他の科目にも活用できますし、マインドマップを活用する学習方法が身につけば、理解力、記憶力がアップする手助けになりますよ。
会議の資料
会議に使う資料にマインドマップを活用すれば、
議題の「テーマ」→「必要な物」→「購入できる店舗」
→「必要な時間」→「締め切り」
→「担当」
→「注意点」→「過去のクレーム」
など、優先順位や必要事項が見ただけでわかり、円滑に進められます。
資料を作ったあなたの評価が上がるかも!?
ToDoリスト
日常生活のToDoリストとしても使えます。
例えば年末の忙しい時期、やることはたくさんありますよね。
「年賀状」「大掃除」「おせち」「お年玉」などしかければいけないことを描き出していき、
「年賀状」→「いつまで?」
→「お店プリント」→「どのお店」
→「自作」
→「枚数」
というふうに、「何を」「いつまでに」「どれだけ」必要なのか、というのが整理でき、優先順位が高いことから終わらせていけば計画的に年末を過ごせますよ!
まとめ
勉強でも仕事でも、生活していれば人はいろんなことを考えているものです。
頭で考えているだけではまとまるものもまとまりません。
「あれもこれもどうしよう!」とイライラしてしまうだけです。
マインドマップをうまく活用し考えを見える化することで、ひとつずつ順番に何をこなしていけばよいかがわかりスムーズに物事を進められるようになり、頭の中のモヤモヤがスッキリしますよ!
■第1回 【プレゼン資料の作り方】マインドマップ活用法【ゼロから学ぶITスキル】
コメントを残す