アルミホイルに包まれた板チョコをパリッと噛んだその瞬間、あるいは、金属のスプーンを口に入れたとき、キーンと嫌な痛みが走った経験はありませんか?
この痛みを知っているあなたは、以前に虫歯を治療して、金属のかぶせものをしているはず。
つまり、銀歯がある人だけに起きる現象なのです。
では、銀歯のある人がアルミホイルを噛んだり、金属のスプーンを口に入れたとき、口の中では一体何が起きているのでしょうか?
その痛みの正体について、詳しく説明していきましょう!
口の中で電流が走る?!ガルバニック電流の仕組み
痛みの正体、それは電流が流れることによって起きます。
アルミホイルを噛んだとき、なんと、あなたの口の中では電流が流れ、その結果、歯の神経が痛むのです。
電流が流れる仕組みは、昔、小学校の理科で習ったことを、思い出してみましょう。
こんな実験しませんでしたか?
電解液に違う種類の金属を浸して電流を流し、豆電球をつける。これはイオン化する(金属が溶け出す)ことで電流が流れるのです。
口の中で起きている現象も同じ。
つまり、アルミホイルと銀歯という違う種類の金属が、唾液を介して電流を流すのです。
この電流のことを、「ガルバニック電流」といいます。
金属同士が起こす電流ですから、虫歯治療をしたことがなく、口の中に金属がない方は、当然ガルバニック電流は流れません。
このガルバニック電流、アルミホイルを噛んだり、金属のスプーンを口に入れたときだけに、違和感や痛みを感じるというだけならいいのですが、他にも困った影響を及ぼすことがあるんです。

電流が流れると言うことは、イオン化する(金属が溶け出す)ということ。
つまり、溶け出した金属は、少しずつ体内に蓄積されていくことになります。
これが、金属アレルギーの原因になったり、なんと老化を促進する原因になることも。
脅すわけではありませんが、問題はまだあります。
あなたは今、原因不明の肩こりや頭痛、不眠などの症状に、悩まされていることはありませんか?
もしかすると、それらの症状はガルバニック電流が、原因となっている可能性も・・・?!
どういうことかというと、そもそも、人間の身体には微弱な電流が流れていて、この電流によって、脳は全身をコントロールしています。
ところが、口の中で常に電流が流れやすい状態にあると、脳は混乱を起こし、肩こり・頭痛・不定愁訴・自律神経失調症など、様々な不快な症状が現れることがあるのです。
虫歯治療を何カ所もしている場合は特に、違う種類の金属を使って治療されている場合があります。
そうすると、常に電流が流れている状態になり、身体の不調につながったり、歯が焦げる、銀歯が溶けるなんてことも起きてしまいます。
もし、思い当たるようなことがあるなら、歯科医院で相談してみましょう。
同じ種類の金属に統一してもらう、あるいは金属以外のかぶせ物に変えてもらうという方法などが考えられますから、是非検討してみてくださいね。
今お話しした内容が、非常に分かりやすくまとめられた動画がありますので、紹介しておきましょう。
【オモシロ雑学】衝撃!銀紙を噛むと歯がキュイーンてなる理由!この現象が恐ろしくヤバかった!
ガルバニック電流は悪いことばかりではない?!
アルミホイルを噛んだとき、何故痛みが走るのか、謎が解けましたね!
ただ、スッキリしたのと同時に、ガルバニック電流に対して、怖いイメージを抱いたかもしれません。
しかし、多くの場合は問題ないので、心配しすぎないでくださいね。
普段の生活では、アルミホイルを噛まないように、そして、金属のスプーンやフォークを使わないように気をつければいいでしょう。
どんなものでもそうですが、悪い面もあれば良い面もあるわけで、最後にガルバニック電流の良い面も、紹介しておきたいと思います。
なんと美容界では大絶賛されているんですよ!
海外セレブもハリウッド女優も、ガルバニックエステにハマっているんだとか。
そして、なんと世界三大美女のクレオパトラもガルバニック電流を利用して、お肌を手入れしていたなんていう噂も・・・!
活用方法にによってはガルバニック電流も有用ということが分かりますね!
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